月の騎士の戯言

アクセスカウンタ

zoom RSS 月刊LaLa(2014年10月号) 手裏剣とプリーツ:第2話感想

<<   作成日時 : 2014/08/30 08:45   >>

ナイス ブログ気持玉 15 / トラックバック 0 / コメント 12

毎月樋野まつり作品が読めて感想を書ける幸せ、プライスレス。






バリバリ私情を挟んだ話ですが、仕事関係でストレスが
積もり積もって、気分的に最悪だったんです。
それがこうして樋野まつり漫画を読んで感想を書くと、
まるで座禅をくんだり、茶道を嗜んだ後のように
一瞬でも澄んだ気持ちになりました。没入するって大切ですね。

それでは今月も、感想内では元気に参りましょう。
月に1度の妄想パーティー、『手裏剣とプリーツ』感想です。



このファンシーな少女向け雑誌で、
忍者漫画に相まみえるとは。



今号をたまたま初めて買った読者の心を勝手に代弁しました。
掲載誌を間違えてる空気が、この漫画からは漂ってるでしょう。
月刊LaLaの方向性に慣れ、樋野まつり作品を理解してれば
これが通常営業だと思ってしまうぐらいですけど。


そんなわけで、前話に続き今回ものっけからハードコアアクションです。
鉤縄やらくないやらを持ちだして、美影が旅行鞄で防ぎます。
そういうシーンがあるのは前話も見たので驚きはしません。
…が、しかし、美影のセリフには驚きましたね。
ということで、いきなりですが今回のベストシーンを。

(前回は第1話なので奮発して絵を多数掲載してしまいましたが、
今後はヴァン騎士の時と同様に原則1枚しか絵は載せません。
それ以上見たい方はぜひ本誌をご購入ください。)


画像




でらカッコいいぜよ!!!〈*´ω `〉


ヴァンパイア騎士にはこんな男らしくカッコいい
女子はいませんでしたからね。どちらかと言えば、
男性に寄り添う印象だったので、真逆のキャラです。
第1話ではロッド氏の元で純情乙女な内面を見せてたけど、
悲しい独り立ちをした今、美影から第2部直後の零的な
オーラを感じます。でも、零だってこんなにストレートに
漢なセリフを言ってる印象ないですね。不器用ツンデレが強すぎて。
ようやく樋野まつり作品で本物のワイルドに出会えた!
おい見てるか、どこぞのオレンジ半裸に眼帯師匠!(ドイヒー)


何とか危機を脱し、倒れ込んだ男を診療所に運ぶと、
美影のカッコよさに惚れたのか、
ロリコン趣味なのか、生粋のドMなのか。
まぁ、普通に助かりたいからでしょうけど、
男は美影を忍びとして雇おうと画策します。

が、ロッド氏の想いと関係に縛られている
美影はノーサンキューの答え。
いわく「ある人に永久就職中」と述べて断ります。
男は「ああ、結婚してる主婦さんでしたか」と誤解。
忍者してる時点で「専業」の主婦じゃないと思うんですが、
頭の回転が鈍ってるせいか、ただの天然ボケ野郎なのか。

表の顔は専業主婦、かくしてその実態はくのいち。
そんな設定の漫画あったら人気出るかもしれませんね。
逆に夫の目線で『オレの妻がくのいちなわけがない』とか。
どうでもいい閑話休題でした。



何物か分からない奴にいきなり契約を迫られ、
過去を知らないくせに茶化された美影は
男に怒りの前蹴りを喰らわして一発KO。つ、強い!(確信)
時代が時代なら、美影はUFCと契約できるし、
バックボーンをニンジャとして大人気になれると思います。

男の元を離れて、街をさまよいながら途方に暮れる美影。
行き交う女子高校生の姿を眺めながら、ある日のロッド氏が
「学校の重要性」を語っていた場面を逡巡します。
しかし、その想いを叶えたところで喜んでくれる相手がいない
寂しさを感じ、気持ちは前向きになれません。


ともかくまずは日本で住むアパートに向かいました。
が、日本の忍びによって燃やされていました。
これで主人を失い、生きる目的を失い、住む家も失った。
身も心も生活もホームレス忍者になってしまったのです。
思い出の品、特にカワイイ消しゴムのために火の中に
飛び込もうとしますが、しつこく後を追ってきていた
例の男に止められ、ガラスのシャワーを浴びそうになります。

