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zoom RSS 映画『ドラゴンボールZ 神と神』感想

<<   作成日時 : 2013/04/07 06:47   >>

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少年の心に戻って観た、映画ドラゴンボールの感想です。(ネタバレ有り)



チャーラーヘッチャラー!!!
あたま空っぽの方が夢詰め込める〜♪



え?歌詞じゃないです。歌ってないです。
ただのつぶやきです(笑)
ということで、観てきましたよ。もちろん一人で!
子供の頃、ドラえもんとかクレしんとか名探偵コナンとか、
子供向けの定番アニメ映画は親に連れて行ってもらい、
それなりに見てましたが、中でもドラゴンボール映画は格別で、
テンションも違いました。気持ちが『THE 男の子』になれます。

お世辞にも外で元気に遊ぶ男の子ではなかったのですが、
『ドラゴンボールごっこ』は、よくやってました。
とはいえ、それも普通のごっこ遊びとは一味違って、
当時からロンリー族の血が流れていたのか、
一人で悟空からベジータから架空の敵役まで全部やってました。
べ、べつに友達がいなかったわけじゃないんだからっ!(震え声


一人ごっこ遊びの利点は、筋書きを全部自己妄想で
つくれるところです。ジャイアン気質なら
「おい、おまえはクリリン役やれよ」とか言えますが、
当時から内気な少年には、そんな命令できません。
それに「悟空がカッコ良く勝つのを真似したい!」のではなく、
そこに至るまでのドラゴンボール的流れが好きだったのです。

ドラゴンボールファンにはいちいち説明不要でしょうが、
地球を脅かすハチャメチャ強い敵が現れて、
Z戦士、ピッコロ、ベジータが次々に挑むも
のきなみメッタメタにボコられて、満を持して悟空が戦う。
けど、悟空さえも苦戦しまくって、追い込まれる。
しかし、そこで起死回生の一発逆転が!

そんな筋書きを描いてはいましたが、
実際に演じると大抵は悟空が勝つ前に、
妄想が途切れたりで終わってました(笑)



この余談が実は今回の映画と無関係でないのは、
映画を見た方なら頷いてもらえることでしょう。
それは後々また触れるとして、一旦話を戻します。

かつての少年も、今では立派…かどうかはともかく、
一応大人になってしまいました。
今でもドラゴンボールは、実生活、ブログ内問わず、
あらゆる時に例えやネタとして活用してはいますが、
果たして純粋にあの頃のような気持ちで楽しめるのか?
それを確かめる観てきました。

結論から言います。


超楽しめました。



今回の映画では、鳥山明先生が脚本から、
深く関わってるとのことですが、さすがです。
ドラゴンボールの魅力、エンターテイメントとしての
楽しさをこれでもか!と詰め込んでいます。

まず最新の映像技術を使ったバトルの爽快感がすごい!!
基本的にCGとか3Dアニメーションとか
映像美にはそれほど反応しない性質なのですが、
悟空とビルスが超速で戦ってるシーンは、
リアルで「人間の目が追いつかない」の世界を味わえて、
感慨深さのあまり、うっとり観てました。

『神と神』とは鳥山明先生と東映アニメーションのタッグを
指してるんじゃないかと思うぐらいの出来
です。
そしてこの映画、17年前の当時子供として観ていたドラゴンボールを、
今大人になった世代に向けた内容だと思います。

もちろん子供も楽しめるでしょうけど、
『ドラゴンボール改』しか観てない子供達には、
「誰これ?」なキャラがわんさか出てます。
知ってるキャラでも、ベジータを筆頭に、
セル編までとは様子がおかしく感じたでしょう。
フリーザ編とか、セル編はギャグシーンは
ほとんどなかったのに、今回はブゥ編後の物語ですから、
全体的な雰囲気はほのぼのしてます。

おそらく親子で観に行くのを想定して、
親が子供に説明してあげることで、
ファミリーで楽しめる作りになってるのかも。
ちょうど30歳ぐらいで子供がいる方は
特にベストでしょうね。




さて、ここから先は完全ネタバレ有りで語りますので、
まだ観に行ってない方はご注意ください。




今回の映画をかつてのドラゴンボール映画に沿った
よくあるストーリーや展開になるはず。
そうやって決めつけて観ると、
良い意味で裏切られまくります。

まず、いきなりスーパーサイヤ人3をかませ扱いにした
ことに驚きました。スーパーサイヤ人3なんてのは、
強さのインフレ的象徴だったのですから。
そしてスーパーサイヤ人ゴッドすら、
「悟空が勝つ最後の絶対的切り札」として
扱ってないことに感動
しました。


