月の騎士の戯言

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zoom RSS 学園アリス(第18〜22巻)感想

<<   作成日時 : 2013/02/17 06:31   >>

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涙なくして語れはしない学園アリス感想です。


今月のLaLa感想に書きましたが、
『学園ベビーシッターズ』の感涙回を読んで
本気で泣きそうになったばかりだってのに!
学園アリス20巻〜22巻を読んだら、
さらに泣きそうになりました。

『学園』的な組織を卒業して早4年近く経つ男が、
まさか『学園モノ少女漫画』にこれほどまで
涙腺を揺さぶられるとは………、
思ってもみなかったとですよ!!

(さよなら山崎邦正の挨拶のようなくしゃくしゃ顔で)

それでは過去編を中心に、
今回も一挙5巻の感想を書きなぐります。






コメディ:★★★
シリアス:★★★
ラブ:★★★
ハートフル:★★★

今巻のMVP:神野先生
今巻のベストシーン:泉水が柚香を校長室から連れ帰る場面
今巻の名言:寝たフリ娘が。あん時の言葉、もう忘れたのかよ。



今巻から過去編のスタートです。
みかんの母柚香とみかんの父泉水、二人の出会いから
(主に柚香側から見た)恋の始まりが描かれます。
二人の初めての会話がパンツにまつわるセリフだったのも、
学園アリス初期のパンツ騒動を思い出しました。

泉水は想像してたよりもずいぶんチャラげな男でした。
学校の先生としては好かれるタイプでしょうね。
逆に柚香は想像してたよりもおとなしい女の子でした。
みかんの容姿は母親寄りですが、
性格的には父親の方を強く受け継いでるようです。


ここで、無粋な話ですが気になったので余談を。
現実世界で今悪い意味で話題になってるように、
先生の体罰やいじめなんて論外ですが、
逆に先生が生徒の頭をなでたり、
手を繋いだりするのも禁則事項だと思うんですよ。
特に思春期の頃、そんな行為をイケメン先生にやられたら、
勘違いしてしまうのは仕方ありません。
だから二人の馴れ初めは、泉水側に明らかな過失がある
と感じました。まあ、仮に柚香側の一方的なアプローチ
だったとしても、泉水に絶対的責任はありますけども。

でも、例えばみかんとナル先生が同じことをしても、
それが恋の始まりには見えないし、ならないと思うのはなぜか。
みかんと柚香、『女子』として成熟している度合いの違い?
泉水とナル、男らしさの差?それぞれの人物感情?
考えるほどに先生と生徒とは、難しいテーマですね。
本筋から外れましたが、どうも真面目に考えてしまいました。


MVPはあえての神野先生です。
初期の頃は「学校に一人はいる怖い嫌われ者先生」で、
何の思い入れもない感情移入しにくいキャラでしたが、
この人にも実は知られざる歴史があったのですね。
泉水とは真逆の性格と先生観を持っていて、
普段は激しく罵倒して呆れながらも、
きっと何か響き合う影の友情物語があったのでしょう。






コメディ:★★
シリアス:★★
ラブ:★★★★★
ハートフル:★★

今巻のMVP:鳴海安樹
今巻のベストシーン:柚香とナルの交流
今巻の名言:「できません」じゃなくてやれ




過去編の時は進み、柚香も中等部から高等部へ。
そしてナルこと鳴海安樹が登場するのですが、
これがまぁ〜、恐ろしくやさぐれてました。
12歳でピアスして、男は年齢・身分問わずに下僕化、
女は8又なんて当たり前の超絶たらしっぷり。
初期の棗もエロ殿も真っ青ですね。
棗は一本気通った一匹狼的なワルでしたし、
エロ殿は女性への敬意を一応感じますが、
当時のナルは、全てを使い捨てホッカイロ程度の
扱いにして、傍若無人の極みをしてたみたいです。

そんなナルが柚香と口喧嘩しながら、
心を開いていく様子は棗がみかんと接していくことで、
少しずつ気持ちが変わった様子に似てると思います。
だから棗に過去の自分、みかんに過去の柚香を重ねて、
みかんと棗をパートナーに指名した
のでしょうか。
そう考えると初期の頃はおふざけ半分にしか見えてなかった
ナルの態度の奥底で渦巻いてた心情が見えてきて深いです。

裏ベストシーンには、棗の母親五十嵐姉さんが、
いたいけな少年を捕食しようとしてる場面を。
これは絵も言葉も少女漫画的にかなり突っ込んでますね。
棗がみかんのパンツを脱がしたあのシーンと
リフレインしましたが、あれよりも数段過激ですよ(笑)
一言で相手を威圧する言語パワーといい、
その目力といい、やはり血は争えないのでしょう。






コメディ:★
シリアス:★★★★★
ラブ:★★★★★★★★★★
ハートフル:★★★★

今巻のMVP:行平泉水
今巻のベストシーン:泉水と柚香の……
今巻の名言:みるな蜜柑



今巻のラブ度は本来の満点だった5点を遥かに越え、
倍の10点です。評価の概念がぶっ壊れてますが、
それぐらいこの巻は、泉水と柚香の愛に包まれてました。

物語の流れと、蜜柑誕生の経緯を察すれば、
二人がどこかのタイミングでこうなるのは当然です。
とはいえ、事が起きた一夜まで
バッチリ描いてしまってるのは驚きでした。
最近は某吸血漫画でも見てしまってるので、
少女漫画で!?なんて話を論じる気はないですが、
あれよりも、もっとはっきりと描かれています。