それをかばって自分が傷つき、「借りは返したぜ(キラッ☆)」
と決め顔する男。この男、まごうことなきド阿呆ですね。
ガラスのシャワーを避けれるのはもちろんのこと、
忍者なんだから水遁の術とかで火だって
消せたに決まってるでしょーが!(適当)

それでも美影は、男の無駄で無意味で余計な行動を
一応褒めてやります。そして、初めてちょっとだけ
二人の雰囲気が良い感じに……なりかけたところで、
「じゃあ言う事を聞けや!」と男が態度を豹変させて、
第2話は幕を引きます。



で、第2話を最後まで読んで率直に思ったことを言います。


これってシュールギャグ漫画け??


表面を切り取ると、アンダーグラウンドな忍びの世界に
囚われて生きる孤高女子の硬派な物語なんですけど、
男とのやり取りに関しては、悲愴感が欠片もないでしょう。
これは樋野まつり先生流のギャグと判断しちゃってよかですか?
ヴァン騎士から入った口なので、樋野まつり流シリアスは慣れてるけど
樋野まつり流ギャグには、まだドギマギしちゃってます。
前号のミニインタビューで「時々クスッと笑ってもらいたい」と
仰っていたのは、こういう事だったと理解してるんですけど。

本当のところは解読しきれてないのですが、
どういう意図にせよ、ストーリーとギャグのギャップに
度肝を抜かれてます。めちゃくちゃ上手い絵で、
とんでもなく気の抜けた会話が描かれると、
何とも言えないシュールさがありますね。
絶世の美人が狂ったような変顔した時の空気を想像します。
いや、個人的にはすごく面白いですよ。
美影のキャラも良いし、ストーリーもギャグも楽しめてます。



客観的に少女漫画として評価するならば、
とんでもない冒険をしてると思いますけどね。
互いに名前を明かしてないから仕方ないけれど、
現時点で美影は「男」「おまえ」「貴様」としか呼んでないし、
ほぼ冷たい命令口調です。男からの目線も同様の扱い。
つまりこの二人、自己紹介をまったくしてないのに、
貸しだの借りだの、忍びと契約だのといった話をしてます。
少女漫画とは思えないビジネスライクすぎる対話ですね。
これが後々には良い雰囲気になっていくのか、
『社長と秘書』として日本でニンジャビジネスで成りあがり、
一財産を築いていくかは樋野まつり先生次第ですが。

はっきりしてるのはこの男、ロッド氏に比べても、
なっさけないへなちょこ具合が際立ってます。
これではお目の高い女性達は全然トキメキを覚えないかと。
ヴァン騎士で零や枢という、あらゆる意味で極上の男たちを
嗜んでしまった女性読者にしてみれば、この男の魅力は
現状だと影ヤーマダ(最終形態)にすら劣ると思われます。
容姿は悪くなくて、せいぜい金を持ってるらしいのがプラスか。
良くて初期藍堂さんとどっこいぐらいの魅力ですかね。

今後藍堂さんのように成長してくれれば、
女性読者を引き寄せてこれるかもしれませんが、
現状では美影のカッコ良さがひたすら引き立ちそうですね。
このまま情けなさを前面に出し、天然ボケな空回りキャラで
その筋フェチ(どの筋?)の方に向けていくのかも。
それで興味ない読者が離れなければいいけれど…
と危惧はします。ここに一人は離れない奴がいるけどさ!



最後に第2話終わっても、美影のスカート(プリーツ)が
本編で描かれてない事も特筆しておきましょう。
樋野まつり先生得意の焦らしプレイってやつですね。
(表紙では堂々と描かれますが)

はてさて、次回は美影が学校に行く事になるのか?
だとすれば、この男が実はお坊ちゃん学生で、
学校でも命を狙われてるから、それを護衛してくれ!
って展開が想像つきます。単純にこの男が制服マニアで
「護衛の最中も制服を着ろ」って話だったら、
一部のフェチ・マニア以外はドン引きですけどね。
それもまたシュールギャグとして楽しみましょう。




