月の騎士の戯言

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zoom RSS 少女漫画探訪 第6回:海月姫

<<   作成日時 : 2014/01/13 09:21   >>

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成人の日にも少女漫画!ということで2014年一発目の少女漫画探訪です。






読んだのはまだ1巻だけですが興味を惹かれ、
続巻も面白そうな気配がしました。
で、その内に電子書籍で買って読もうかな…と考えていたら、
講談社の電子書籍フェア(ポイント還元チャンス)が
先日終了してしまい、せっかくの機会を逃したアホウです。

以下、wikiより本作の概説を引用します。


おしゃれに縁のなかった少女と女装男子が繰り広げる騒動を描いたシュールコメディ。
なお、本作における「腐女子」とは、本来の意味での腐女子ではなく、
近年間違って用いられるようになった「己の趣味のみに没頭するオタク女性」を指す。



本来の意味での『腐女子』について、
解説は割愛させていただきます。
「腐った女子」、という言葉の羅列は強烈ながら
なぜだか一概に「オタク」と呼ぶに比べると、
嫌悪感が薄れるようにも感じてしまいます。
少女漫画に触れたことで近い分野へ免疫が付いたから?
腐女子を言葉で発音してもいたって普通であり、
想起するのは「婦女子」と変わらないから?

どっちも内面にありそうですが、それよりも決定的な
エピソードが一つあるので、記しておきます。
自分が当時大学生(偶然にもちょうど成人した頃だった気が)
でツイッターだのニコ動だのがまだアングラだった時代、
ライブドアの「ねとらじ」で、自称『腐女子』の方が放送していた
ネットラジオを何度か聴いていたことがあった
のです。

そして、その方への印象がすごく良かったのです。
こと一定のジャンルを話す時のテンションは異常なほどの
熱意を感じましたが、それは腐女子だろうが、
別のジャンルのオタクだろうが何ら変わりはないはず。
むしろ興奮している時以外のリスナーに対する配慮から、
「趣味さえ隠していればちゃんとした人だ」という印象
(すべて勝手なイメージですが)が強かったのです。
何度かツイキャスなんぞで下手な喋りを披露してますが、
お手本の一人として参考にしていたりもします。

『腐女子』とは世間一般でそう軽くワードにできないような、
いろいろとグレーゾーンに引っ掛かる話題であるのは
承知していますが、最初に遭遇(声だけですが)した
『腐女子』を名乗る方に品性を感じたのもあって、
今を持って『腐女子』のイメージは悪くないのです。
以上、何事もファーストインプレッションは大事である
という閑話休題でした。



で、1巻しか読めていませんが、海月姫の話に戻りましょう。

概要を簡単に補足すると、オタク女子が集う男子禁制の寮に
ひょんなことから女装趣味の美少年が乱入してきたのが始まり。
生きる世界がまったく違った男女が周りを巻き込んで
すったもんだしながら交流していく物語だと思います。

今更立ち返ったようなことを書きますが、少女漫画は
「多くの女子が感情移入できること」が大事だと思います。
もちろん、広い世界にはそうでない作品も多々あって、
個人的にはそうではない作品の方が好みだったりします。
ともかく少女漫画を読んで、女子がそこに夢を視れるか
どうかは極めて重要です。

その観点からすれば、この漫画のターゲットは、
「己の趣味のみに没頭するオタク女性」
なはずです。
オタク男性に向けている作品は調べるまでもなく、
数えきれないぐらい思い浮かびますが、
女子のオタクを真正面から描いてる少女漫画を
読んだのは初めてだったので、不思議な感じでした。


月海に関しては、クラゲオタクという
若干変わった趣味を持ってはいますが、
オシャレをすれば実は美少女なのだから、
古典的な「メガネ外したらあら素敵!」と同じ原理で、
そう珍しくありません。こういうキャラは女子が夢を視れる
対象として感情移入もしやすいことが分かります。

しかし、本来とは違う意味で目を奪われた、
同じ寮に住む脇役の女子達はどうでしょう。
彼女たちの描写は徹底して色気を排除していますし、
女子側から観ても憧れを抱かせるようには描いてません。
いわゆる「中身が実は…な今風のオタク」ではなく、
「見た目からしてステレオタイプなオタク」なのです。
サブキャラとはいえ、ここまであからさまなのは
ちょっとしたカルチャーショックを受けました。
作中で彼女たちの住まいは男子禁制寮ですが、
男子側にしても禁制のビジュアルというか。(大変失礼)

はたして彼女たちは作中のシュールギャグパートをこなす
役割を真っ当し続けるのか、話が進めば彼女たちにも
それぞれ転機が訪れて、リアルな乙女ロードを歩み始めるのか。
正直言って月海の恋模様よりも気になります



さて、対する男側の主人公である蔵之介は、
ルックスはイケメン、ちょっとチャラい系、家は大金持ち。
と、実に理想的であります。身も蓋もないことを言えば、
「こんな奴がオタク女子を相手にするのか…?」ですが、
女装趣味で家の堅苦しさに辟易していることから、
月海をはじめ、彼女たちに興味を示します。

ここで最初の閑話休題に繋がってくるのですが、
蔵之介にしても、最初に出会った『腐女子(本作における意味)』の
月海を好意的に感じて、積極的な関わりを持ったはず。
過ごした環境や交友関係が別次元であっても、
相手にリスペクトがあれば交流は生まれる
のです。
1巻だとそれは蔵之介側の一方的な興味になってますが、
月海にしても、蔵之介がただの変な奴でないことは
近い内に分かりそうです。恋愛としては少女漫画らしく
兄との三角関係が濃厚になりそうですが…。



以上、小難し気な調子で書いた感想になりましたが、
本編はいたって分かりやすく、概説には「シュールコメディ」と
書いてありますが、内容としては直球だと思います。
常日頃からオタクを自認して引きこもり最高な方はもちろん、
蔵之介の様に、クラブの人間だいたい友達な方も、
違った世界のカルチャーショックとオタク女子への
ファーストインプレッションを得たければ、
読んでみると意外とハマって面白いかもしれませんよ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
海月姫読まれたんですね。主役達のすごいスレ違い感と周囲のギャグチームがいい味出してますよね。

2巻のおまけの作者さんのファン愛の大暴走がまた可笑しいんですが、ハマると人はこんな常軌を逸した情熱を発揮してしまうという(笑)
私も昔友人につきあって、写真一枚から有名人の方の御自宅を捜索して発見して拝んだりと色々イタイことしてました。

騎士さんはそんなことはありませんでしょうか?
また電子書籍のマンガの読み心地はいかがですか?
ミロ
2014/01/17 23:23
ミロさんコメントありがとうございます。
海月姫、おススメで教えていただいて
さらにありがとうございました!
強烈なキャラクターたちに圧倒されて
面白かったです。また一つ違った世界の
少女漫画に触れられました。
2巻以降も期待できそうな内容だったので、
今度また時間を見つけて続きを読んでみたいです。

有名人の御自宅捜索ですか!?
残念ながら、そこまでの熱意を持って
暴走したことは……あ、一つだけ浮かぶのは
数年前に格闘技のイベントを最前列で
観戦したいが為に10万をはたいたことが
ありましたね〜。あれが人生で一番情熱を
傾けた瞬間かもしれません(笑)
電子書籍のマンガはごくたまにだけ字が小さくて
見にくい時がありますが、概ね問題なしです。
でも表紙などはカラーで映ってないので、
小説の方が向いてるのは確かだと思います。
月の騎士
2014/01/18 22:25

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