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zoom RSS 戯言読書録 パッとしない子

<<   作成日時 : 2017/09/09 14:29   >>

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キンドル用に書き下ろされたショート小説です。感想もショートに。





タイトルは「パッとしない子」
言葉としては軽くてあっさりしているが、
自分がそう言われたことを想像すると嬉しい言葉ではない。
深く考えると、残酷な響きを含んでいる。

大人の目線で見ると学校で1クラス目渡せば、そう形容したくなる子は少なからず
いるのが普通で、本人には直接言わなかったとしても、
それによって大人が態度や扱いを変えてしまっている場合もあるかもしれない。
敏感な子供はそれに気付くはずで、案外本人は大人になっても出来事や感情を覚えているものだ。

それを反骨心として昇華できるか、トラウマになって消化できないか。
大人になって有名になり、何か成果を残したりする人には
子供の頃はそういう扱いを受けたエピソードを持っていることが多い様な気がする。
しかし、結果として大人になってから美談に仕立てあげているだけであって、
発信側が好きに形容する権利があるならば、当然ながら受け取り方も自由である。


本作品は、子供の頃は「パッとしない子」が、成長して人気アイドルになり、
小学校に訪れる物語である。ただし、物語の視点は成長したアイドル中心ではなく、
「パッとしない子」の印象を持っていた先生の方にしている。

アイドルとして成功しても、それを美談にはできなかった側と、
ちょっとした軽い美談として記憶してしまった側のすれ違いを描いている。
後味はあまりよくないが、どちらの立場を持っても想像できるリアリティがあり、
読んだ感想としては、決定的に善悪をつけるような話ではないと感じた。
それぞれの印象も、それぞれの行為も、自由にできる範囲内に収まっていて、
ルール違反はしていない。ただし、マナー違反はしているのだ。
そして、マナー違反の最初は「パッとしない子」という表題(イメージ)なのだろう。

大人から見た当時の自分が「パッとしない子」であったかどうかは分からないが、
印象による差別的なトラウマの記憶はないだけ良かったのかもしれない。
子供に関わる仕事に就くことはないだろうが、心の片隅に置きたい配慮はある。

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