ついでに月刊LaLa本誌に関する余談を。
まずは、今号のラストゲームがクライマックスでしたね。
ようやく桃香が役目を果たしたという意味でも、
くじょみこの感情クライシス的にも。
実際にこんなキレイな女子会はおそらく存在しないでしょうけど、
夢見る少女漫画の正しい道を示してくれたというか。
読んで素直にとても清々しい気持ちになります。

終わってしまうのは惜しいけれど、そろそろここらで
物語を畳む方向に持っていくのが良いと思います。
ラストゲームが終わるまでは本誌を買い続けると
宣言した以上、最後までついていきますよ!
…って、もしここから後5年ぐらい続いたらどうしようか(笑)

初購入した時の連載陣(藤原ヒロ、葉鳥ビスコ、田中メカ:敬称略)
が皆さん戻ってきて、さらに安定の学園ベビーシッターズ、
完結が近い図書館戦争もありますから、盛り上がってますね。
ヴァン騎士完結後の終末感から
興味と雰囲気が寄り戻ってきてますね。
この傾向が続いて欲しいです。



次回の第3回感想は、9月27日の投稿予定です。
9月5日には、隔月刊行が決定したAne LaLa発売も楽しみですね。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 15
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
「手裏剣とプリーツ」は、どっちに進むのか分からないですね。第3回が楽しみです。主人公がいい感じにクールですね。もっとキャラがでてきて、わいわい楽しくなればいいなと思います。
ところで、アニメやCDで枢さまの声を担当していた岸尾だいすけさんが、「新セーラームーン」にも出演されるようですね。それと、NHK人形劇の「シャーロックホームズ」にも。(枢さまのようなキャラではないのが残念ですが。ホームズを担当してほしかった…)でも、山寺さんのホームズもホームズらしくて、面白かったですよ。10月から本格放送らしいので、お時間があったら、見てみてください。
明日からも、仕事がんばりましょうね!
まきにゃ
2014/08/31 20:36
こんばんはっ!
はじめての、コメントです。
「手裏剣とプリーツ」今後の展開が楽しみです。
例の男は、これからヴァン騎士で言う誰キャラに変貌するのかも、楽しみですがねwww

毎回、月の騎士さんの記事楽しみに読んでますっ!!
これからも、お仕事&更新頑張ってくださいね。

では、また今度〜っ!!
みるくてぃー
2014/08/31 23:24
まきにゃさんコメントありがとうございます。
今のところ手裏剣とプリーツは先が見えそうで
見えないですねー。樋野まつり先生の好きなように
描いてもらえれば、それに付いていくだけ!
ってのがファン心理でしょうか(笑)
おお、枢様のあの声が新セーラームーンにも!
ちょっと想像しただけで合ってる気が。
シャーロック・ホームズを人形劇でやってるんですか。
10月から放送されるならチェックしてみたいです。
情報ありがとうございました!
数日後にはおススメしていただいたあの作品の
感想を投稿する予定なので、よろしくお願いします。
月の騎士
2014/09/01 08:27
みるくてぃーさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
例の男からは、今のところ藍堂さん的な空気を
感じてますが、まだ謎が多いのでこれから
設定が明かされていく内にイメージ変わるかも
ですね。しかし、ここから零や枢に寄って来る
のはちょっと想像できないですね(笑)

今後も更新続けていけるように頑張りますので
応援よろしくお願いします!
仕事もストレスが積もらない程度に頑張ります。
月の騎士
2014/09/01 08:32
再び、こんばんは!
次回の少女漫画探訪、あの作品を取り上げてくれて、ありがとうございます。すごく楽しみで、今からコメントを考え中です(笑)
まきにゃ
2014/09/01 19:35
まきにゃさんコメントありがとうございます。
そんなコメントを先に用意してもらえると
恐縮ですね(笑)とりあえずまだ1巻しか
読めてませんけど、思うことは多かったので
感想書きやすかったです。6日をお楽しみに!
月の騎士
2014/09/01 20:50
もう一度、こんばんわっ!!
私も、LaLa10月号買ったんですが、やはりラストゲームは安定してて良いですね。私は、林みかせ先生のうそカノも好きなんですが、月の騎士さんはどうですか?

