月の騎士の戯言

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zoom RSS 少女漫画探訪 第16回:AneLaLaシリーズ(そらのおと、今日の恋のダイヤ、田舎の結婚)

<<   作成日時 : 2014/10/13 09:25   >>

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AneLaLaで連載されていた作品の感想を一挙3作。


先月からAneLaLaが隔月刊行になりました。
月刊LaLaを卒業された、かつての妄想の花咲くガールズ達も
大人になって改めて読んだら楽しめる作品がきっと見つかると
思います。今回紹介するのは、そんな中から3作品です。






大学生ぐらいが読むのにちょうど良い具合の内容です。
(ヒロイン玲央の方が年齢はいくつか上なんですが、
精神的には大学生の鈴が少し上だったり)
ルームシェアする相手をお互い同姓だと勘違いしていたら、
実は別姓で性格も真逆の相手だった!
…というまあ、ベッタベタにありがちな設定なんですが、
シナリオと絵がしっかりしてるから、それが悪くないです。

男女共に共感の持てるキャラだったのと、
微妙な三角関係、四角関係の甘酸っぱさが良い具合なので、
清々しい気持ちでストレートに読めます。
そこそこ重たいシーンもありますけど、玲央がミュージシャンを
目指してたり、鈴は星座が好きだったりと、
ロ〜マンチックな設定が重たさを打ち消しているのか、
全編通して暗さは感じず、夢ある雰囲気になってます。
最後も夢のあるハッピーエンドな形で終わるので、
後味が悪いのは嫌い。でもちょっと大人向けな少女漫画を
読みたい方にオススメです。






社会人になったばかりから、数年経って慣れてきたかな?
ぐらいの人が読むのに適しています。
『そらのおと』の物語に若さを感じた方は、
こちらの方がグッとくるかと思います。
連作オムニバス形式で、第1話から第4話まで、
それぞれの物語は別々に独立してるんだけど、
ふと瞬間に別々の物語がクロスしたのをキッカケにして、
社会人女性が恋(人生)の一歩を踏み出すお話です。

主役の女性キャラ四者は四様に違う悩みを抱きながら
同じ空港にやってきて、同じ時を過ごしていますが、
一堂に会するわけではありません。それぞれの物語の中で、
背景に紛れてたり、通りすがりに会った関係で、
互いに名前も知らないまま、ちょっと会話するだけです。
けれどそんな偶然のリンクによって一歩を踏み出すし、
結果的に自分が一歩進むことが、他人の一歩にまで繋がってる。
漫画的に良い意味で『よくできてる』構成です。

読者にとっても、単品で読むと各話ではモブキャラに過ぎないけれど、
1話から順に読みきって、また改めて読むと最初は気付かなかった
繋がりが見えてきます。AneLaLa本誌で読んだ時は、
実際に結構な歳月が経ってるので、前の物語を忘れてるんですよ(笑)
だから単行本で改めて読み返したら、オムニバスとしての
完成度に驚きました。1話から4話まで、こんなに考えて
上手く作り込まれていた作品だったとは!
最後のモノローグで綺麗に完結はしてるんですけど、
この単行本には未収録ながら、Ane LaLa7月号に掲載されてる
『5年後の恋のダイヤ』まで読むとさらにスッキリしますよ。
単体で読むと、何気にこれが一番好みの話だったかも。







これは結婚する直前・直後ぐらいの方が読むと良い
…のか?大学生と社会人は経験してますが、結婚はしてないので、
その辺ちょっと分かりません。でも、してないなりに、結婚について
いろいろ考えさせられるような内容です。
ちなみに本作は、それぞれの物語が完全に独立していて、
まったくリンクもしてません。形は短編集ですね。

どの話も『田舎で結婚すること』に繋がってはいるものの、
内容はかなり違います。個人的な好みに並べるなら、
第1話、第3話、第2話、第4話の順ですかね。
特に第1話は本誌で読んだ時はちょっと衝撃でした。
てっきりひたすら長閑な田舎の風景が描かれると思ってたら、
まさかのサスペンスな展開に驚き、そして最後は……。
これ一本だけでも読む価値は十分ありますよ。
第3話は、ロンリー婚活企画とかやってる立場になって読むと
いろいろ身につまされますね。こんな成功例に辿り着けるのか!?
第2話は清太郎がオイシイとこ全部持ってきましたね。
こういうのが、男でも惚れる(ァッー!)「おとこんなかのおとこ」ですよ。
第4話は、ある意味で一番リアルな話…かもしれません(笑)

今後もまだ『田舎の結婚』シリーズはAneLaLaで続いていくようです。
この作品をキッカケに「田舎で結婚ブーム」がやってきた日には、
国から何かしら賞を差し上げた方がいいんじゃないでしょうか(笑)



これからもAneLaLaの動向は追っていきたいです。
樋野まつり先生も、もし月刊LaLaでは描きにくい構想が浮かんだら、
AneLaLaで心おきなく書いたらいいんですよおぉぉ!!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、騎士さん。
ヴァン騎士ミュージカルのキャストが…。個人的には「なんか違う」です(涙)
零、枢のなかの人が…。男装女子はミュージカルではやめて欲しかったです。歌うのに女声はなぁ。宝塚はそういうものだからいいけど…。
ララもちょっとかかわりのある(「あった」かな、今は…「遙かなる時空の中で」です)恋愛ゲームの舞台は新人イケメン俳優さんとかでキャラ再現度も高かったのに(あ、公式サイト、ファンサイトの感想を見ただけですが)
と、ちょっとショックで愚痴ってしまいすみません。でもこの公演成功して欲しいです。これが成功すればさらなる展開あるかもしれないですしね。
SAMI
2014/10/25 16:07
SAMIさんコメントありがとうございます。
感想記事にも書きましたが、キャストに賛否両論起こってるのは
仕方ない結果ですね。男を配役して絶叫が起きるのを
避けたとも取れますが、逆にもっと違和感が出てしまう
恐れもあります。ミュージカルの実現も突然なら、
キャストも当然で、本編連載中の展開と同じで
読者が振り回されるのも、ある意味ヴァン騎士
らしいと解釈して楽しむしかないですね(笑)
とりあえずガラガラの公演は見たくないので、
どんな想いでもいいから、ヴァン騎士ファンの方で
行ける方はチケットを買うことで、次につながることを
期待したいですね!
月の騎士
2014/10/26 23:07

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