月の騎士の戯言

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zoom RSS ヴァンパイア騎士 ノベルス『煌銀(フレイル)の夢』感想&第2回オフ会レポ

<<   作成日時 : 2013/11/23 08:32   >>

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ヴァンパイア騎士後夜祭、ノベルス感想&オフ会レポです。


ヴァンパイア騎士クライマックスパーティーも、
原画展、最終巻、特別編、ツイキャスと消化して、
「ああ、これでついに終わるのかな…」という
雰囲気が漂ってますが、当ブログが用意していた花火も、
この記事で一応の打ち止めとなります。

始まりがあれば終わりがある。
終わりがあってもまた始まりもある。
一つのゴールテープを切りたいと思います。
まずは発売から時間が経ってしまいましたが、
最終巻と同時発売されたノベルス集の感想です。







狂気の愛

アニメ放送当時は『ゲス』と呼んで散々悪者扱いしてた、
玖蘭李土の内面が描れた話です。
これを読んだからといって「李土の気持ちも分かる!」
と共感はしませんが、悪には悪の道義があるわけで、
物語を反対の目線から見て楽しむには、
ヒーローサイドだけでなくヒールサイドの心象風景から
考察するのも面白いと感じれる内容になってます。



優姫の贈り物

こちらは事前にWEB公開されていて
すでに感想を書いてるので、略式として
過去記事のリンク紹介とさせていただきます。

ヴァンパイア騎士 ノベルス「優姫の贈り物」感想&考察!第二部の玖蘭枢(第1回)

ヴァンパイア騎士 ノベルス「優姫の贈り物」感想&考察!第二部の玖蘭枢(第2回)

ヴァンパイア騎士 ノベルス「優姫の贈り物」感想&考察!第二部の玖蘭枢(第3回)



秘めた想いは

白蕗更の知られざる過去(初恋)を描いた話です。
初恋の相手は「いちおう一条さんの祖父」こと
一条麻遠氏だったのが意外ですね。
一条さんに執着したのは、このような過去の
繋がりがあったのも一因ではあるでしょう。
ただし、同じ一条の血族とはいえ、
一翁と拓麻では全然タイプが違います
考えが対立しあってたように、真逆といっていいかもしれません。

更の態度も違って、一翁に淡い恋をした頃は
純情な一面性を覗かせていますが、その後に琢磨と
接する際には、ドSな女王気質が表に出てます。
長い眠りについてる間の成長で変わったのか、
元々二面性のある気質なのかは分かりません。
しかし、コインの表と裏のように、二人の一条と
更の態度は反面していて興味深い内容でした。



深淵の女王

収録されている短編の中で、最も本編への関与が強いです。
零が優姫と決別した後、ヴァンパイアを狩って荒んでいた時期に
偶然出会った、とある女ヴァンパイアとの関係が描かれます。
本編に直接の影響を及ぼすわけじゃないですが
オリジナルキャラクターが登場したり、
零が貞操の危機に晒されたり(やや語弊含む)するので、
人によっては(特に零ファンの方には)本編に注文つけた
みたいな印象を持ってあまり好まないかもしれません。
個人的には、ヴァンパイアと人間の黒い共存が
視えたりして楽しめました。

ダークな緊張感漂う雰囲気の中、少々アダルトな描写も
含まれてます。まぁ、ヴァン騎士だし、これぐらいは…
かもしれませんが、文字で表現すると割増で官能的に
なっている
というか。それと相反して、
海斗の安定したママンっぷりが際立ちますね。
年ごろからいったら、溺れる側の扱いでもおかしくないのに、
「そんな子に育てた覚えはありませんよ!」
とひたすら零に口出ししてるのが面白いです。



乙女の憂鬱 〜ある日のホワイトリリィ〜

まさかリリィを主役にした小説が描かれるとは
予想もしてませんでしたよ。まったくの盲点です。
しかも、作者の藤咲あゆなさんは、
これこそが最も描きたかった話だそうです。5年越しで(笑)

しかし内容はむしろ乙女のストレートな恋と嫉妬が
描かれていて、タイトルからしても原作:少女漫画としては、
最も正統派な内容になってるかもしれません。
本編ですら、そんな展開あまりないですからね(笑)
ヴァンパイア騎士の裏側を知れるような内容では
ありませんが、これはこれで深く考えずに読めば
笑える場面も込みで楽しめると思います。



