月の騎士の戯言

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zoom RSS 学園アリス感想(最終巻&まとめ)

<<   作成日時 : 2013/09/29 09:47   >>

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たくさんの感動をありがとう!!学園アリス最終巻感想です。






最後ですが、いつもやってた評価値はありません。
あれを始めたキッカケをネタばらしすると、
初期の頃に、感想に困った時の助けとして
見た目パッと分かりやすくするための策でした。
中盤ぐらいまではそれぞれの評価値が
バランスよかったり、極端だったりと
まぁまぁ色分けできて役に立ったのですけれど、
特に後半は展開的にコメディ値が壊滅状態になり、
逆にシリアスとハートフルが異常上昇しちゃって、
正直、毎回評価値を付けるのに苦労してました。

最終巻にして、コメディなシーンも戻ってきたし、
今回も評価を付けるならば全部最高評価!全員MVP!
全部名シーンの全部名言!
で良いんじゃないかと(笑)



さて、最終巻です。
30巻の感想で、「この際最後は何がどうなってもいい」
みたいな投げやりとも取れることを書いて、
詳しい予想は放棄してましたが、軽く書いた願望
(棗の天然スケベ炸裂、後の想像は読者に任せるなど)
がカスリ気味に当たってしまったので驚いてます。

まぁ、本当に予想が当たる当たらないで
左右されるような漫画ではないので、どうでもいいことなんです。
心読みくんの本名ぐらい今更どうでもいいことなんです(笑)


物語の時は流れ、記憶を失ったみかんは高校2年生に。
まるで「ここから第1話が始まるよ!」なノリで幕開けです。
実際、こういう風に始まる漫画があっても不思議じゃない様な。
むかしの記憶を失った少女が、かつての仲間達と再会して
自分の使命を思い出して旅立っていく。
どこかでありそうなお話じゃありませんか?

もちろん、学園アリスをここまで読んできた読者にしてみれば、
30巻分のストーリーをダイジェストにしちゃうなんてことは、
蛍調で「あんたバカなの?死ぬの?」と問い詰められても
仕方ないぐらいにふざけた例えではありますが…。


とにかく、みかんは2年間を全て忘れながらも
元気に今を生きてることが分かります。
容姿も、あのまま適度にかわいらしくなり、
(美人すぎるよりもこれぐらいの容姿がモテる理論)
学校内で告白されまくって、断り続けてるみたいです。

どうでもいいけど鉄道研究部のエースが
なぜあんなにカッコいいのかと!?
っていうか、鉄道研究における「エース」ってなによ!
全国高校鉄道研究選手権でポイントゲッター?
「リニア王子」とか「京浜東北線のダルビッシュ」とか
よばれちゃったりしてるわけですか。

あれで普通にサッカー部とかテニス部なら、
さらにモテたんじゃないかと思いつつも、
これがいわゆるギャップ萌えを狙ってるのかもしれません。
本当にどうでもいい小ネタをしつこく追求しましたが、
最終巻でこういう屈託ないボケを挟めるような世界観の
学園アリスを読めたことも一つの幸福
です。



みかんが誘拐犯に襲われるピンチがやってきます。
学園アリスの皆が助けにきて再会するのは、
正統派な胸熱展開と純情な少女漫画シーンでした。
棗がみかんの胸を触ったのも、学アリ基準にしてみれば、
ほのぼのした可愛い行為の範疇でしょう。
初対面の時にもっとひどいことしたわけで、
棗もずいぶんわきまえた大人になれたもんですよ!
しかし、誰も覚えてないと思いますが、棗の呼び方で
「ナツメロ」ってのを考えたはず
なんですけど、
一切使いませんでしたね…。感想読み返したら使ったの
たった2回だけって!廃れるってレベルじゃねーわ!

