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zoom RSS 30年間の「裏」ベストメモリーBOOK30冊(55〜60:明日編)

<<   作成日時 : 2017/05/28 08:16   >>

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明日は明日の風が吹く。明日に向けた6冊で締めます。


第55冊:闇金ウシジマくん



読み始めたのは、1年ぐらい前からと遅かったのですけど、
最終章が始まる前に、何とか追いつけました。
タイトルに「闇金」が入ってるぐらいですから、もちろんお金にまつわる
ダークな世界が描かれていて、結末に救いのない話が普通です。
しかし、ふっと一瞬気が抜けるようなギャグ?も挟み込まれていて、
とことんダークな世界なんだけど、あまり暗い雰囲気ではありません。
ウシジマくんの破天荒だけど憎めないキャラと、破産者達のどこか滑稽で
笑えてしまう特徴がそうさせているのでしょう。そこが人気の秘密かと。

ちょっとばかり金融関係の知識を得た目線で見ると、
この闇金具合がいかに常識はずれの暴利で違法かは分かりますが、
それでリアリティがないかと言われれば、実態はともかく、
世間の「金貸し」イメージはこれが普通じゃないでしょうか。
最終章は「ウシジマくん編」だそうで、一体どのような結末を迎えるのか。
反面教師の意味を持った教訓漫画としても、フィクションだからこそ徹底的に描ける
エンターテイメント漫画としても面白い、悪の傑作です。



第56冊:銀の匙 Silver Spoon



完結間近で長期休載になってるみたいですが、最後が楽しみなマンガです。
…と言って、以前からのファンぶってみましたが、
実は読み始めたのは。これもまたつい最近になります。
「少年サンデー」らしいテイストで若者が楽しめる内容でありながら、
大人が読んでハッとさせられる教訓深いストーリーになっています。
未見ですけど、アニメも実写映画も良い出来になっていそうなことが想像できます。

農業高校を舞台に、物語は青春的で爽やかではありますが、
経営難だったり、将来の不安だったり、家畜への考え方だったり、
綺麗事だけでは済まない切実さもまっすぐ書かれています。
闇金ウシジマくんとは、まったく方向性もテイストも違いますけれど、
「お金」や「命」を描いてるのは意外と共通点だったりします。
ちょうど交互に読んだら中和されてスッキリするかもしれません。



第57冊:ケンガンアシュラ



実は現時点で唯一、「毎週読んでるマンガ」です。
少年裏サンデーのWEBサイト上で連載されていて、アクセスするだけで
会員登録なども必要なく無料で読むことができます。
ファンタジーな格闘技描写を基調に、リアルな格闘技描写を良い具合に
ミックスさせたような内容で、バキみたいな漫画を好きな人はハマると思います。
(バキ読んだことないので想像で言ってます)

テーマは単純。「誰が一番強いのか!?ゴチャゴチャ言わんと
決めたらええねん」と、最強を決めるトーナメントが開かれます。
実際に戦うキャラが異常に濃くてバトルは熱いのがまず魅力ですが、
そこに協賛する企業の思惑を絡ませるストーリー構成も面白いです。
このままWEBで毎週読み続けて、結末まで初めてWEBで読み切った漫画
として思い出に残ればと思ってます。



第58冊:3月のライオン



アニメ化、実写映画化で話題沸騰中の作品です。
自身でも2014年にハマった漫画1位にも選びました。
将棋漫画ではなく将棋を題材にした人間ドラマの漫画なので、
将棋の知識は駒の動かし方を知ってる程度で十分ですし、
それすら知らなくても、作品の楽しめる度合いには差し支えありません。
それよりも、この漫画を読んだり、アニメや実写映画化を見た人で、
将棋を知らなかった人ほど、強い興味を持たれるかもしれません。

将棋と格闘技、どちらも好きで見てしまうのですけど、まったく別の厳しさが
あります。見た目では、命の危険性がある格闘技が圧倒的に厳しそうに
見えますけど、格闘技はルールにもよるものの、概ね自分で負けさえ認めなければ
言い訳が通じる(あれはラッキーパンチだとか、あの判定は間違ってるとか)
こともあります。しかし、将棋には一切通じません。負ける時は自分で「負けました」
と言うしかないのです。そこに相手と自分との闘いが込められていて、
将棋のルールとして好きなところです。将棋を通じて人の心を描いた本作は、
そのような人生の厳しさと美しさを力強く描いた魅力が溢れています。



第59冊:いまさら翼といわれても



<古典部>シリーズの最新作です。古典部シリーズはアニメ「氷菓」で知り、
前作の「ふたりの距離の概算」から小説で読み始めました。前作の記事はこちら。
今作は短編形式でして、過去の謎を遡って解く物語が多いです。
日常のちょっとした謎が主題なので、当人達以外にとっては言ってしまえば
どうでもいい話なのに、それを優しく砕き心地よく読ませてくれた上で、
青春に潜む苦みや切なさを味合わせてくれるのが古典部シリーズの面白さでしょう。

個人的には奉太郎のモットーである「やらなくていいことならやらない。
やらなければいけないことなら手短に」が生まれたキッカケの話である
「長い休日」が最も好みでした。このモットーは引用したくなる程気に入ってます。
そして表題作である「いまさら翼といわれても」で本書は終わっていますが、
この話を読み終えると早く続きが読みたくなります。
次作が発売されるのは、おそらく数年後になってしまうのでしょうけど、
発売されたら即買いで続きを読みたい小説です。



第60冊:中間管理録トネガワ



感想はこちら
「裏」の大トリに選ぶ60冊目の本は悩みましたが、こちらにしました。
カイジのサブキャラを主役にした、パロディ漫画の「裏」物でありながら、
2017年このマンガがすごい!の1位にも選ばれた由緒正しき名作です。
その面白さは、単行本が出たら発売日に即買いしてしまう程です。
さらにはスピンオフのスピンオフ、「 1日外出録ハンチョウ」という漫画まで
発売される様で、今後の展開も楽しみで仕方ありません。
「裏」がいつか「表」になることもある。そんな明日があっても良いでしょう。



以上をもって、2か月に渡り書いてきた全60冊の紹介は終わりです。
実は本を選定するにあたって、一つ制約を取り入れていました。
それは「同じ作者の本は極力1つしか選ばない」ことです。
一部原案が被っていたり、「シリーズ」としては紹介してますけど、
なるべく多くの作者、作風、作品を選ぼうと心がけた結果と思ってください。
人生を振り返っての自己満足的な意味が強い企画ではありましたが、
これだけあれば、1冊ぐらいはアンテナに引っかかる作品があって
何かしら試しに読んでもらえれば紹介した甲斐があります。

まだ掲載できてない本もありますので、もう少し時間が経ってから
追加の40冊を加えた、人生のベスト100冊を出せればと思います。
その他、ひそかにスピンオフ企画?も考えつつ、来月からはまた通常ペースに
戻って記事を投稿しますので、よろしくお願いします。

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