月の騎士の戯言

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zoom RSS 30年間のベストメモリーBOOK30冊(13〜18:変革編)

<<   作成日時 : 2017/04/16 08:02   >>

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趣味が移り変わり始めた時期の本です。



第13冊:ヴァンパイア騎士



「少女マンガ」というジャンルに目覚めるキッカケになり、
ブログが活性化するキッカケにもなった、絶対外せないシリーズです。
今更詳しく説明するのが逆に難しいぐらいですね。
この作品に出会わなかったら、それ以降に読んだ少女漫画は
全て読むこともなく、今でも偏見を抱いていたかもしれません。
当ブログの三大長編・漫画感想シリーズの中核、つまりキングです。
ブログテーマの「ヴァンパイア騎士」を遡って読んでいただければ、
そこにすべてを置いてきたので、よろしくおねがいします!



第14冊:それでも町は廻っている



つい最近完結しました、通称「それ町」です。ヴァンパイア騎士とは逆で、
このマンガは書いてない感想が溜まりまくっていて、
近い内に戯言読書録で詳しく取り上げたいと思っています。
ここでは簡単に魅力を表すならば、何度でも読み返したいスルメ漫画。
ひとつひとつの話は平凡で静かだけど、奥深くてあっさりと楽しい。
おススメ漫画に挙げたい漫画の筆頭格として、名前だけでも覚えて帰って下さい。



第15冊:シグルイ



「それ町」の逆で、ヴァンパイア騎士のさらに逆でもある、
人におススメするのを躊躇する漫画です。まず初対面の人にはやめときましょう。
クセだらけの絵、地獄のような展開、衝撃のラスト。
どこを取っても万人に薦められるような内容ではないながら、
一度読んだら目に焼きついて離れず、続きを読まずには心が落ち着かない。
(結果最後まで読んでも落ち着かない)異様な禁断症状を招く作品です。
ということで、おススメはしませんが、詳しく知りたい方は過去に感想を
書いてるので、こちらをどうぞ。



第16冊:ラストゲーム



書いた記事はこちら
補足することもなく、何かの少女漫画を読んだことある人ならば安心して読んで下さい。
ヴァンパイア騎士は感想を書くという大義名分があったので除くと、
それ以降に月刊LaLaを購読してたのは、ラストゲームを読むことが
目的のほぼほぼ全てで、そうまでして追い続けたので思い出深いです。
大学生になる前ぐらいの擦れてない女性に、自信を持っておススメする
何の変哲もなく面白い、素敵な恋模様を見れる少女マンガです。



第17冊:みをつくし料理帖シリーズ

時代小説だが、すごく読みやすい。
幼くして両親を亡くした主人公の澪は、
人生に待ち受ける困難に対して、
料理人見習いとしての類稀なる鋭敏な味覚、
不幸に負けない健気な立ち振る舞い、
そして周りの助力を感じながら成長してゆく。

第1話にあたる「狐のご祝儀」を読み終える頃には、
物語に没入し、登場人物に感情移入し、屈託なく感動できる。
「雲外蒼天」とは、まさにこの話のことだろう。
それぞれの話は、美しいオチの文章によって
独立させてもすっきりと読み終えれるのだが、
物語間の繋がりや伏線も濃厚に描かれているため、
読み進める程に続きを読みたくなる。

何よりの魅力は、作中に出てくる料理が、
巧みな描写表現とシチュエーションの妙によって、
ちょっと想像するだけでも美味しそうに感じる。
料理と人情は時代を選ばずストレートに伝わる所以だろう。
巻末付録には作中に出てくる料理を
現代風にアレンジして作れるレシピも付いてるので、
試せる方はぜひ。


とかく心に染みいる、純時代小説です。
当時のDREAMプロデューサー笹原さんがおススメで紹介していて、
実際に読んだら見事に突き刺さってしまいました。笹原さんの記事
笹原さんもどなたかのおススメで読んだと書かれているので、
こうしておススメの連鎖で、口コミが広まっていくのも読書の楽しみ方でしょうか。
時代小説と聞いたら、特に若い方は敬遠するのが普通でしょうけど、
このシリーズはそのハードルを軽々超えてきますし、感受性が強ければ
若くても泣いてしまうかもしれません。私でさえ何度か泣きそうになりました。
老後に読むことを楽しみにしておく意味でも、傍に置いておきたい本です。



第18冊:告白

著者 : 町田康
中央公論新社
発売日 : 2008-02
明治時代、実際に起こった大量殺人事件を題材にした
フィクション小説。全800ページ超えの長編であるが、
事件にまつわる描写は内容の5分の1程度に過ぎない。
この小説の主旨は、話の主人公であり、事件を起こした張本人、
熊太郎がそれに至るまでに経験した奇妙な物語と、
心の声、すなわち『告白』で構成されている。

熊太郎を今風に表せば、ヤクザ崩れのニートであり、
一見強気な態度を見せることはあっても、
根の性格や考えていることは、どこまでも気弱である。
しかし、その内向的な心情(作中では思弁的と表現)から、
考えてることを言葉として上手く表現出来ず、
相手に意図が伝わらない様子には深く共感できる。
だからこそ、熊太郎が味わう様々な苦難と絶望、
そして最期の様子には、何ともいえない滋味と切ない説得力があった。


以上のような説明と、カバー裏の説明文からは、
大変に堅苦しい作品であるような記述になってしまったが、
実のところ、テーマとは真逆のコメディ小説としても読める。
全編の文章体からして必要以上におもしろおかしく、
熊太郎の考えている内容や発する言動は、
自虐混じりでユーモアに富んでいる。
尚且つ時の文で、現代との比較を交えた例えや、
容赦ないツッコミが炸裂しているのが笑える。

まぬけで馬鹿げた愉快な擬音の多さには、
まさに「くほほ」と吹いてしまうほど。
放言交じりの口語や古めかしい用語の
意味や意図を汲み取るのは少々の労を要するが、
時代背景とページ数を差し引いて考えれば、
極めて読みやすい小説である様にも思う。
ハマって一気読みしてしまうなんて、「あかんではないか」


これも同じく笹原さんの紹介文で知った本です。笹原さんの記事
読書とは「究極のひまつぶしである」という説の裏付けとなる一冊。
800ページを超える時点で、普段読書をしない人はまず手に取らないでしょう。
けれど、時間がある時に騙されたと思って読んでみて下さい。
何ともいえないバカバカしさに溢れながら文章の面白さが溢れてきます。
私は田舎に帰り、暇を持て余す時間にハンモックに揺られて、
眠りこけながら読めるという、おあつらい向きのシチュエーションでした。
もし自分が無職になってしまったら、これを読んで過ごすだけの1日が
あってもいいと思ってます。無職にはなりたくないですけど!



さらに来週へ続きます。

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