私的に例の男は、6割零・3割藍堂さん・1割理事長的な感じだと勝手に予想しました(笑)
みるくてぃー
2014/09/02 00:32
みるくてぃーさんコメントありがとうございます。
ラストゲームは良いですね!連載の休みもなく
毎月載ってるので読むと癒されます。
うそカノは、正直言うと期待してたのとはちょっと
違う感じでしたが、和久井くんが絡んできたので
ここから面白くなってくるかも?と思ってます。
林みかせ先生にはダークな話を期待してしまって(笑)

例の男に零と藍堂さんと理事長を感じましたか!
零成分は実影にもありそうです。天然ボケなところは
理事長に似てる風にも取れますかね〜。
月の騎士
2014/09/02 13:42
こんにちは。新作始まりましたねー!
確かに美影ちゃんや暗いストーリー+ギャグは進撃っぽいですよね。
ギャグパートは普通に笑えるけれど、ストーリーに衝撃です。
作者コメントからあしながおじさん的なハートフルコメディを期待した私は、初回のショックからまだ立ち直れておりません。。完全に油断してたので(笑)
藍堂父首チョンパ事件みたいに、あれも美影父の偽装工作だったらいいなーと思いますがナイでしょーか。。

相手役として彼で大丈夫か??は私も不安です…w
なんにせよ、新作と記事がリアルタイムに追える幸せってすばらしいです♪

ちなみに完璧なアドバイスに私も付け足すとすれば(笑)、騎士さんの気の向かない事はせず出待ちというか、イベントに参加したりいい人が現れるのを少し待ってもよいかなーと。波がありますからね♪
ミロ
2014/09/02 16:13
ミロさんコメントありがとうございます。
あ、進撃の巨人っぽいってなんとなく分かります。
美影はミカサを意識してるんでしょうか!?
樋野まつり先生、充電期間中に嗜まれたとか?
今後は巨人化した忍者が人を…って、
さすがにそんなパロディはないでしょうけど(笑)

実はロッド氏が生きてたオチですか…。
今後美影と例の男のラブコメが始まるとして、
もし最後に大どんでん返しで、
生きてたロッド氏が美影を奪う展開だったら
熱いことは熱いですね。今のところ、例の男に
対する温かいコメントがまったく聞こえてこないので、
それで読者も意外と納得かもです(笑)

婚活の方にもアドバイスもらって
ありがとうございます。気が向かない事を
しないとこのまま何も起きない気もしつつ、
他にもやることがいろいろあって、
そこまでのエネルギーを保てない状況ですかねー。
人生の節目も近いと感じてますので、
それに併せて何かあれば良いなと思ってます(意味深?)
月の騎士
2014/09/02 19:11
こんばんはです。
そう言えばおまけでヤマダ巨人ロボに零がやられてましたが、先生も進撃読まれてるかもですね!あ、進撃には考察欲は湧かないのでしょうか。
私もワルそーな彼は今のとこ藍堂や丑男にも負けている気がw…最終形態でロッド氏を超えるか、でなければ氏に生還して欲しいです!(笑)

こん活はもし頑張れるような方が現れたら、ファイトですー。
また節目とは気になりますが、仮に例の上司の方達と大乱闘になっても読者のみなさんは応援して下さるかと思いまーす!ではでは♪
ミロ
2014/09/02 23:27
ミロさんコメントありがとうございます。
進撃の巨人は、実はしっかり読んでるわけじゃなくて
前半とその後を断片的に知ってる程度しか
嗜んでないんですよね。ですから考察できるほどの
材料(思い入れ)がないってのが実情です。
メディアブームが巨大化しすぎたのもあってか、
ちょっと引いてる天邪鬼な気持ちが。

例の男は丑男にも負けてますか!(笑)
いやでも、丑男の方が味合って長期連載にしたら
人気出るかも…。男はまだ薄味すぎですね。

大乱闘にはならない…様に気を付けますが、
一寸先はハプニングではありますね。
節目と言いつつ来年の春までは、そんな状況が
続くと思うので、あまり疲弊しすぎないように
頑張りたいと思います。
月の騎士
2014/09/03 22:07

コメントする help

ニックネーム
本 文
月刊LaLa(2014年10月号) 手裏剣とプリーツ:第2話感想  月の騎士の戯言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる