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zoom RSS 少女漫画探訪 第25回:だぁ!だぁ!だぁ!

<<   作成日時 : 2015/08/08 09:08   >>

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なかよし60周年記念の復刊漫画です。


『こいつら100%伝説』に続き、懐古少女漫画シリーズで続きます。
今回は漫画で読むのは初見なのですが、
2000年頃にアニメで放送していたのはこっそり見てた作品です。





wikiよりストーリーを転載。

中学2年生の少女・光月未夢は、両親が仕事でアメリカのNASAに
行くことになったことを機に、母親の知り合いである平尾町の西遠寺に
一人預けられることになった。しかも、その西遠寺の住職・西遠寺宝晶も
インドに修行に行ってしまい、宝晶の息子で未夢と同い年の少年・西遠寺彷徨と
2人きりで暮らすことになってしまう。唐突な展開に戸惑う二人だが
更なるアクシデントに見舞われ、地球から120億光年離れた「オット星」から、
超能力を持ったオット星人の赤ちゃん・ルゥと、ベビーシッター兼ペットのワンニャーが
小型UFOに乗って寺の敷地に墜落するという事態に遭遇する。(中略)
かくして、一夜にして目まぐるしい出来事に見舞われた各々は、
それぞれ複雑な家庭事情を抱えながらもひとつ屋根の下で暮らすことを決め、
ワケあり者同士で営む共同生活をスタートさせるのであった。


引用しといて何ですが、説明長いですね。
簡単に略すと、中学2年の男の子と女の子と宇宙人の赤ちゃんと
言葉を喋れるイヌっぽくネコっぽくぬいぐるみっぽい動物のシッターが、
共同生活をしながら「家族」になっていく、そんな話です。


漫画の感想前に当時アニメを見ていて覚えてるのは、
『心がほんわかする!』です。当時は自分も思春期真っ只中で、
いろいろ気持ちが荒れてる時もあったのですけど、
このアニメを見てる時はどうにもほんわかしてしまうのでした。

展開的に何か特別に凄いことが起こるわけでもなく、
最初から最後まで王道な筋書きを通っています。
それでいて退屈しないのはキャラ達が楽しそうに動いて、
その流れがすごく丁寧に描かれているからです。
どんな堕落した状態でも、このアニメを見ると安心できる、
リラックスハーブティーのような効果を持ってる作品でした。


特筆したいのは、年頃の男が見ても笑っちゃうぐらい
アニメのコメディシーンには力が入ってました。
ちょっとした動きにもやたらコミカルな場面があるし、
特にクリスちゃんの妄想シーンは今見ても抱腹絶倒!
興味がある方はこちらを(前後関係分かって見ると尚面白い)
他にもみかんさんの暴走やら、水野先生の変人キャラは
今でも強く印象に残ってます。

全78話と全部見るには相応の時間を取られてしまいますが、
BGMを聞いてるだけでも癒されるので、夕飯時に1日1話でも流せば
家庭の雰囲気はぐっと良くなる…かもしれません。
教育的な内容じゃないけど、ごく自然に教育的な側面を学べます。
これがNHK教育の真骨頂!ブルーレイBOXの発売を期待しましょう!



アニメの感想が長くなってしまいましたが、
今回改めて漫画で読んでみた感想を。
宇宙人だったり、秘密道具的なアイテムだったり
物語にはSF的な要素がいろいろ出てくるのですけど、
描かれるのはごくある日常で、テーマは「家族」なのです。

未夢と彷徨が同居するシチュエーション自体は、
少女漫画的なフィクションですけど、やり取りに不思議はなく
思春期男女の微妙な心情がとても良い形で出てます。
ルゥとワンニャーが外泊して二人きりになる話では、
未夢は意識して気まずさを感じるも彷徨はマイペース。
買い物する場面ではテンション上げて絡んだりしても、
「なんでもいい」と男の子の連れなさでヤキモキさせます。

それがとある食材を見て以降は、未夢のがんばりに
彷徨も乗っかって、恋愛よりも家族的な良い雰囲気に。
ここが「だぁ!だぁ!だぁ!」特有の心が温まる場面展開で、
ドキッとさせるアクシデント(1巻のアクシデントキス的な)より、
何気ない自然なやり取りにグッとくる
んですよ。
話が進むと意識しない家族のような関係が普通になってきて、
二人だけの場面では、今度は恋愛を強く意識するのですね。


ルゥにしても、育児は基本的にワンニャーがするし、
それほど作品内で育児が大変なことは語られなかったと思います。
でもここぞという時は、宇宙人の赤ちゃんな事がポイントになってます。
不意に超能力を使ったことで起こるトラブルだったり、
宇宙からやってきたトラブルメーカーとの遭遇だったり。
地球の赤ちゃんで現実的な事件だと深刻に捉えて
「警察よべ!」になってしまうような話が、SFな設定であるから
身内の問題として解決しようとする流れに落ち着くのです。
そこで一人っ子で家を留守にしがちな両親がいた未夢と彷徨は
中学生ながら、地球でのママとパパとしての行動をします。

二人だけの時は、年相応の男子と女子なのですが、
ルゥくんが絡むと大人(になろうとする)の顔が見えてくる。
その成長過程が、彼らと同じ年の時期には感情移入できるし、
大人になって見るほどほっこりすると思います。
逆に二人やルゥではちょっと解決できそうにない出来事には、
ワンニャーだったり、周りの大人達が良い具合に助けてくれるのも、
すべて上手く解決できるわけじゃないバランスになってます。



アニメとはまた違った印象もありました。
漫画の方が、より少女漫画っぽい展開が多くて、
未夢と彷徨の関係が強くクローズアップされてますね。
未夢の心境は女の子らしく、彷徨はクールです。
漫画で見ると絵柄も少女漫画テイストで「なかよし」っぽいです。
(アニメだと少女漫画な感じよりNHKな感じになってます)
最終回がアニメとはどう違うのかも気になるところですね。

あとは漫画だと意外にも、未夢のちょっとした
エッチなハプニングが多い!
アニメではカットされてたんですね。
といっても『わたしに××しなさい!』とは、
比べられないカワイイレベルです。20年経って『なかよし』は
あらぬ方に進んでしまったようですね。
これを機に今の『わたしに××しなさい!』読者の方々にも
ぜひ読んでもらいたいです。(なかよし繋がりっていうだけ)

恋愛劇をたっぷり味わいたい方は漫画を。
ほんわかした時間を楽しみたい方はアニメを。
どちらの側面からでも文句のつけようがない優良作品だと思います。
当時アニメを好きだった方もこの機会に漫画を読まれてはどうでしょう。

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