月の騎士の戯言

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zoom RSS 月刊LaLa(2014年9月号) 手裏剣とプリーツ:第1話感想

<<   作成日時 : 2014/07/27 07:01   >>

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妄想の花咲く最強の女王、月刊LaLaに帰還!!!!!!






全国の樋野まつりファンの皆さんが、
この日をどれだけ待ち望んでいたことか!
ヴァンパイア騎士が完結して以降、どこに行くでもない
ゾンビのように彷徨っていた魂がようやく浄化される日が来ました。
いや、浄化なんてしてる場合じゃないですか。
また燃え上がれる作品が帰ってきたんですからね。

ということで、事前に煽っていた通り、帰ってきました。
樋野まつり先生が月刊LaLaに帰ってきましたよ!!
そして始まる月刊樋野まつり劇場タイムズです!!


あ、Ane LaLaにも一足先に帰ってきているので、
それについてはこちらをご覧ください。

Ane LaLa(2014年07月号) 樋野まつりpresent 『吉姫と丑男』感想

この時も相応に嬉しかったですし、『吉姫と丑男』も
大変良かったんですが、今回と決定的な違いがあるとすれば
今回は「連載」であることだと思います。
読み切りには読み切りの良さがありますけど、
継続して次の物語を妄想しながら月日を待てる。
これこそが連載誌で漫画を楽しむ醍醐味の一つでしょう。

ましてや、ヴァンパイア騎士で読者を希望と絶望と
ゲロ甘とゲロ辛の螺旋に迷い込ませた
樋野まつりマジックなストーリーテーリングは
連載でこそ活きてくる場面がいっぱいです。
一度ハマったら抜け出せない中毒になります。
いわばこれは合法的アンナ○ですね。(コラコラ☆)



さてさて、本作の話に参ります。
まず目を惹くのはタイトルでしょう。
なにせ『手裏剣とプリーツ』ですよ。

少女漫画に手裏剣って!
四方六方八方〜♪のあの歌を思い出すけれど、
少女漫画とはまったく結びつかないです。
それで主人公の女子が「忍者」ときました。
騎士、侍(姫)、と来て、忍者に行き着いたとは。
これまたすごい飛び道具、変化球が来たなと思います。
手裏剣だけに。(上手くないよ)
ミニインタビューで語られてるように、今回も樋野まつり先生は
読者を惑わす仕掛けを用意してる気満々のご様子です。


ここで超閑話休題ですが、『月の騎士』なんてHNを
かれこれ10年近く使っていながら、今更自白します。
実は騎士よりも忍者の方がしっくりきます

ホントは騎士なんてカッコいい感じのイメージじゃないし、
高校生の頃に「忍者っぽい」と言われた事があるので。
「騎士っぽいね」と言われたら恐れ多いと否定するところですが、
「忍者っぽいね」と言われた時は、自分でも少し同意しちゃいました。
見た目(地味・目立たない)、性格(影がある・隠密行動派)と、
微妙に両利き(左利きで右もちょっと使える)という点など、
類似点がいくつか浮かぶので、いっそこの作品をキッカケに
『月見忍者』とかに改名しようかな!(あながち本気で)



で、後に続く『プリーツ』ですけど…。
プリーツとは…まぁ…なんというか…ねぇ?
ええ、ですから〜……その……、はい。正直に言いましょう。

プリーツってなんスか?(´○`;

恥ずかしながら何のことかさっぱり分かりませんでしたので、
ネット辞書を使って調べました。


プリーツ
pleats

衣服のひだのこと。布や紙などを規則的に繰返したたむこと,
およびたたんだもので,スカートの場合のように,
身体に布を添わせ,運動に必要なゆとりを加えたり,
襟飾りやフリルにみられるような装飾的な目的で用いられる。



ほえ〜。スカートの折り目のことをプリーツって呼ぶんですか。
アラサー男子がこれを知らないのは恥ずかしいのか、
むしろ詳しく知ってる方がヤバい奴なのか分かりませんが、
勉強になりました。ズボンとかジーパンとか平気で呼ぶ世代としては、
こんなオシャレファッション用語を知れただけで、まず一得です。



これで予備知識は十分です。
そんなスクールガール×忍者×欧州×プリーツという、
まるで結びつかない要素たちが樋野まつり先生の手によって
絡み合わさる時、どんな化学反応を引き起こすのか!
それでは、いよいよ内容を見ていきましょう。


始まりはメイド姿をした美影が、お命を狙われてる
ご主人様を華麗に救うシーンから幕を開けます。
メイド喫茶でメイドが言う(らしい)「いらっしゃいませご主人様」を
踏襲してるのか否か、しかし、そんな軽い雰囲気ではなく
いきなりハードコアなアクションが展開されます。


