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zoom RSS 30年間の「裏」ベストメモリーBOOK30冊(37〜42:笑点編)

<<   作成日時 : 2017/05/07 08:38   >>

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笑いに関して思い出のある本から選びました。



第37冊:もものかんづめ(さくらももこエッセイシリーズ)



ちびまる子ちゃんの作者、さくらももこ氏のエッセイ集です。
今や日曜夕方6時の国民的アニメであるため、子供向けの印象が
強いかもしれませんが、マンガのちびまる子ちゃんや、
アニメ初期は案外シニカルなネタが多くて、大人も楽しめます。
エッセイはその傾向がさらに強くて、さくらももこ氏の冷静な心理と、
的確な状況描写が冴え渡っています。そのセンスは、初期の当ブログで、
面白い体験話や日常の描写を書くときに参考にしていた本でもあります。
(当然プロには届きませんし、敵いませんがあくまで目標としての参考です)

本書は記念すべきエッセイ集の1作目です。
「さるのこしかけ」や「たいのおかしら」も同じぐらい面白いので、
1冊読んでハマった方はそちらもぜひ。
もう一つ、取り上げようか迷ったのが「永沢くん」という漫画で、
世界観はちびまる子ちゃんそのままに、中学生になった
永沢くんとその仲間達が繰りひろげる、どこまでもバカバカしい
エピソードを描いています。このバカバカしさを客観的に見て、
面白く切り取れる能力もまた、笑いのセンスだと思います。



第38冊:爆笑問題の日本原論〈2〉



表の思い出30冊で紹介した「さまぁ〜ずの悲しいダジャレ」に並ぶ、
お笑い(芸人)の面白さを知った1冊になります。
タイトルはお堅い感じですが、内容は当時の時事ネタに対して、
爆笑問題が漫才形式で振り返る、心の底からくっだらない(褒め言葉)本です。

どこかで書いた覚えはあるので話は被るかもしれませんけど、
その思い出を改めて書きます。田舎へ遊びに来たものの、
娯楽がなくて暇をしていたある日、近くのジャスコに出かけた際
書店でこの本を偶然買いました。帰ってから赤いきつねを食べながら読んだのですが、
「吹いたwww」という表現がそのまま当てはまるぐらいツボに嵌って、
赤いきつねをまともに食べれませんでした。これで爆笑問題の漫才(本)に
開眼して、しばらく様々な本を買い漁った覚えがあります。



第39冊:武士沢レシーブ

これほど(ある意味で)見事な打ち切り最終回を他に知らない。
終盤はわりとシリアスなストーリー展開だっただけに、
インパクト倍増。ラストシーンも妙に美しい。
あと、「おかゆクラブ」のくだりは面白かった。


うすた京介氏といえば「すごいよマサルさん」が代表作として
超有名(次いでピューと吹くジャガーかな?)だと思います。
個人的には当時週間少年ジャンプで1話から最終話まで
読みきった本作が圧倒的に印象深いので、あえて選びました。
文庫版なら1巻で完結していて、手軽に読み切れるので、
案外うすた京介漫画の入門編としてもおススメしたいです。

言ってしまえば、後半はおそらく人気とテンションが失速して
打ち切りなんですけど、その打ち切りを大々的なネタに仕立て上げ、
とてつもなくシュールかつ、なぜか爽快感のある終わり方に
なってるのはあまりにも有名な話です。
あと、久しぶりに読んだ「おかゆクラブ」のくだりの面白さに続く発見として、
「ファミレスでお金が足りなくなって困る話」も面白かったです。



第40冊:純情パイン

10年前、週刊少年ジャンプを毎週買って、熱心に読んでいた頃、
この漫画「純情パイン」は、突如掲載された。

独特の絵と設定、シュールと形容するしかないギャグは、
当時中坊のガキだった私の理解できる範囲を超えて、
読んだ印象は「なんだこれ…」だった。

しかし、その奇妙な存在感は、当時の学校内のジャンプ読者間で広がり、
「円の動き」「交換日記を二往復」「オナップ星人」
などの言語は一部で流行した。
わずか13話でのロケットで突き抜けた打ち切りと共に、すぐに忘れて廃れたが。

