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zoom RSS 少女漫画探訪 第45回:『桐島、部活やめるってよ 』と『少女』

<<   作成日時 : 2017/02/19 08:38   >>

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小説と映画は未見の男が、なぜか手に取った少女漫画の感想を。



最初に断わっておきますが、珍しくあまり漫画を褒める回ではなく、
「漫画の映画化」や「小説の漫画化」について考え、批評する内容です。








どちらも原作は小説で実写映画化されていることは知ってましたが、
特に興味があったわけではないので、未見のまま2017年を迎えました。
今回突然漫画を手に取ってみたのは、正月休みの暇な時間、
隣り合わせで棚にあったのが目についたから、いわば気の迷いです。

原作が漫画であるものを実写化するのはよくある話で、
その度に原作ファンが阿鼻叫喚に包まれるのもまぁよくある話でしょう。
これは統計を取ったわけでもない偏見のデータですが、
漫画原作を実写映画化した場合、とてつもなくバッシングを浴びるか、
存外に出来が良くて意外なヒットになるか、両極端に分かれるイメージです。

ただ、映画の評価がどうであれ、原作の漫画は一時的に注目を浴びて
売上が上がるのは確実だと思います。たとえ実写映画は駄作であっても、
それをキッカケに作品を知った人が、原作の漫画を読んでみて、
ハマるケースもあるでしょうし、それは素直に喜ばしいことです。
このサイクルが続く限り、漫画を実写映画化する波は止まらないでしょう。
実写化をバッシングするファンの感情よりも、新しいファンを取り入れて利益を
出そうとする企業の戦略が勝っているから
…です。


この2作品の原作は小説で、後に実写映画化、漫画化しているケースです。
これがどう取り扱われるか。結論から言って、イマイチ話題性に欠けてしまう。
そんなイメージです。例えば、原作小説がSFファンタジーものならば、
言葉では伝わりにくい幻想的な描写や、実写化すると滑稽に見えてしまう描写が
漫画特有の表現として活かすことで、面白さがプラスになることはあるでしょう。

ところが、今回取り上げる2作のように、ごく普通の学校生活が
舞台である場合は、必ずしも漫画にすることがプラスとは限りません。
小説や実写映画によって、表現は過不足なく伝えられてるでしょうし、
漫画にしなくても分かりやすい物語であるため、さほどメリットは感じません。

それでも、少女漫画化してみるという試みは正解だと思いました。
両作品とも「学園生活」、「思春期」、「人間関係の悩み」、「機敏な心情」、
「最後は爽やか」という点で、少女漫画スタイルにマッチ
しています。
(「最後は爽やか」については、原作や実写映画もそうなのかは分かりませんが)


以上、ここまでは作品の感想外である批評を徒然書いてきました。
肝心要の漫画を読んだ感想は、「う〜ん…なんだか微妙かな」です。
ただし、この評価は最初に断わった通り、原作小説も実写映画も見てないので、
何かと漫画版を比較したものではありません。あくまで描かれてる物語を
少女漫画として読んでみた個人的な感想です。

「桐島、部活やめるってよ」は、ごくありきたりな青春の1ページに潜む
負い目や隠し事をタイトルのセリフからあぶり出すオムニバス形式です。
一つ一つのエピソードは伝わるし、描き方は斬新で悪くないと思います。
いかんせん学生時代に真正面からぶつかった何かが残ってないと
本格的な感情移入には至らないのが残念なところです。
残念なのは自分自身の青春の記憶ということかもしれませんが…。

「少女」は、学校や過程でのトラブルから発生した悩みやトラウマを機に、
死を身近に感じてみたいと感じてしまった少女2人のミステリーです。
これもミステリー的などんでん返しや、サスペンス調の緊張感はあります。
が、どうにも少女2人の思想と行動が飛躍しすぎていて、
なかなかついていけません。共感を度外視して、真相を探るミステリや
サスペンスとしてだけ楽しめばいいのかもしれませんが、
そうすると少女漫画の良さが引き出されないことになってしまいます。



ということで、今回の教訓としては、少女漫画は原作小説(実写)ではなく、
作者さんが一から書き下ろしたオリジナルで読みたい

と思った次第です。このような批評を覆す原作小説(実写)を少女漫画化して
面白い作品があれば教えていただければ幸いです。

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