そもそも、今回の敵役である破壊の神こと
ビルスは、これまでの映画に出てきた敵のような、
分かりやすい悪ではなく、神といってもデンデではなく、
コミカルな面もありながら、強さはまさに神です。
ブゥ編の界王神はガッカリ感がハンパなかったですが、
破壊神はマジで強いです。なにしろ、結果的には
スーパーサイヤ人ゴッドすら歯が立ってませんから。

「悟空の奴、稽古つけてもらってるみたいだ」
と、劇中でピッコロ(だったはず)が言ってましたが、
まさにそれが今作の戦いの本質だったと思います。
しかも、そんなビルスより、なんと付き人扱いだった
ウイスの方が強いことが最後に明かされます。


もう、これには「鳥(山)肌立った!!!」でした。
少年と悟空の「つええ奴がいるとワクワクすっぞ!」
な心をこれでもかと、くすぐってくれたのです。
過去の映画ではブロリーが象徴的な存在でしたが、
今回のビルス、ウイスはそれを超えてきました。

「結局なんだかんだで悟空が勝つんでしょ」じゃなくて、
「悟空ですらまだ勝てないほど宇宙にはつええ奴がいる。
だから更なる強さを求めて修業するんだ」って話なのです。
これは冒頭で書いたように、子供時代に空想で
描いていた「終わらない戦いの歴史」な展開で有り、
今でも格闘技を追いかけて観てる理由でも有ります。



戦いの最中、皆の力で「スーパーサイヤ人ゴッド」
になった時も、悟空は「自分の力だけじゃないのが悔しい」
と漏らすシーンがあったのも染みてきました。
仲間の絆さえあれば何があっても勝てる!
みたいな風潮を感じる昨今、それはそれで美しい話として、
それだけではない強さへの追及を感じました。
悟空が「そんな戦いはフェアじゃない」とか、
ベジータが「貴様に手を貸されるなら死んだ方がマシだ!」
と叫んでいたのは、戦士のプライドがあるからです。

まぁ、「いや、元気玉とかだって似たアレじゃん!」とか、
「わりとみんなで戦ってたこともあったじゃん!」
みたいな気楽にツッコミ入れられること含めて、
ドラゴンボールの面白さだと思います。

いやぁ、とても深いですね。
鳥山先生は「押しつけがましい教えとか言わないようにしてる」
と語ってますし、内容は実にシンプルで分かりやすいので、
この考察は勝手に深読みしてるだけなのですが(笑)




それから、影の主役はやっぱりベジータですね。
いつものように粋がって「神だかなんだか知らんが、
このオレがぶっ殺す。カカロットは手を出すな」
と無暗に戦いを挑んでフルボッコにされて、
最後は悟空に協力して…みたいな展開を想像してましたが、
今回のベジータはそうなりませんでした。

かの誇り高きサイヤ人の王子も、
地球での生活が「悪くないと思った」時代なのです。
だから、地球を壊されないために、
めちゃくちゃ気を使った対応をします。

今作で一番大人だったのはなんとベジータなのです。
酒飲んで酔っ払って、おちゃらけた新卒社会人的な
ノリで醜態を晒しただけの悟飯に比べて、
ベジータがなんと立派な大人に見えることか!
(悟飯、というかビーデルにはちゃんとイイ場面が
用意されてるので、二人のファンはそれで楽しみましょう)

もちろんブルマが攻撃されたら逆上してキレます。
映画を観る前は「ベジータの醜態に笑いを堪えられるのか」
とか思っていたのに、普通にカッコ良かったです。
もちろん誇りを捨てすぎな完全ギャグシーンもあるので、
そこはもう普通に笑っていいと思います。


あと、なぜだか分からないけど、
マイがめちゃくちゃ良いポジションでしたね(笑)
原作でも、これといった活躍はなかったし、
今回の話にピラフ一味が出てくる
必要性があったかは疑問ですが、
とりあえず美味しい役でした。

エンディングの演出も粋でした。
原作本の最初から最後までを、
次々にページをめくっていきながら見せる手法で、
数々の名場面には、ちょっと泣きそうになりましたよ。
『CHA-LA HEAD-CHA-LA』(FLOW版)を、
オープニングではなくエンディング曲として
使ってるのもハマったと思います。



以上、感想でした。絶賛ばかりでしたが、
細かく言えばツッコミどころは多々あります。
ですが、ツッコミどころ含めてドラゴンボールです。
とりあえず当時のドラゴンボールファンは絶対観るべき!
「ドラゴンボールってやっぱすげぇ名作だったんだな」と、
改めて思えます
。十数年経っても屈指の名場面から、
どうでもいい迷シーンまで覚えていられる理由が、
なんとなく分かりました。こんなに分かりやすく、語りやすく、
だけど心の奥に響いて残る作品はないのです。




最後に一つだけお約束のツッコミで〆させていただきます。


ヤムチャとクリリン、ちょっとは戦えよ!!!!!!

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