画像



さっそくタイトルの通り「手裏剣」が飛び交い、
さらにはバックチョーク(後ろから首を絞めて落とす技)まで披露。
ヴァン騎士のファンタジックな鎌や銃や魔術とは対照的に、
手裏剣という『和』な武器と女子の体術がとても新鮮です。

『進撃の巨人』のミカサを代表するように、
今はアクション肉体系の女子も流行してるみたいですから、
美影のようなヒロインも違和感なく受け入れられると思います。
いやでもこれは少女漫画だよ?というツッコミは、
ヴァン騎士を読んでる読者からすれば今更ですし。



美影がお守りしてる相手はジェイムス・G・ロッド氏。
妻と子を殺されてしまった悲しい過去を持つ
日本フリークの社長。美影のことは日本人だった
妻の面影を感じながら、娘のように想ってる様子。
何気にユーモアセンス(天然?)もあるようで、
こんなお茶目な一面も披露。


画像



ソウメンハナガシニカギリマ〜ス!!!


現実の日本人でも流しそうめんをやったことある人って
それほど多くはいないと思う(ましてや正座で食べるわけでもない)
のですが、微妙に間違って伝わる外国文化を表してますね。
キツイことがあった日には流しそうめんって、
どこの変人が言った習慣なのか。…あ、いぼのい○のまわしものか!

樋野まつり先生に、まだこういうコメディタッチを描ける心が
残っているだけでも嬉しいじゃありませんか。
個人的には美影が恥ずかしさのあまり、ロッド氏からダッシュで逃げて、
隠れ身の術(?)を使ってる場面を、今回一番のコメディシーンと
評したいですけど。思わずツッコミました。ムラサキ曹長かよ!



しかし、美影の役割はあくまで影の存在として、
いかなる時も感情や私情を交えず静かに護ることのみ。
そのためにはロッド氏の愛情は逆に美影の任務には
毒になってしまう。そして美影を雇っている社長とは、
実の父親でもあり、逃れることのできない運命にある。
忍者として強く生きようとするも、ロッド氏の温かさに触れて
年相応の少女として愛に飢えている内面を伺わせます。


画像



この何とも言えない官能的な表情をご覧あれ。
これが樋野まつり先生の描くエロスの世界ですよ。
こんな場面を見ると、居もしないはずの某変態大魔王の顔と、
ゲロあまぁ〜い声がフラッシュバックでチラついてきます

「ご主人様」を「お兄様」に換えたらもうまんまですよ。
これは樋野まつり先生から、あの甘美で淫靡な世界観を夢見た
女子達へのプレゼントだと思います。



そんな折、ロッド氏は美影を自分の養子に迎え入れたいと
嘆願します。ロッド氏にしてみれば、美影に守ってもらうことを
望んでいるのではなく、美影は過酷な任務や厳しすぎる実の父から
守ってあげたい存在。普通に学校に通い、一緒に平和に
暮らすことができれば、それに勝る幸せなどない。

が、それは忍者との決別、即ち『抜け忍』を意味する。
遥か昔、『カムイ伝』という忍者マンガを読んだ時にも、
抜け忍に対する厳しい戒律は目にした覚えがあります。
この世界も同様に、抜け忍には『死』しか待っていない。

逡巡する想いを胸に、答えはまた明日に保留して分かれる二人。
しかし、二人が出会う『明日』は二度とやってはこなかった。
ロッド氏は翌日、美影の警備中に暗殺されてしまったのだから…。


ここで今回のベストショットを。


画像



鳥肌立った!!!!!!

セリフが一つもない見開き1ページなんですけど、
この光景だけで美影の心情が手に取るように分かります。
甘々なシーンで人気を博した樋野まつり先生ですが、
こんな悲しいシーンの情景を描かせても一級品。
この場面を実際に見るだけでも、今回のLaLaを買う価値あると思います。
また原画展を開いた際には、この絵をぜひ出典して欲しいですね。



ロッド氏の願いは半分叶い、忍びの任を解かれた
美影は単身、日本へ向かいます。
そこで出会っのは忍びに命を狙われる青年。
事態も分からないまま、染みついてしまった能力によって
咄嗟に青年の身を守る美影。守るべき主人を失っても
争いに巻き込まれてしまった美影の未来は!?