千年のあいだに

タイトルからは「最終回の補完待ってました!」
な感じだと思いますが、おそらく読者が期待・希望してた
内容とは全然違うと思います。
でも、個人的には一番良かったです。

ファイナルバトル後に一度崩壊状態になった
黒主学園再建の物語……と言えば壮大になりますが、
大それた話じゃなくて、サブキャラ達のエピソードです。
しかも、サブキャラたちの主役に添えられたのは、
なんとカゲダーヤマ(影山委員長)!!!
るかしゃんに振られたまま、恋のかませ犬で
終わらずに良かったよ!同じく新藤さんも
なんだかんだ元気そうで良かったよ!

理事長も本来の役割を思い出したノリで躍動しますし、
師匠も汚名返上とばかりに、暁と二人で男の
「ワイルドだろぉ〜?(忘れ去られた去年の流行語)
な活躍をしとります。海斗もいつも通りの
世話焼きっぷりですし、シキリマも持ち味出してます。
とにかくみんなタノシソウダネ。
最後のオチは「24時間テレビか!」とツッコミ入れつつも、
なぜか上手く綺麗に収まったような印象に。
特別編の描き方とは全然違った角度ながら、
これはこれで後に続く人間とヴァンパイアの関係が
描かれていて、笑いながらもメッセージが込められた
素敵な内容に仕上がっていて、作者の藤咲あゆな先生は、
本当にヴァンパイア騎士全体の世界と、
キャラクターが好きであるように感じました。



全体としては、シリアスあり、コメディあり、
様々なキャラのエピソード補完有りで楽しめました。
結果的に、この短編内で一番印象薄かったのは、
優姫か枢なんじゃないか…とは思いますし、
零の描き方も賛否両論起こりそうな印象だったので、
もしかしたらサブキャラ好きの方々が
最も楽しめる内容のノベルス集かもしれません。

補足として、あとがきに描かれている樋野まつり先生の
おまけミニ漫画が面白かったです。
本編は第二部以降、あまりにも展開がシリアス化してしまって、
すっかり忘れていましたが、最終巻の特典ペーパーも然り、
樋野まつり先生は裏ネタを描いて、遊べる方なのですよね。

本編がシリアスである程に、その反動でコメディが
面白く感じるのは、緊張と緩和の法則からいっても
間違いないだけに、返す返すもLaLaで連載中に
このようなネタを番外で構わないので挟んでもらえれば、
読者の精神状態もかなり違ったような気がします。
いや、きっとそれだけ追い込まれていたのでしょう。
最終回を迎えて重圧から解放されたからこそ、
パロディの切れ味も冴えてきたのかもしれません。
作品を創るってのは、それだけ難しいのですね。




〜第2回ヴァンパイア騎士オフ会レポ〜


参加していただいた皆様、ありがとうございました!
相変わらず取り仕切る能力のない幹事役で、
特に私が何かしたわけではなかったものの、
皆様の協力もあって、無事に開催することができました。
「ヴァンパイア騎士を気兼ねなく語る場」を提供する役割を
果たすことができてホッとしております。

今回も特別編やら、最終回やら、その他少女漫画事情やら、
を語って盛り上がり、大変貴重なヴァン騎士の海外版まで
持っていただきまして、参加して下さった皆様が
満足していただけたなら、本望でございます。
蛇足になりますが、自分の記憶に残っている中で、
いくつかのエピソードトークを書かせていただきます。
参加者の皆様、大変お手数ですが、
もしも間違いがありましたら訂正してやってください(笑)



・限定版が見つからない!&特典がもらえない!

やはり限定版は皆さん入手しにくい状況だった模様です。
原画展開催期間中なのに、最終日近くになったら
パーティーやってるのに売る物がなにもない!

