月の騎士の戯言

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zoom RSS 学園アリス(第9〜12巻)感想

<<   作成日時 : 2012/07/28 06:12   >>

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じみ〜に、ひそか〜に続いてる学アリ感想です。


今年の4月以来、3ヶ月ぶりになります。
現在27巻まで発売されているので、追いつくには随分スローペースですが、
これぐらいのスパンでたまに読んで書く方が、物語をしみじみ味える気がします。
今回は9巻から12巻までの感想をそれぞれ、
各巻を独断と偏見で分析したスコアシートを交えて書きます。






コメディ:★★★★
シリアス:★
ラブ:★★★★★
ハートフル:★★

今巻のMVP:棗
今巻のベストシーン:今井兄妹による意地の張り合い
今巻の名言:ちったぁ笑えよ、ヘタクソブス




「新たな恋の予感が!!」と8巻末で煽られていたので、
いろいろ妄想してましたが、「新たな恋」ってみかんと棗のことを指してるんですよね?
みかんと棗が怪しいのは、何もこの巻に始まったことでないとは思いますけど
(7巻辺りからその香りは色濃くなってきました)、確かにこの9巻では、
二人の関係が大きく発展して、「恋」と呼ぶに相応しい出来事が詰め込まれてます。
るかぴょんとみかんの関係も併せて、ラブは基準値で満点です。

とても小学4年生、若干10歳とは思えないぐらいに3人の関係は、
発達している(みかんは無自覚だろうけど)と思います。
私が小学4年生の時なんて恋どころか、初代ポケモンにハマっていた影響で、
「草むらからポケモン出てこないかなー。」とか、日々ありもしないバカな妄想をしていた
ことしか思い出せません。なんたる差でしょう。今でもその頃と大差ないし…。
しかも学アリでは、淡くてほのぼのした小学生らしい感性で表現しながら、
それをただの幼い恋ではなく、それぞれのしっかりした想いと、
恋が芽生える過程を描いてるのが素晴らしいです。
そこらの中・高生を主役にした恋愛漫画よりも、濃厚な描き方だと思いますよ。


いずれ、るかぴょんを交えたのっぴきならない関係になると想像してましたが、
これほど急速に互いが意識して、それぞれがKISSまでしてしまったのは驚きで、
みかんとるかぴょんの関係をこっそり複雑な気持ちで見守る棗の構図が、
この巻を境に、はっきりとした三角関係に変わりました。
でも小学生である事実と、3人の関係性の面白さで、全然ドロドロはしません。

中心にいるみかんが、恋心とか三角関係を理解するにはまだ時間がかかりそうですが、
9巻の様子を見るに、蜜柑はるかぴょんよりも棗に気がありそうな気配がしますよね。
気があるとは、具体的に好きよりも、言葉の通り「気になる存在」であるということです。
るかぴょんに対しての方が、はっきりとした好感を持ってるんだけど、
それを突き詰めると委員長とかに抱く気持ちともそんなに変わらないと思うんですよ。
るかぴょんが積極的に気持ちを表にしてる分、意識はし始めてるのは確かでしょうけど。

棗に対しては、「嫌いな奴…だったはずだけど妙に気になる」存在であって、
ラブコメとしては王道な感情です。それが9巻の特にダンスシーンで顕著に表れていて、
みかんが棗を意識しすぎるあまり、いつもの天真爛漫で自然な振る舞いが
できなくなっているのは興味深いです。この辺の様子はみかんもちゃんと女の子ですね。
棗の方から憎まれ口を叩くことで、自然に戻っている様子は、
るかぴょんがみかんと一緒にいることで感じた温かさや自然な気持ちを、
みかんは棗の内面から、知らない内に感じ取ってるからではないかと思います。


ベスト(コメディ)シーンとしては、今井兄妹のピリピリギスギスしてるけど、
兄妹であることからこその共通点から逃れられない様子を挙げます。
学アリで一番素直じゃないのは、棗よりもこの兄妹かもしれません。







コメディ:★★★★
シリアス:★★
ラブ:★★★★
ハートフル:★★

今巻のMVP:蛍
今巻のベストシーン:扉絵の岬先生と樋口先生の会話
今巻の名言:向日葵ちゃん!?



潜入!花園会の前編です。
謎の中等部校長が、某吸血騎士の女帝に見えて仕方なかったのですが、
12巻の最後まで読むと、はたして彼女が悪人なのかどうかは謎のままでした。
小等部校長よりは話が通じそうですが…、この先の物語で明かされていくのでしょうか。

この巻は次の舞台を整える準備が主で、特別に物語が動くわけではありませんが、
主要人物たちの関係の変化に着眼すると、いろいろ興味深いです。
みかん×るかぴょんよりも、るかん×棗の方が自然と色濃く描かれてますし、
蛍×るかぴょんのフラグとして発展しそうにはないけど、ノリのバランスが良いコンビも。
みかん×るかぴょんだと、微笑ましすぎて毒のない爽やかコンビですが、
蛍×るかぴょんだと、蛍に振り回されて、るかぴょんが若干みかん化するし、
蛍もイニシアチブを握れてわりと楽しそうです。
変化というか、思い返せば1巻からそんな関係性なんですが(笑)

これまではみかんと蛍の友情物語と、るかぴょん・棗を巡る恋愛模様は、
全く別の箱庭でリンクせずに進行している様な印象でしたが、
それぞれの関係性がクロスした展開があると、また興味深い関係が見えそうです。
特に禁断と言える、棗×蛍の実現は期待されます。
具体的に言えば「×」じゃなくて「VS」の方が見たいですが。
みかん×棗なんて、目じゃないぐらい危険な火花が散りそうですけど、
お互いに譲りそうにも引きそうにないので、全然かみ合わないか、
意外と意気投合するかのどっちか
ではないかと想像します。
(逆に言えばだからこそ、これまでに衝突してるシーンがないのかも)
この巻のMVPは蛍です。彼女の良い意味での黒さが一番絞りで出てました。
あと、蚊帳の外になってしまってる委員長はもうちょっと頑張ろう!







