月の騎士の戯言

アクセスカウンタ

zoom RSS 30年間の「裏」ベストメモリーBOOK30冊(49〜54:女性編)

<<   作成日時 : 2017/05/21 09:03   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

今回選んだ本のテーマは「女性」です。


第49冊:ルナティック雑技団(岡田あ〜みん漫画)



感想はこちら
岡田あ〜みん三部作の時系列的には最後作ながら、最初におススメされて
初めてまともに読んだあ〜みんマンガでもあり、思い出もあって選びました。
あ〜みん初心者にとっては、これが一番とっつきやすくもありますし、
最も「女性」的な要素が強い作品でもあると思います。
ちなみに三部作、2作目の感想はこちら。1作目の感想はこちら
どの作品でも一度読めば、岡田あ〜みんという世に出てくるのが早すぎかつ、
早熟すぎた天才の中の奇才女性漫画家のことは絶対に忘れられないと思います。



第50冊:笑えない理由



感想はこちら
本作は表向きティーン向けの少女漫画だと思います。
けれど、機敏で繊細な感情を丁寧に描いた物語の運びには、
大人の男でも読んで感嘆しました。同じ頃にティーン向け男子漫画しか
読んだことない小学生男子は、心の成長度合いで追いつけるわけがない!
と確信しました。まず、小学生男子にこの漫画を受け入れる度量がないでしょう。
もし自分に子供が出来たとして、女の子にはもちろんのこと、
男の子でも、このような漫画の良さを理解できる男になって欲しいと思います。



第51冊:プレゼントは真珠



感想はこちら
斎藤けん先生の漫画から1冊は選ぼうとした時に、
当時読んだインパクトから「さみしい人」と「花の名前」が浮かんだのですが、
もう少し考えてみて、この漫画を思い出して選びたくなりました。
理由は、改めて読み返したくなりそうだから・・・なんでしょうか。
自分でもよく分かりませんが、「さみしい人」や「花の名前」のような
心を切り裂くような描写はないけれど、心を揺さぶる確かな斎藤けん節が
込められていますし、それでいてコメディとしても優秀ですから、
どなたでも気軽に楽しめる斎藤けん漫画だと思います。



第52冊:開かせていただき光栄です



感想はこちら
読み終えた後、作者の方が80歳を超えた女性であることを知って驚きました。
しかし、思い直せば、このような美麗で幻想的かつ重厚で深みのある描写は、
そうでなければ書けない作品なのでしょう。読み始めはその世界観に
圧倒されて少し近寄りがたい雰囲気があるものの、次第にのめり込んでいけます。
当時の感想にも書いてる「格調高い」の言葉がピッタリの女性的ミステリです。



第53冊:終点のあの子

お嬢様学校に通う女子高生達(とその後)の日常風景と心理的な葛藤を、
4つの短編からなる連作ストーリーで綴った物語。
そのストーリーとオチは『ビタースイート』と呼ぶのがピッタリな印象で、
様々なタイプの女性心理を細やかに描かれている。
特に女性同士のグループ間係で少しでも悩んだことのある方には、
心に突き刺さるはず。そんなシャープな切なさに包まれる描写もありながら、
行間と情景にはほんのりとだけ甘さも感じる物語になっている。

物語の中で扱ってるテーマ性を突き詰めればわりと重く、
エゴイスティックな感情も忌憚なく表現されているが、
それがあまりにも人間的に汚なかったり、エグイほどダークには感じないので、
後味の悪さはない。ライトなノリで感情移入できるのも魅力。
ページ的にも軽めで、文章の読みやすさは保証できるので、
普段は小説を全然読まないティーンから、学生時代を思い返して耽りたいマダムまで、
暇を持て余す時間に手に取れば、スイスイ読めるはず。
男としても、「女子のグループっていろいろ大変だよなぁ」という呑気な感想から、
「女子」が「女性」に目覚める過程と自覚のリアリティもあって、興味深く読めた。


こちらも女性でしか書けないだろうと納得してしまう小説です。
そして、小説をあまり読んだことがない女性にも、まずおススメしたい本です。
さらに言うと、書けはしないけれど、こういう小説を楽しめる男でありたいとも
思います。ミステリ要素はありませんが、一つ一つの短編区切りにストンと落ちる
見事なキレ味と余韻があって、物語を読む読書の醍醐味を十分に味わえますよ。



第54冊:失恋ショコラティエ



感想記事はこちら
今回選んだ本の中で正直に言って、たぶん唯一「好きではない本」です。
(詳しくは感想に書いてますが、好きではなくても面白いことも確かです)
好きな本だけを並べるのも良いですが、読書歴を振り返っていった時に、
頭にこびりついて忘れられない漫画だったので選びました。

少女マンガの「恋愛論」を煮詰めて、さらにドロッドロした濃い部分だけを
抽出したようなストーリーは、「カイジ」や「シグルイ」で劇物には
慣れていたはずなのに、まったく別方向から心を抉られました。
まったく別の次元ですが、これもまたトラウマ植え付け漫画だと思います。
とにかくサエコのピカロ恋愛劇は圧巻ですので、目を逸らさず見てください。
男はサエコのような女性に会っていないことを幸運に思うか、不幸に思うか。
女はサエコを目指すのか、目指さないのか。その二元論だけでも語れます。
チョコレートは本当に美味しそうなので、そこだけが心の拠り所です。



次回で、今度こそ本当に最後です。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
30年間の「裏」ベストメモリーBOOK30冊(49〜54:女性編)  月の騎士の戯言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる