月の騎士の戯言

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zoom RSS 【ブログ9周年記念】ヴァンパイア騎士から学んだ少女漫画の魅力

<<   作成日時 : 2014/03/21 06:16   >>

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ブログ創立9周年ということで、久しぶりにあのテーマで書きます!


毎年ブログ創立記念には、1年間の記事まとめやら、
アクセス調査やら、アンケートやらをやっていましたが、
今年はイマイチネタが浮かんでませんでした。
だって、ヴァン騎士が終わって以降の当ブログは、
まさに『樋野まつり後のまつり』という感じでして…。
(だれがうまいことry)

そんな風に、ややしょげていたところに、
3月5日発売したAne LaLaで樋野まつり先生
ファン待望の新作情報が!!
そう、帰ってくるのです。あの誰をも魅了する絵と、
誰をも惑わす物語、誰をも狂わす樋野まつりワールドがっ!!!


画像



『吉姫と丑男』


この絵だけでいろいろな想像ができますね。
えっ・・・眉目秀麗なイケメン様はっ・・・!?と残念がっては
なりません。「私と不機嫌なパン屋さん」からして、
この丑男はとてつもない心のイケメンなはず!
併せて見た目イケメンの登場も期待しておきましょう(笑)

ファンの皆さん、6月5日は各地の書店に、
いけいけゴーゴージャンプ!
(この死語好きだな)です。
売上に貢献して、樋野まつり先生が再び連載を
持たれることを切に願いましょう。
当ブログも全力で、この新作を取り上げようと思いますので、
よろしくお願いします。


ということで、ブログ9周年&新作読み切り掲載決定の
ダブル記念ショットにふさわしいのは、
やはりヴァンパイア騎士ネタしかないでしょう。
これでネタも助かって一石二鳥ですしね(笑)
いつもありがとう樋野まつり先生!

今回はヴァンパイア騎士の物語再考察というよりも、
『ヴァンパイア騎士から学んだ少女漫画の世界』を考えます。
長年ヴァンパイア騎士を追いかけていた皆さんにとっては
「今更当たり前じゃん!」な話になるかもしれませんが、
初見の方がいるとしたら、少しでも興味を持ってもらえるような
内容になれば。特に男性諸君にはぜひ。(読み手がいればね)



ではまず、最も分かりやすいヴァンパイア騎士の魅力って何でしょう?
これは以前の当ブログアンケートで行った
調査結果として明らかな答えが出ています。


絵がすこぶる美しい


第1巻の時点では、ティーン向け少女マンガ風
だったのが、第1部後半ぐらいからは絵画展に飾っても
不思議ないほど「THE美麗」な画に昇華されてます。
この成長っぷりはスラムダンクを彷彿としました。
(なんて言うと初期がダメみたいですが、初期の方が
ラブコメを描くには適してる様にも感じます)

あちらも少年漫画を代表する作品ですから、
少年漫画も少女漫画も、まずは絵で惹き込まれるかどうかは
漫画を読む側にとっては、何より重要なファクターですね。
極端を言えば、さりとして内容に興味がなかったとしても、
仮に内容がよく分からなかったとしても、
絵だけで説得力を感じますし、一目置くことでしょう。



続いて、少女漫画特有といえる魅力を挙げてみます。


「ヴァンパイア」がテーマ


ヴァンパイア騎士に触れるまで、とんと知りませんでしたが、
多くの女性方(特に二次元を愛する方々)は、
「ヴァンパイア」がお好きみたいです。
ですからヴァンパイアを扱った漫画は全然マイナーではなく、
むしろメジャーなジャンルとして確立されてます。
言うなれば少年漫画でスポーツを扱うぐらい鉄板かもしれません。

が、ヴァンパイアの何がそこまで魅力的なのかは、
正直言って男の自分にはイマイチ理解できてません…。
女ヴァンパイアに噛まれたいか?と想像しても、
あまり食指は動かないですね。これは男女の違いなんでしょうか。
ともかくヴァンパイア騎士を通じて、少女漫画における
一つの出来上がった「ヴァンパイア的世界観」を知りました。



さて、3つ目は少女漫画の根源的な話で。


様々なタイプのイケメン男子キャラが登場


少女漫画の生命線ともいえる、憧れのイケメン。
ヴァンパイア騎士はさまざまなタイプを取り揃えています。
どこまでもツンデレで無愛想なロンリーウルフ
変態で官能的な腹黒さに妖魔的魅力を持った魔王様
ナルシストを気取ってるけどお茶目なスーパーアイドル
一途に黙って寄りそうことを決めたワイルド男
穏やかで優しい場の空気を和ませるユルキャラ貴族

などなど、当ブログ的なフィルターをかけると、
若干ギャグな言い回しを含んでしまってますけど、
真面目に女性視点からの男性的な魅力は十分でしょう。
最初に挙げた絵の魅力も相まって、おそらく女性ならば
誰か一人は「いいな〜」というキャラが見つかるはず。
少年漫画でも魅力的な女性キャラが多く出てくるのは
当然歓迎される要素になりますよね。ただし、私自身はハーレム系
作品はさほど好きではありません。登場人物は多いのは
構わないですが、主人公だけが不当にモテるのはどうも…。
と言いながら、ハーレム漫画の代表格、ネギま!は読みました(笑)



以上、初見の方でも通じるヴァンパイア騎士の魅力を3つ挙げました。
で、ここで本末転倒な告白をしますが、当ブログの視点では
どれにも引っ掛かってませんでした!!

なんじゃそりゃあ!かもしれませんが事実です。
3つの魅力はヴァンパイア騎士の世界で知った後付けで、
つまり、当ブログは普遍的な少女漫画の点とは、
アプローチがまるで逆だったんですね。
だからこそ、ヴァンパイア騎士を普通に楽しんでいた皆様には、
「これは面白い」と受け入れられたんじゃないかと思ってます。

なぜ3つ魅力を感じなかったか、言い訳(?)的にちょっと解説を。
絵が綺麗なのは一見すれば分かりましたが、
どっちかと言えばクセのある絵でも平気で読める性質で、
それを理由に興味を持ったわけではないです。

ヴァンパイアがテーマについては尚のことで、
初めてタイトルを目にした時も「騎士」の方に目は
いきましたが、「ヴァンパイア」の方はスルーでした。
様々な男キャラについては、結果的に濃いキャラが
集まったことは面白さに繋がっているのですけれど、
そっち系の趣味はないので、どれだけイケメンズが
多く居たところで、色めき立ったり、眺めてるだけで幸せ!
にはなりません。むしろ最初はいけ好かないと感じたりも(笑)



じゃあ、おまえが感じたヴァンパイア騎士の魅力ってなんぞ??
ということで、ここからは一転して、当ブログ的な目線から
ヴァンパイア騎士の魅力を3つ挙げます。
まずはヴァンパイア騎士を最初から最後まで読んだ方なら
理解してもらえる特有の魅力から。


先が読めなかった展開


繰り返し言ってるけれど、これは何度でも断言します。
第1話を読んだ段階で、この漫画の最終回をほんのわずかでも
予想することは絶対に不可能です。
優姫は零と枢のどっちと結ばれるのか?
という一点だけに関しても正確な当たりはつかないと思います。
それまで漠然と勝手に思ってしまっていた
「少女漫画なんて行き着く結末はだいたい同じでしょ」
という偏見をヴァン騎士はぬぐい去ってくれました。

最終回だけが驚天動地だったわけでもなく、
毎回毎回、良い意味でプロットが固まって無い感があって
それを時には予想をしながら、時には何も考えず流れに身を任せ、
ページをめくりながらインスピレーションする楽しさがありました。
単行本で読むよりも、月刊誌で読んだからこその面白さですね。
そんな程良い焦らされ感が楽しかったのです。



続いて、これはかなり個人的な要素になりますが…。


ダブルヒーロー(零と枢)の対立関係


『ダブルヒーロー』という呼び方には、どうも違和感を
感じるものの、一応はそういう扱いなので便宜上(笑)
古今東西、どんな漫画にも「ライバル」は大抵出てきます。
多くはいがみ合ってるけど、最後は和解しそうだったり、
高め合う相互的な関係に捉えることができるのです。

しかし、零と枢は普通のライバル関係ではなくて、
最初から最後まで何とも言えない絶妙な関係でした。
少年漫画のように、いつかは互いを認め合って笑顔で握手!
なんてことにはならない空気は初見でもすぐに感じるでしょう。
どこまでもドロドロした内情を持って避け合いながらも、
生命に繋がるほどの濃厚な因縁を持っている関係。
高め合える爽やかな関係だったり、
分かりやすい勧善懲悪な正義と悪ではない。
どちらも物語の中で常に邪魔な存在と認知しながら、
優姫を挟んで消し去ることはできない存在でもある。
それぞれがもがき苦しみあいながらも切れない関係は新鮮で、
前例にないライバル関係を想像で煽るのが楽しみでした。




最後は読者というよりも、ブロガー目線としての魅力を。


ツッコミと考察のし甲斐があった


ヴァンパイア騎士は、良い意味で分かり難い作品です。
そして「おいおいおい!!」とツッコミを入れたり、
「これどういう意味?」と考えたりするのにも事欠きません。
捉え方は十人十色だからこそ議論も紛糾するし、
毎回のように何かしら思うことがあって記事になりました。

少女漫画の概念をはみ出した描写が数多くあった作品ですが、
ごく稀な王道的な少女漫画描写が貴重で染みてくる塩梅で
織り込まれて、ホントは苦手なイチャツキさえ心地よかったです。
「読めば分かる!」の一言で終わらせられるのは良作の証でしょう。
けれど、ヴァンパイア騎士で知った面白さ、少女漫画の醍醐味は、
男からすると奇異に感じる場面に対するツッコミだったり、
男だからこその視点で語ったり、考えられる切り口があることです。
女性から視た福本漫画の感想とか、めちゃくちゃ興味ありますからね。
そういう意味で、いろんな相性が良かったのだと思います。




今回挙げたのはヴァンパイア騎士が内包してる
大まかな魅力の一端に過ぎません。
全話+アニメ+ノベルス+ドラマCD+当ブログの記事まで、
全て骨の髄まで味わっていただければ、
前半で挙げた3つの要素も、後半で挙げた3つの要素も
それ以外の面白さや奥深さを感じてもらえるはず。

今からでも遅くありません。全然少女漫画を知らない方も、
途中で挫折してしまった方も、改めてヴァンパイア騎士から
少女漫画の世界に触れてみましょう!!

こんなに熱く少女漫画を推薦してますが、ブログを初めた9年前、
当時の自分に同じこと言っても鼻で笑うでしょうけど(笑)

それではまたヴァンパイア騎士完結1年後の6月に。
それまでの場つなぎであったり暇つぶしでも構わないので、
当ブログを引き続きチェックして下されば嬉しいです!

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
お久しぶりですノシ
まつり先生はあれで終わったと思ったのですが
また連載して嬉しいです

騎っ士ーさんの指摘されてるように
ヴァンパイア騎士には他の少女漫画と異なった魅力があると思います
私は主要キャラの性格が振れずに一貫してシリアスとギャグをこなせていたのが
この漫画の魅力の一つと考えてます
キャラ崩壊が起きなくてここまで楽しめたのは滅多に見かけないもので

では騎士さんこれからもブログ楽しみにしてます( ^ω^ )おっお
阿球
2014/03/24 21:55
阿球さんコメントありがとうございます。
お久しぶりです!変わらずカルタしてますか?
そしてまつりは終わってませんでした!
確かに主要キャラの性格はぶれなかったですね。
特に零の不器用な不愛想っぷりは
1巻から最終話を超えて特別編まで一貫してました。
もうちょっと素直に想いをうちあければ、
話が分かりやすかっただろうけど(笑)
次回作もブレないキャラ作りと、つっこんでいいのか
悪いのか絶妙なシーンを期待したいです。

ではでは、今後もブログの更新は地味にしていきますので
よろしくおねがいします。
月の騎士
2014/03/25 10:05
私も騎士さんのリスト後半とほぼ同じでした。