なんて悲惨なことにもなってたそうで(笑)

特典についても、店側の対応の悪さもあってか、
こちら側から申告しないともらえないような目に遭われた方も。
通常版と限定版を二つ買って「同じ商品ですが
よろしいですね?」と店員さんにわざわざ確認された時ですら、
若干の恥辱を感じたのだから、「これ特典もらえますよね?」
と、わざわざこちらから聞くことが、どれだけ勇気のいることか。
その魂にアッパレ!!と同時に、店側の対応は
もっとスムーズにスマートにして欲しいと感じました。
誰も感知そいてなくても世間の目を気にするのが、
日本人の美意識であり、良いところなんですよ!たぶん(笑)



・零の想いに何も言葉を返さない優姫について

零が50年待ったことや、素直じゃなさすぎる告白が
あまりにも衝撃すぎて、印象が薄れていた事実なんですけど、
零の言葉に対して、優姫はうんともすんとも、
何も言葉を返してないんですよね。
表情から察すれば拒否の意を示すような感じではないことは
分かりますが、それにしても最終回でも特別編でも、
零が超不器用ながら想いを口にしても無言なのは、
優姫もなかなかのもんですよ(笑)

「50年経ってそれ!?もう、零って進歩ないよねー」
みたいな初期の頃に戻った軽口でもいいから、
何かしら言葉を返してあげるべきですよね。
まさか優姫も本気で呆れかえったんじゃないでしょうけど(笑)
イチャつきシーンもなければ、分かりやすく想いが通じた
場面もなし。なんて渋すぎるメロドラマでしょうか。

まぁ勝手に読者が想像すれば、いくらでも補填は効くシーン
だとは思いますが、「でも描かれてないじゃん!」
というツッコミはその通り
だと思いました。
零編というからには、そこも描いて欲しかったのは
当然のファン心理だと納得です。



・樋野まつり先生はとにかく女の子を描きたかった

枢、零、藍堂、暁、一条、支葵、理事長、他と
錚々たるイケメンを生み出した樋野まつり先生ですが、
実は「女の子を描きたい」のが本音だったそうです。
つまり「じょしらく」とか「けいおん!」みたいな作品を
ご所望だったということでしょうか?
・・・とても想像できませんね。内容なら「まどかマギカ」
方面にならシフト可能だったとは思いますけど(笑)

白蕗更と小鳥になった少女達の謎イチャつきも、
なぜか第二部になって突然出てきた紅まり亜も、
最後に成長したよりちゃんが出てきたのも、
実はすべて樋野まつり先生の女の子描きたい欲求から
派生したシーンだった
のでは…と邪推したりも。
本編がどシリアス化してた中で、それが一服の清涼剤に
なっていたのならば、全然良いと思います。
読者の需要とは違うとは思いますけど。

では、次回作は枢的なド変態ストーカー野郎が、
たくさんの女の子に罵られながらも好かれる内容になるとか。
……それなんてギャルゲー?



・当ブログはアニメ感想時代に無駄な半裸について指摘していた!?

少し前のアンケートにて、「男目線な感想がよかった」
といただいてましたが、少女漫画を読んで心が乙女寄りになった
私は「どの辺が男目線なのかな…」と、すっかり過去の
暴虐を失念しておりました。大変失礼しました。

オフ会で指摘してもらって思い出しました!
そうです。アニメ感想時代「なんでこんなに半裸が多いんだ!」
と男キャラたちの半裸サービスシーンに
黄色い悲鳴ならぬ黒い悲鳴をあげていたのでした。
今ならそんなシーンも、笑って見過ごす、いやそもそも
違和感すら感じないと思われますが、当初は少年漫画では
ありえない描写に、心底神経を削られていたのでした。
あのウブな感性は二度と戻らないのも寂しいですが、
まだまだ少女漫画の世界は奥深いでしょうから、
きっとまた度胆をぬいて、新たな扉をあけてくれることを期待してます。



・アニメの作画監督について

ヴァン騎士とは全然関係ないのですが、
大変面白かったので掲載します。

多くの方がご存知であろう、超大ブームを起こした作品
「進撃の巨人」は、アニメの作画監督が30人近くいるそうです。
(後日検索したら『作画兵団』と呼ばれてるそうで、
その筋では有名な話であることが分かりました)
それぐらい作画への力の入れっぷりが半端ない作品が
あったのに対して、同時期に放送されていた
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」というアニメは、
作画監督がたったの3人だけ!というギャップ。

そのような点に注目してアニメを見たことが
これまでなかったのですけど、大変興味深い比較で、
笑いながらもなんだかとても感心してしまいました。
ヴァンパイア騎士のアニメがいったい何人程度だったのか。
奇特な方は調べてみてはいかがでしょうか?(おまえがry)



