月の騎士の戯言

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zoom RSS 少女漫画探訪 第22回:おしゃべりな時間割&塔子さんには秘密がある

<<   作成日時 : 2015/05/16 09:00   >>

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いけいけ、ゴーゴー、ジャンプ!(※注:筆者は28歳の♂です)


6年も前の拙い感想で申し訳ないですが、
姫ちゃんのリボン 第1巻(文庫)感想を書いてますので、よろしければご一読を。
あれから6年経っても、ま〜だ悠長に少女漫画を読んでる、
というか当時よりも底なし沼の奥地にズンズン進んでることに、
軽いめまいと感動を覚えますが、好きでやってることなんで
後悔はありません。また6年後もいけいけ、ゴーゴー、ジャンプ!ですよ。

ちなみに姫ちゃんのリボン』は、この後全巻読破して
「感動した!感想書こう!」と思い立った…はずなんですけど、
今日まで感想を書いてません。なぜでしょう?(知るか)
今更これほどの名作を紹介する必要はない(読めば分かります)
と思うので、今回は同じ水沢めぐみ先生の他作品について書きます。
でも読んでない方はまず『姫ちゃんのリボン』を読みましょう
姫ちゃんのリボンを読まずして水沢めぐみ作品を語るのは、
チャーハンを食べずして中華料理を語るのと同等ですよ!!
……って、山岡さん(美味しんぼ)だったら言うと思います。(責任転嫁)



まずはチャーハンを食べて…じゃなかった。
姫ちゃんのリボンを読んだ後、水沢先生自身の実話をもとに
描かれたこちらの作品をオススメします。





小学校〜高校までの甘酸っぱい青春な思い出を、
90年代ど真ん中の雰囲気で描かれてる漫画です。
実話をもとにしているので、姫ちゃんのリボンのように
ライオンのぬいぐるみが喋るようなファンタジーはなく、
取り立ててドラマチックな事が起きるわけではありません。

ちょっとした会話、変に意識するが故のすれ違い、
でも胸に溢れる想い。そんな少年・少女時代の思い出と
ささやかな交流が、等身大なままに綴られているばかりです。
クラスメイトに1度はときめいた事のある人なら、
どこか引っかかる懐かしさを感じるでしょう。


現代の子供達がどんな風に学校生活を送っているか
よく分かりませんが、何十年経ってもドラえもんやアンパンマンは
子供の心を掴んでる様に、この作品も学校生活で
ときめく少女が読めば、時代問わず共感できるんじゃないでしょうか。
どれだけSNSが発達しても、男子と女子の微妙な距離と、
そこから生まれる青春は変わらない…あら、ロ〜マンチック。

そして当時のことを向き合えるぐらいの大人になってから
改めて読み返すと2度楽しめる
と思います。
例え夢を見過ぎていたり、痛々しいような青春でも、
それを水沢めぐみワールドにデフォルメして放り込めば、
素敵な思い出のフィルターを通して眺められる事でしょう。
それでこその妄想の花咲く少女漫画です。


まずKISSするとか、相手の家に泊まるとかしないの?
なんて即物的な恋愛に染まってしまっている方は、
一度これを読んで、清い時代を思い出してはいかがでしょう。
…え?中学生から普通にそれぐらいしてた?しょ、小学生から!?
そんな輩は当ブログの記事や水沢めぐみ先生の漫画は
読まんでよろしい!(読んでもいいけど)

で、一旦清い心を取り戻した後に、こちらを読みましょう。





うってかわって、30代半ばぐらいの女性目線の話です。
主題になってる塔子さんはじめ3人の女性が、
表向きは充実した人生を送って周りに一目置かれる一方で、
実は知られたくない秘密がある。という形の短編集です。