その後、週刊少年ジャンプを読んでいた頃の思い出に耽る時、
この漫画のことを、なぜかまれに思い出すことがあった。
熱中して読んだわけでもなく、特別に面白いと思ったわけでもないが、
記憶の中には、この漫画で植えつけられた何かがあったのだ。


あれから10年経ち、今回の復刻で改めて読んでみた。
感想は「なんだこれ…」ではなく、「ふつうに面白いぞコレ!」である。
おそらく一般的には、とても「ふつう」ではなく、
今のジャンプに連載されて、今の小・中学生が読んでも、
きっと「なんだこれ…」と感じて、すぐに打ち切りになるだろうが、
10年経って、自分の趣味・趣向はこれを「ふつうに面白い」と感じる様になってしまったのだ。

そして、作者の尾玉なみえ氏が、当時は若干22歳のうら若き女性にも
関わらず、このような漫画を執筆されていたことに衝撃を受けた。
まさに早すぎた天才、いや早すぎた変態だと思う。
他の尾玉なみえ作品を衝動買いしたくなってしまった。

これから週刊少年ジャンプの思い出を語る時が来れば、
この漫画のことを毎回持ち出してこようと思う。
例え伝わらなかったり、引かれたりしようとも。


思い出はレビューに書いてる通りです。
なんだか分からないけど、瞬間風速的にとてつもないインパクトがあって
記憶に残ってる漫画ってありますよね。まさにそれがこれなんです。
あの当時、週刊少年ジャンプを買っていなければ知るはずもなかった漫画で、
知ったところで人生には何の役にも立ちません。話題になることも普通ないし、
なにかの含蓄になるわけでもない。けれど貴重な出会いだったと思ってます。



第41冊:松本人志のシネマ坊主

著者 : 松本人志
日経BP出版センター
発売日 : 2002-01-31


何かのレビューとか批評をする時に、頭の片隅に置いていた本です。
当ブログで初期に書いた何らかのレビューや批評は、特に影響を受けていた
と思います。ともすれば過激な内容を含んでいて賛否両論あるだろうし、
過激なことを言えば自分に跳ね返ってくることもあるでしょう。
でも何かをレビューし、批評するというのはその覚悟を持つ必要があって、
当たり障りのないことだけ書いても面白くはありません。
…なんて、当時は若さゆえにそう考えてレビューを書いてましたが、
大人になるほど「そうはいってもねぇ…」とオブラートに包もうとします。

たぶん松本人志さん自身も多少は考えが変わることもあるでしょう。
今となっては同じ映画でも違う見方をされるかもしれません。
しかし、この自分本位なぶった切り感こそがレビューや批評の
醍醐味でもあり、芸術でメシを食べる人にとって大切なセンスなのでしょう。
その表現方法において、松本人志節を魅力的に感じた。
という位置付けの本になります。ちなみに松本人志映画は、
正直「さや侍」ぐらいしかピンとは来てませんが…。今、Amazonプライム限定で
見れる『ドキュメンタル』という番組の企画センスはやはり面白いです。



第42冊:いぬまるだしっ

堂々の完ケツ巻。
1巻から11巻に至るまで、笑いのクオリティが落ちたとか、
展開がダレたとか、マンネリしてきたなどの感想を抱かなかった。
11巻では、いぬまるくんの父親の正体も判明し、
ギャグ漫画にしては珍しい程にストーリーもしっかりとケツ末が付いた。
ギャグ漫画としてはさらにしっかりとしたまるだしオチがついている。
毎回どこかのワンシーンでは必ず笑わせてくれる安定感があって、
本当に素晴らしい優良ギャグ漫画だったと思う。
そして、たまこ先生は近年稀に見る名ツッコミ女史だったと思う。リスペクト。


トータルで見て、本当によくできたギャグマンガでした。
瞬間最大風速的にはもっと面白いギャグマンガや、印象に残るギャグマンガは
あると思います。武士沢レシーブや純情パインもその類ですし。
しかし、最初から最後までペースやテンションが落ちずに
ずっと一定以上面白かった点では、いま現在読んだ中で、
個人的にはこの作品が頂点であり笑点です。
それは年代的な感覚もあるかもしれませんが、作者の「週刊少年ジャンプ的」
な要素を詰め込んだ笑いのセンスは、今の若い世代にも届くと思ってます。



それでは、また来週に。

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