コメディ:★★★
シリアス:★★★★
ラブ:★
ハートフル:★★★★

今巻のMVP:よーちゃん
今巻のベストシーン:ハヤテが蛍に一目惚れするシーン
今巻の名言:棗にとって一番力になれるのは誰でもない、るかぴょんやろ!



潜入!花園会の中編です。
前巻まではコメディとラブ中心でしたが、棗が地下でのばらを発見したのを機に、
この巻の物語からはシリアスな方向中心になっていきます。
アウトローな空気を纏った危険能力系三人衆が突然現れて、
本格的なバトル漫画に突入か!?と思いきや、一人は蛍に一目惚れし、
(何気に蛍の上級生からのモテっぷりは凄いですね)
一人は新宿二丁目的なカマキャラが発覚して、一転してギャグキャラ化。
シリアスバトルからコメディネタまで振り子幅の広さはさすがです。
コメディ、シリアス、ラブ、ハートフル、目まぐるしく描写が移り変わりながら、
各ページのコマ外の情報量もあって、この漫画には薄っぺらい部分がありません。
どれもこれも濃厚ミルクな少女漫画ですよ!(この言葉に深い意味はなし)

後半は、棗とるかぴょんの出会いを語った過去回想編。
これについては、下手な茶々を入れずに真面目に読みました。
棗とるかぴょんの出会いから、なぜ棗が人殺しと呼ばれているのか
(実際には誰も何も殺してはいないわけですが話に尾ひれが付いたと推測)、
そして学園に来た理由と、その体制に反抗していた理由が分かります。
まったく棗のことを悪魔王子なんて呼んでた奴の気がしれませんね!!(おまえだよ)
1巻のパンツ事件だけは、未だにそう呼ぶに相応しい悪事だったと思いますが、
過去と今の棗はナツメロたんと呼んでも違和感ない健気な少年に見えます。

生まれもって不幸な境遇ながら、心の支えのあった棗と妹の葵でしたが、
学園からの刺客ペルソナによって平穏な日々は壊されたのでした。
ペルソナは怪しい奴だとは思ってたけど、ここまで底なしのダークな人物だったとは。
鳴海先生との因縁も明らかになったし、先生達のエピソードも抉っていけば、
学園アリスの世界観がより深く浮かび上がってきそうです。今後の話で期待します。







コメディ:★
シリアス:★★★★★
ラブ:★★
ハートフル:★★★★★

今巻のMVP:みかん
今巻のベストシーン:みかんVSペルソナ
今巻の名言:せいせいした。これで俺も星なしだ



潜入!花園会の後編です。
やばいよ、やばいよ。ちょっと、いやかなり本気で泣きそうになったよ、この展開!
学園アリスの感動シーンはストレートに涙腺をゆるませてくれますね…。
最近読んで泣きそうになった小説「みをつくし料理帖」と学園アリスに共通点があって、
どっちも主人公が孤独な身寄りになった、大阪弁を話す女の子なのです。
その手の女の子が健気に頑張る姿を見ると、どうも涙腺が緩くなるのです。
自称HENTAIの趣味趣向と、なんやかんやで泣きツボは王道のベタかもしれません。

物語は棗の真実を知って憤るみかんと蛍の怒りが爆発。
ホンマにクソですよ!クソ学園ですよ!(井筒監督調で)
そして葵とのばらを巧みに操り、みかんと棗を苦しめるペルソナの魔の手が迫ります。
しかし、アリス紛失事件で「本当の強さ」を知ったみかんは一歩も引かず、
無力化の力でそれを退けました。ペルソナとみかんの対峙は少女漫画らしい形なのだけど、
だからといって緊張感を損ないません。ハートフルとシリアスの融合体、
屈託なく感情移入させてくれるストレートなセリフ。見事な緊張感の演出
です。

現段階では表立って悪役を演じてるペルソナですが、
のっぴきならない悲しい過去と事情がありそうですし、
簡単な見立てをすると黒幕は他にいそうですね。所詮はペルソナも駒にすぎないのでしょう。
今のところ小等部の校長が群を抜いて危険な空気を放ってますが、
さらにその裏に蠢く陰謀はありそうです。


これだけでもお腹いっぱいですが、12巻最後のるかぴょんが
星を放り投げたシーンと、心のモノローグにやられました。
棗が家族と再会するシーンもグッときましたね。
改めて感動の演出に妙なひねりは要らないんだなと思います。
それが人に届くテーマとメッセージならば、恥ずかしいぐらい王道に、
だけど淀みなく描く方が伝わるのだなと感じました。

おまけページも充実していて、心理テストも面白かったです。
学園アリスはおまけページとか、軽いつぶやきまで含めると
1ページに載ってる情報量がとても多いんですよね。
だから、適当に読み飛ばせない。しっかり本と向き合って読む必要があります。
13巻は一転して、またラブコメディ中心になるみたいですが、
花園会編を経て、みかん、棗、るかぴょんの三角関係はどうなるのか注目しましょう。




次回はまたいつになるか、はっきりとは分かりませんが、
気長に待っていただければ、必ず続きは読むのでその時に!

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