色々解釈出来るセリフとシーン…後から読み返すと複数の意味に解釈出来る面白さ。作者にアレコレ聞きたい!と思ったのは初めてです。

ビックリ展開…読めない分からない(納得出来ない含むw)。分からな過ぎる部分と、逆に引き込まれる部分があったのでハマった。

度胆を抜く絵とキャラ…容姿端麗なのに記事通りとんでもない枢サマとツンな零と豹変優姫とかヒール役含め出演キャラ達の魅力。

美と官能、ギャグとシリアス感動が満載。(私が過去みたR18含む映画やマンガの中で、美と官能分野best1ですLaLaなのにw)
あとは作り手の真摯な全力感というか創作エネルギー?がもの凄く詰まってる感じがしました。

少女マンガは苦手でしたが、ヴァン騎士をきっかけにいろんな面白い作品があると知ったし、騎士さんの記事でかなり楽しませて頂きましたね。ありがとうございまーす♪( ̄∀ ̄)
ミロ
2014/03/27 00:01
ミロさんコメントありがとうございます。
ヴァンパイア騎士という作品は少女漫画に
慣れてる人も慣れてない人も、
好きな人も苦手な人もあまり関係なく
読める漫画ですよね。結果的にハマるかハマらないかも
人それぞれで、賛否分かれますが(笑)
とにかく切り込みが面白い漫画だと思いました。
最後まで謎だった部分含めて、こんなに語った
作品はないですし、皆さんから意見をもらった
作品もないので、それだけでも有意義でした。

美と官能も、樋野まつり先生の画だからこそ
少女漫画な感じと絵画な感じとアダルトな
感じが上手く融合されていて魅了されました。
R18含む映画や漫画すべてでベスト1ってのは、
すばらしい評価ですね!

自分もこれを機に少女漫画の世界に
足を踏み入れたので、同じようにキッカケに
なった方がいると嬉しいです。
今後も少女漫画の新しい一面含め、
いろいろ追及していくつもりですので、
よろしくおねがいします!
月の騎士
2014/03/28 21:49
お久しぶりです

私のヴァンパイア騎士に感じた魅力は、まつり先生の続編な事と、初めから優姫に対して誰が見てもわかるくらいの枢サマの特別扱いの正体が気になって…ですかね

たまに、垣間見える葛藤に、心がきゅっとなったり、零に関しては、優姫の枢サマへの気持ちを考えて、見守っていて…こっちも切ないですね

優姫は小悪魔ですね❤
ある意味、少女マンガの王道。
みんな振り回されちゃって、私も振り回されました(笑)
誰とHappy Endになるかは優姫次第だと思っていましたから…第1部は…

以前、ヴァン騎士が最終回を迎えた頃、心にポッカリ穴が…
と、書き込みさせていただきましたが、心にあく穴は愛している証拠らしいです…そして穴を埋められるものも愛なのだとか…
と、昨日ドラマで言っていました(笑)

いつもみたいに、グダグダしたコメですみません
違う視点からの解釈なのに納得したり、だからこそ考えさせられたり、たまに千里眼のような事ができる、このブログが大好きです!

また来ます←
白雪
2014/04/04 20:34
白雪さんコメントありがとうございます。
皆さんそれぞれにヴァンパイア騎士にハマった
キッカケがあって、それは全然違うようで、
実は根源的にどこかで通じてる様に感じたり、
本当に不思議な漫画だなぁと思いました。

優姫については、零や枢ほどは語る対象には
なりませんでしたけど、物語のキーマンなのは
間違いなくて、はっきりと態度を決めてれば
1巻(いや1話?)の時点で話終わってますよね。
だいたいの少女漫画はそうかもですが(笑)
それが最後の最後、特別編に至るまで
右往左往ではっきりしなかったのは、
「どちらかだけを普通に愛する」という選択肢を
選べなかった…という結論に思えました。
だからヴァン騎士はどっちかを選ぶための
物語じゃなかったのだと考えたりもします。

なるほどそうか……。
じゃあ、やはり今ここにある切ない気持ちは、
ヴァン騎士を愛していた証拠なんですね(笑)
もっと何か他のことに気を回せよ!と
言われたら痛いですが、穴を埋めるには
また次の愛を探さなければならないのですね…。
探すというか、自然と見つかる方が上手くいく
気もしますけど。って、妙にロ〜マンチックな
話になりました。

ブログは最終回後は尻すぼみ感が否めてませんが、
6月には読み切り新作も出る事だし、
愛と活気を取り戻せる様に多少は画策してますので、
また来てください!
月の騎士
2014/04/04 22:26

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