いくらでもアダルト、ダーティー、サスペンスにできそうな話
なんですが、ここでも水沢めぐみワールドはブレません。
倫理的にどうかは一旦置いといて、すべてオチまで爽やかです。
そして登場人物の外見から内面に至るまで、アラサー(アラフォー)
とは思えません。仮におしゃべりな時間割とキャラをまるまる
入れ替えたとしても、あまり違和感はない様な気さえします。
それを変に感じさせないのが、少女漫画界でロングラン
されてる理由だと思います。あだち充作品にも通じるような、
何年経っても安心と安定の確かなブランドですね。


驚くのは作品が描かれた年代的にも、登場人物の年齢的にも
『おしゃべりな時間割』から20年経ってるはずなのに、
描かれるテーマもハートもまっっったく変わってません

読む前は20年も経つと、あの甘酸っぱい青春もこんなにダークな
世界に染まってしまうんだよ!みたいなのを想像したんですが、
あまりの変わらぬトキメキ描写に一本取られました。

それが受け入れられるのは、やっぱり女性の感じるトキメキが
年代や年齢に関わらず不変であるからだと思います。
自分に置き換えると大人になって趣味趣向や考え方は変われど、
今でもドラゴンボールにワクワクしてしまうように。


前置きで「清い心を取り戻してから読んで」としたのは、
大人になりすぎた心で読むと、それはどーなのよ?
(特に第3話とか)みたいな猜疑心を持ってしまうからです。
でも倫理感を考えて読むよりも、おしゃべりな時間割からの
時間経過を感じながら対比させて読む方が面白いと思います。

子供の時は幼さゆえの上手くいかない事がありますし、
時代的に20年前は遠距離の意思疎通がとても難しい。
でも逆に大人になってしまった事で空回りする事もあるし、
遠距離の意思疎通が楽になった分近距離の触れ合いが
煩わしく感じてしまったりもします。どっちが良いとか悪いではなく、
その時々に思い悩むことはあるけど、読めば明るく爽やかに
女性のハートを映し出す水沢めぐみ作品は、
いつだって少女漫画の醍醐味を味わえるから人気なのだと思います。



尚、水沢めぐみ先生は、最近もまた新作を出されている様です。
その内容は、36歳で孫がいる女性の恋愛を描くとな!?
この設定からは、とてつもないイロモノな臭いがしますが、
水沢めぐみワールドに染め上げれば、さわやか〜な青春の風が
吹いてくる作品になっているのでしょう。(※未見の想像ですが)

30年経っても、変わらぬスタイルで第一線で漫画を描かれる様は、
少女漫画界のダン・ヘンダーソンですよおォォ!!
…誰にも伝わりそうにない例えで満足したので、
閉店ガラガラします。WAO!!(最後まで迸る昭和感)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おひさしぶりです。リアルの方はいかがお過ごしですか?

おしゃべりな時間割リアルタイムでガッツリ読んでました!
きゅんきゅんしてましたよ〜。
なんでそこでそれ?とかつっこみつつ。

現在の連載の立ち読み程度の情報ですが、水沢めぐみさん
らしい作風ですよ!可愛い30代ですよ。

因みに水沢さんにしては珍しい、ちょっとだけアダルティな
描写がある作品二作読んでます。
キラキラ100%
神様のオルゴール
ご興味あれば読んでみてくださいな。

それにしても、騎士さん28になってましたか!?
毎年いくつになられたんだっけ?と誕生日に思っていて…。
ダン・トーーマス
2015/05/19 20:27
ダン・トーマスさんコメントありがとうございます。
リアルの方はいろいろ慌ただしくも
ドロップアウトせずに生きれてます。
ちょっとまだブログの方に傾ける余裕はないのですが、
元気ですので安心してください!

最新作もやはり水沢ワールド全開ですか〜。
読むファンもそれを望んでるでしょうね。
アダルティな作品も興味ありますね!
見かけたら読んでみたいです。
情報ありがとうございました。

年齢は気が付けばそんなもんになってました…。
時が経つのは早いものですよ。
でも、見た目も中身も成長したようなしてないような(笑)
月の騎士
2015/05/20 19:41

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