他にも様々なお話がありましたが、
それは参加していただいた皆様の心に…ということで。
しかし、ヴァン騎士の感想を書き始めた当初は
いつ怒られて止めるかを指折り数えてた奴が、
オフ会を主催するまでに至ったのは本当に奇妙な偶然で、
何ともいえない感慨深さがありました。
改めて、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。


以上、これにて当ブログのヴァンパイア騎士クライマックスパーティーは
閉幕とさせていただきます。お付き合いくださった皆さん
ありがとうございました。

長い間ずっと読んで下さった方も、最近たまたま目にした方も、
よろしければ、今後もお時間ある時に当ブログの記事を
読んでいただければ幸いです。ヴァン騎士が終わっても、
今後もことあるごとに、例えでこの作品の名前は出すと思います。
これまでは何でもドラゴンボールで例えることを拘りにしてましたが、
これからはヴァン騎士で例えることを拘りにしていきたいです。
当ブログでは、それですべてわかってもらえることを信じて。
そして、機が来ればまた何かのネクストを企画できるかもしれません。

最後は今回のオフ会では歌いませんでしたが、
皆さんそれぞれが心で熱唱してもらえればと思い、
この動画を掲載します。


これにて……散会!!!!!!!





あなたの渇きが癒されますように

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
騎士さんと皆さんの夜会レポありがとうございました。色々笑ってしまいました。
零は枢や優姫にも渾身のセリフを笑顔で流され、告白したら50年待たされ…不遇な愛されキャラでしたね(笑)
小説は樋野先生の提案(プロット?)された話がどれか気になりましたが、盛り沢山でしたね。これからもV騎士は読み返すと思うので、また騎士さんの考察を参考にさせて頂きます♪
因みにご存知かもしれませんが、スキップビートや海月姫も一筋縄ではいかないキャラが活躍する少女漫画(?)でツッコミ所満載なので、いつか機会があったらお手に取ってみて欲しいです。
ミロ
2013/11/26 18:15
ミロさんコメントありがとうございます。
夜会のレポ楽しんでもらえたなら良かったです。
零は語れば語るほどに不遇なキャラで、
枢は語れば語るほどわけがわからなくて
危ないキャラだという認識が強まってきます(笑)

小説は最後のあとがきを読む限り、
かなり樋野まつり先生も関わられたみたいですね。
最終巻と特別篇の影に隠れてしまってますが、
どのキャラのファンとかあまり関係なく
楽しめるのではないかと思います。

1年に1回でもヴァン騎士を読み返して
考察する機会があったらいいですね!
最終回とか最終巻発売記念とかに。

おススメの少女漫画までありがとうございます。
たくさんの情報をいただいて、まだ全然消化の
途中ですが、いずれの機会に読ませて
いただきます!
月の騎士
2013/11/27 17:50
記念日考察イイですね♪あの二人はまさしくそんな感じ!何、その人??ってなりますね(笑)
あらゆる意味でブッ飛んだヴァン騎士にすっかり魅了されて(毒されて)しまいましたが、いま考察を読み返しても魔王の色気にも決して屈しない騎士さんが優姫よりも誰よりも彼を理解されていたのかもと思います(笑)ではでは~
ミロ
2013/11/28 13:55
ミロさんコメントありがとうございます。
振り返ってみても、ヴァン騎士に触れて
ハマったことは私の人生に訪れた奇跡の
ような気がします。いろんな意味で(笑)
そして、最初はあれだけ罵倒していた
玖蘭枢のことをいつしか真剣に考えるように
なったのは、さらに奇跡のようです(笑)
…まさか、、、これが恋?(違いますね。

ということで、また次なる楽しみを
見つけられるように、地道に頑張って
いきたいと思います!
月の騎士
2013/11/29 21:35
あとすいません、一言だけ。
それは恋じゃありませんね。もっと進んじゃってて…「愛」です。。
「あんなに嫌な奴だったのに……」って。王道ですね(笑)
性別問わずの魔王オーラ。ヴァン騎士、恐るべし。

こんなに面白くて魅力的なヴァン騎士を、騎士さんがブログにしてくれてよかったです。ありがとうございました☆これからも楽しく読ませて頂きまーす!
ミロ
2013/11/30 00:24

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