ここで第1話はおしまいです。
率直に言って、続きがめちゃ気になります。
『スクールガール』という題目が付くぐらいだから、
ここから美影が学校に通う流れになるのでしょうか。
とりあえず第1話で手裏剣は出てきたけど、
プリーツは出てきてないので、美影がスカートを履く展開は
マストでありそうです。これでパンツルックだったら、
『手裏剣とパンツ』に改題
ですよ!(なんて下衆な)



残念なことに短期連載予定らしいのですが、
それだけに展開がとても速い印象です。
ヴァン騎士だったら、ここまで話が進むのに10話ぐらい
使っても不思議じゃないぐらいの感覚。

第1話を読んだ時点で感じたヴァン騎士との共通点は、
『悲しい宿命を背負った人達の想いの物語』が
描かれている事だと思いました。
これは先の読み切り『吉姫と丑男』にも通じることで、
樋野まつり先生自身が意識しているテーマであることは、
そちらの感想記事に書いたので省略します。

差異点については、まず主人公(ヒロイン女子)ですね。
常に感情表現が豊かで直情的だった優姫に対して、
職業柄ひたすら感情を抑えつけようとする美影。
ただし、ダダ漏れな心の声から察するに、
内面に秘めてる気持ちには大きな違いはないかもしれません。
この辺は女子の持つ「乙女心」ってやつなんでしょう。
とはいえ、優姫と美影の役割は最初の時点で、
守られる者と守ろうとする者の違いがあります。
これが今後どのように変化するのか、あるいはしないのかに注目です。


今後について望むのは、やはりヴァン騎士の玖蘭枢のような
生粋の変態的カリスマ性を持ったキャラの登場です。
主人公の美影は強い意思を持っている確立したキャラに
なりそうなので、それに負けないぐらいアクの強い男キャラに期待。
まだ名も分からない青年が、おそらく今後のキーパーソンになると
思われますが、見た目と雰囲気からはヴァン騎士で例えるなら
藍堂さんと同類な香りがすると察しました。

けれど、ロッド氏は理事長的な性質を踏襲しながら、
ダンディズム(notワイルド)な新しいタイプのイケメンでした。
もしかしたら、この青年もヴァン騎士には類似性のない
樋野まつり先生が描く新境地のキャラかもしれません。
その辺は次回を読めば見えてきそうです。

樋野まつり先生はミニインタビューで、気軽に読んで時々
クスッと笑ってもらえるマンガを目指すと仰ってますが、
絵の迫力と、哀愁のあるストーリーから紡がれる
圧倒的重厚感は、良い意味でやはり気楽には読めませんよ!
今回の新連載でさっそく月刊LaLaの空気を変えました。
ヴァン騎士を知らない新しい読者も、「この作品はなんだ!?」と、
すでに樋野まつりワールドに魅入られ始めてることでしょう。



以上、第1話の感想でした。
読んでから感想書くまでのスケジュールに余裕がなかったので、
深い考察には至れてませんが、「鉄は熱いうちに打て!」の理論で、
月刊LaLaに樋野まつり作品が帰還した歓喜のテンションと、
その魅力が伝わっていれば幸いです。

せっかくの機会なので、今回の連載開始を機に
ツイキャスかチャットでもやろうと考えてましたが、
今回すぐには時間が取れなかったので、一旦保留にします。
連載作ですからこれからも時間はあるし、焦ることはないでしょう。
ツイキャスはともかく、チャットは参加ご希望の方がいないと
成り立たないので、「やるなら参加したい」等、事前に声をいただければ
日時などは前向きに善処できますからお願いします。

それでは次回、第2話の感想は8月30日の投稿予定です。
それまで皆様の感想もぜひぜひお気軽にお寄せ下さい!!

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
月見忍者ですか〜笑 私には月の騎士さんのほうがしっくりきますよ!
おじさまがタイプだったので、亡くなってしまって悲しいです。 私も枢様を超えるくらいの、超ド級大変態魔王に期待してます!笑
yuria
2014/07/27 08:29
yuriaさんコメントありがとうございます。
10年も使ってるとタイミングは難しいし、
有難いことにそれなりに名が知れたみたいなんで、
本当に変えるのは一大決心になりますね。
おじさんは残念ですね…。良いキャラっぽかったのに。
枢様を超える変態が出てくるかどうか、
次回に期待しましょう!
月の騎士
2014/07/27 21:03
凄い熱い感想でしたね!
おかげで全容がわかりました。
立ち読みで軽く見ただけだったので。

騎士さんプリーツご存知なかったんですね!意外でした。
タイトルから学生忍者であろうと予想してましたが。

短期なんですね〜。長期だとなかなか重くなりそうですが。
あ、重いのが悪いわけではないです!

と、短いですが失礼します。
ダン・トーマス
2014/07/27 21:49
ダン・トーマスさんコメントありがとうございます。
内容伝わったなら良かったです〜。
第1話で見所盛りだくさんだったので、
感想書くのにはまったく困らなかったですね。

プリーツはやっぱり知ってる方が普通なんですかね?
まだまだ女子力が足りてませんね。何を目指してる
のかって話ですけど(笑)
1話は重めでしたが、一応クスッと笑ってもらえる
マンガを目指してるそうなので、コメディにも
期待できるんじゃないかと思います!
月の騎士
2014/07/28 19:37

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