ですが、これは全く茶化すムードではありません。
その場面に併せて、柚香の心情をモノローグで
煽っているため、甘く切ないムードを情調されてます。
かつてパンツ1つで大騒ぎしてた奴の言葉では
説得力ないかもしれませんが、極めて美しいと思いました。


そこから息つく暇もなく、泉水の命が絶たれるまでの
顛末が描かれたのもショックでした。
二人が結ばれてから泉水の最後までの間は、
時間にして1日足らずなんて。
あまりにも壮絶すぎる一夜です。

さらに、その光景をまざまざと見てしまった
みかんの気持ちを考えると、胸が張り裂けますね。
かつて、ボロゾーキンみたいな例えを使っていた
当時の私を一発ぶん殴りたい気分
になりました。
確か、「ひどすぎ!」みたいなコメントを頂戴しても、
「思っちゃったんだからしょうがないじゃん。ぷっぷくぷー」
ぐらいの軽い気持ちで謝罪してましたが、
改めて謹んで謝罪します。申し訳ございませんでした。
学園アリス20巻まで読んでも、
みかんのことをボロゾーキンとほざけるものなら、
ほざいてみるんだな!!(おまえ以外誰もほざかんよ)
まあ、1巻を読んでる時点では、こんな話になるとは
本当に1ミクロンも想像もしてなかったわけですが…。








コメディ:☆
シリアス:★★★★★
ラブ:★★★★★
ハートフル:★★★★★★★★★★

今巻のMVP:るかぴょん
今巻のベストシーン:蜜柑と蛍の友情
今巻の名言:大丈夫よ。私たちなら。絶対。



もうこの巻、コメディの☆は空ですね。
なんとか雑用犬(颯)くんが頑張ってくれましたが、
全てをかき消すほど詰まりに詰まった
切なさと温かさと愛しさのハートフルには勝てません。
未読の方は、鼻セレブ(ティッシュ)を用意してから、
読み始めることをオススメ
します。

特にるかぴょんの想いと聡明さには鳥肌立ちました。
小6にして、その物分りのよさ、身を引く潔さは
一体なんなんですか?私が乙女でも、
こんな完璧な男の子を見てしまったら、
現実のどうしようもない男には興味を失くすって!
自分が小6の時なんて、毎週のジャンプと
PSでゲームすることだけを楽しみに
生きてたみたいなもんでしたからね…。
現実と比較することが愚行なのは分かってますが、
るかぴょんのモノローグにはそれぐらい参りました。

みかんと蛍の友情にも、感動の波が止まりません。
かつては主に「バカ」と呼び、蹄で頭を叩くような
暴力ツッコミ、鬼のスルースキル(ガン無視)などを炸裂させ、
みかんをオモチャのように扱ってた蛍の口から、
こんなセリフが出るなんて。伏線とギャップが完璧です。
1巻の感想では、「NHKはよくアニメ化して朝放送したな」
とか書いてますが、むしろ今となっては
「NHKはなぜ再アニメ化しない!」
と言いたくなりました。もしも私に娘が出来たら
絶対見せるってばよ!







コメディ:★
シリアス:★★★★★★★★
ラブ:★★★★
ハートフル:★★★★★

今巻のMVP:のばら
今巻のベストシーン:ペルソナVSのばら
今巻の名言:あったかいね………



過去編から現代に戻ってきたのも束の間、
すでに戦いは始まってしまっていました。
ペルソナVSのばらは緊張感がありましたね。
アリスによって辛い宿命を背負った二人。
黒幕一味でダークヒールの存在だったペルソナも、
過去が語られて、悲しすぎる宿命を背負った
一人の被害者であることが分かりました。
彼が小等部校長に尽くす姿は、「悪には悪の救世主が必要だ」
という某漫画の敵キャラの言葉を思い出しました。

のばら側から感じるみかんへの気持ちも、
みかんと蛍の友情とは違った意味で胸が熱くなります。
みかんにしてみれば、いつも通りに誰にでも分け隔てなく
接しただけで、特別なことをした意識は全くないはず。
でも、のばらにはその時の温もりが忘れられない。
だから、かつては唯一の信じれる仲間たち
と敵対することになっても、みかんの笑顔を守るために戦い、
そしてペルソナを救いたいと願えたのでしょう。
ロンリーはロンリーにしか分からない感情を分かるから。

裏切り者の正体は、伏線っぽい描写から考えて
一人思い当たる節はありますが、
それは外れて欲しかったりも。
そうなったら、また傷つくのは蜜柑だと思うので。
でも骨太なストーリーが揺るがない学園アリスで、
最後まで予定調和のハッピーは迎えられそうもないです。
23巻は覚悟して読みたいと思います。
これ以上、アラサーに足を踏み入れた男の涙腺を
緩ませないで下さい!……いや、やっぱり緩ませて!




それではまた桜舞い散る時期(予定)にでも…。

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