30巻の予告からは、棗がみかんを救うこの場面が
クライマックスになるかと思っていたので、
全然引っ張らずに、あっさり再会できたのは意外でした。
読んでみると、助けに来た行為は棗にしてみれば当然で、
自分のことを忘れてるみかんに想いをぶつけて、
アリスストーンの伏線から記憶を取り戻す場面こそが
二人のハイライトでしたね。


そして成長した皆との再会も果たします。
予想通り非のうちどころない王子様系に成長したるかぴょん。
まったく老けてないナル。改心したらしい五島。
少年風を残したまま大人っぽく成長した翼。
ちょい悪エロオヤジ風のバカ殿。

あと気になったのはアレなTシャツを着て、
ナルに比べると妙に老けて見てしまう岬先生。
余談になりますが、岬先生は初期の頃は
もっと活躍しそうなキャラだと思ってたのですが、
後半は何をしてたのかもあまり思い出せない存在に…。
じんじんに活躍の場をとられた感じでしょうか(笑)

成長したそれぞれの姿を見て考えたことは、
学園アリスは小学生時代が舞台で大正解だった
のではないかと。これだけ壮絶な高身長のイケメン揃いだと、
そっちに目を奪われすぎたかもしれません。
それを望む女性読者の方はいるかもしれませんが、
個人的には小学生の幼い可愛らしさを伴っていたから、
棗やるかぴょんにも感情移入しやすかったので。
まぁ、若干のひがみですね。ただのひがみ(笑)



が、この場にたった一人(正確には二人)居ない存在が。
学園アリスを知ったすべてのキッカケであり、
どんな時でも心では通じ合っていた親友の蛍。

遡ってふりかえった時、母である柚香と再会するまでは、
みかんと蛍の関係が物語の中心だった印象です。
それは主にみかんから蛍へ向けての友情で、
いつもはそれを捻り潰すように冷たくあしらいます。
でも緊急時は誰よりも率先してみかんの身を案じ、
ほんのちょっとだけ温かくして返す蛍のツンデレな態度が、
二人の友情だったのです。

その後は、棗との絆やみかんの壮絶な過去と運命で、
みかんと蛍の関係は、おそらく場面として描かれる回数が
明確に減ったわけではないのでしょうけど、
物語全体の濃度が高まるにつれて、
二人だけの密度は薄まっていった気がします。
そもそも巷に溢れる少女漫画にとって、女子同士の友情を
主体とした話に、どれほどの需要があるのか?
男である私に詳しくは分かりませんが、
どうあれ、みかんと棗(るかぴょん)に比べれば、
進んでいく関係ではないだけに難しいテーマだった
と思います。

しかし、さすがは学園アリスでした。
最後に用意されていたのは、みかんと蛍の関係を
もう1度改めて掘り起こして、結びつける展開。
それはラストシーンにも繋がってます。
みかんが蛍を見つけ出した瞬間を描いても良かった
のかもしれませんが、蛍がみかんを身を捨てて助けて、
今度はみかんが蛍を身を捨てて助けにいく。
お互い時間が経っても、記憶を失っても、
どこにいるか分からなくても、始まりの時と変わらぬ
確かな友情を示したラストに感動しました。


あえてエピローグを描きすぎずに抑えたことが、
未来に余韻を残して、爽やかに幕を引いた印象です。
人によっては少々物足りないと感じるかもしれませんが、
その先にあったであろう出来事は1枚絵の写真から
想像はできますし、唐突でないから腑に落ちない感覚もない。

最後まで安心して、どっぷり物語に浸かって読める
安心・安定のストーリーテーリングでした。
学園アリスを長年読んできた読者に優しくも、
ご都合主義に感じさせない良質な完結
でした。




続いて、『学園アリス』という作品全体の感想を書きます。
せっかくなので、これまでの感想記事をリンクでまとめました。


学園アリス 第1巻


学園アリス 第2巻


学園アリス 第3巻


学園アリス 第4巻


学園アリス(第5〜8巻)感想


学園アリス(第9〜12巻)感想


学園アリス(第13〜17巻)感想


学園アリス(第18〜22巻)感想


学園アリス(第23〜26巻)感想


学園アリス(第27〜30巻)感想



今読むと、初期の感想は分かって無い加減がひどくて、
(言い訳をすると初期のヴァン騎士を模倣してたのです)
何度かネタにしてる通り、第1巻の感想に批判のコメントを
いただいたのも当然のような気がします。

正直な話、第1巻を読んだ段階では「ノリが軽い少女漫画」
ってこと「棗が尋常じゃないぐらいワルで小学生にしては
やることが過剰すぎる」ってこと。その2点ぐらいしか
強く印象には残ってませんでした。

最初の転機となったのはアリス紛失事件辺りでしょうか。
その少し前から、「あれ〜?この漫画なかなか良いぞ」と
内容に感心し始めてはいたのですが、あの事件を描いた
6,7,8巻で完璧にハマって、素直に楽しんで読む様になってました。
そして12巻で本気で泣きそうになったところで、
「こんな感動できる漫画そうそうないぜよ!」と、
ボルテージが上がっていき、感想も茶化す方向から
真面目に考察しながら、コメディにはツッコミ入れ、
定期的に本腰入れて書く形になりました。



作品への思い入れに関しては、最初から読んでる
長年のファンに比べればたいしたものではありません。
ヴァン騎士ほどの一時的な熱量もなかったですし、
皆さんからの反応も表向きはさほどなかったので、
なんだかんだで地味に続いたテーマでした。

しかし、この漫画ははっきりと人に薦めることができます。
それこそ男が男に薦めたって良いはずですよ。
この漫画を読んで「つまんねぇ」とかいう
男とは分かり合える気がしないですね(笑)

最初から最後まで通して無駄にダレることもなく、
31巻の長さはちょうど良い具合の面白さに仕上がってます。
毛色は全然違いますが、例えるならば『鋼の錬金術師』のような
感じでオススメできるのです。返す返すもなぜこの作品が
再びアニメ化されないのか…。アレがアレなのがされてry
今からでもNHKは再度着手すべきだと思います。(真剣な眼で)


個人的には、主人公のみかんが何よりも良かったです。
最初はみかんよりも蛍に目がいってまして、
純粋なキャラの好みならば一貫して蛍派なんですけど
学園アリスの物語を語る上では、みかん抜きに
成立しないぐらい、ウエイトを占めた存在感でした。

初期の感想は、コメディタッチでボッコボコにされる姿を
笑いの種にして、m9(^Д^)←こんな感じにしてましたが、
物語が進むほど静かに見守って、(´;ω;`)←こんな感じに。
一切危ない意味を含まずに言いますが、、
健気に頑張る幼い女の子ってすばらしいですよ!
9月の頭に紹介した『BRIGADOON まりんとメラン』という
作品にも通じることなんですけど、この手の内容に
弱いことを痛感しました。鼻セレブ足りないから!


このような優良印の少女漫画を最後まで読むことができて
嬉しく思います。もしも、私に娘が出来るようなことがあれば
みかんと同じくらいの歳の時に、この漫画を読ませたい
です。
前回の記事でも「今からでも遅くないから読んでみて」と書きましたが、
改めて、完結した今だからこそ最初から読んでみてください!
少女漫画というエンターテイメント好きなら、損はしないはずです。

以上、これにて学園アリスの感想はおしまいです。
樋口橘先生の次回作にも密かに期待しております!

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして

ラストの写真の中にルカと蜜柑と子供が一緒に寝そべってるのがありましたが、棗が亡くなって、二人がくっついてしまったんでしょうか(/_;)?
さくらんぼ
2013/10/14 20:41
さくらんぼさんコメントありがとうございます。
あ、そういう見方もあるのですね…。
全然想像してませんでした。
でも、あの写真は読者に想像を任せる材料だと
答えは一つじゃないと思います。
みかんと棗の子供かもしれないし、
るかぴょんと誰かの子供かもしれません。
棗が亡くなって二人がくっ付いたのだったら、
あんな笑顔はつくれない様なそんな気がしました。
月の騎士
2013/10/16 07:53
あい
あい
2014/03/20 19:14

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