月の騎士の戯言

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zoom RSS 月刊LaLa(2012年8月号)感想

<<   作成日時 : 2012/07/07 08:04   >>

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ヴァン騎士休載の穴を埋めるべく、スペシャルバージョンでお届けします。






LaLaを購読し始めて早2年以上が経ちました。
第1話を読んだ時からお気に入りだった作品「ラストゲーム」が、
こうして初の表紙・巻頭カラーを飾ったことに、まこと嬉しい感慨があります。
学園ベビーシッターズが表紙を飾った時は「そりゃあ飾るよね」みたいな、
納得が強かったのですが、ラストゲームには勝手な身内意識があるせいか、
「ぼくらのラストゲームが遂に表紙を飾ったぞ!」的な気持ちになりました。

世間が全く認知してない頃から応援してたマイナーアイドルが、
初めて地上波のテレビ番組に出演したのを見たファン心理に近い…かどうかは、
生まれてこの方、アイドルを応援したことがないので正直分かりませんが、
こんな気持ちになったのは初めての体験かもしれません。
こ、これは、、、、、ま、まさか、、、、、恋!?(たぶん違う)
あ、どうでもいいですけど、いろんな意味でアイドルもアイドルファンも大変ですよね。

「少女漫画雑誌を買うなんて気恥かしい」とか思ってたあの頃から、
連載中の漫画が表紙を飾ったのを見て「よっしゃあ!」と思うまでになるとは、
いよいよ来るところまで来てしまったなと。ホントに今更なんですが。
「趣味はなんですか?」と聞かれたら「月刊LaLaを読むことです!」と、
自信満々に言える…、まぁ現実では言わないですけど、心では思っておきます。



前置きが長くなりましたが、今回はヴァン騎士休載の煽りを受けて、
LaLa感想をいつもより早く、そしていつもより気合いを入れて書きます。
(編成的にはいつも通りに5本の漫画感想+3つのツッコミシーンですが)




今号のラストゲーム


前回の感想で本作のヒロイン九条美琴のことを、
当ブログで正式になんと呼ぶべきか悩んでいると書きましたが、
今回より正式に決定しました。

「くじょみこ」と呼びます!

「俺の嫁」も捨てがたいところでしたが、それだと誰のことだか分かり難いし、
他の熱心なファンの方に因縁つけられる恐れもあって控えます。
一応「くじょみこ」に決めましたが、呼び方は臨機応変に使い分けることもあると思いますが。



今回の話は、前回の「事故チュー」の一件から、予想通り何とも思ってなかったくじょみこと、
意識しまくり悩みまくりの柳、いやヘナギの温度差が激しい中、夏のサークル合宿編に入ります。
(ちなみにヘナギは正式な呼び方ではないのであしからず)

しかし、「事故ちゅー」って、なんともいえない甘美な響き(そうか?)ですが、
はたしてこの用語はラストゲームのオリジナルなのか?と疑問を抱き、
調べてみたところ、どうやら古くは「ときメモ」から発生した言葉らしいことが分かりました。
恥ずかしながら知らなかったです。世間(というかこの業界)的には常識用語なんでしょうか。

知らなかったことが恥ずかしいのか、この歳になって「事故チュー」なんて
言葉を真面目に調べてることが恥ずかしいのか、そのへんをあまり深く追求すると、
悲しい話になってきそうだし、現実では99%起こりえない出来事なので、
心に留めておくことにします。まぁ、こうやってネットに書いちゃってるけどさ!


ポルシェに豪華な別荘と、柳のウルトラハイパー金持ちっぷりが炸裂しつつ
相変わらずそれには何の興味も示さないけど柳の態度の変化には
敏感になっているくじょみこの様子は、高校時代から明らかに変わってきています。
柳の妄想の通り、彼氏について尋ねられると「必要性が分からない」と、
即座に言ってのける鉄の女っぷりは全然ブレませんけど、
その気持ちを理解するまで、もう一歩の段階まで迫ってきているのは間違いありません。
雨の中二人で道に迷う、ありがちなシチュエーションを迎え、
二人の関係は次のステップに上がることができるのか?
……いやいや、そのフラグを上手くぶち折ってこそのラストゲームでしょう!

そこで妄想する次回の展開は、柳がリードしてこの危機を乗り越えようとするも、
くじょみこがあっさり正解ルートを見つけて、アピールチャンスを逃すとか、
裕福な生活で育ったお坊ちゃん体質のため自然では全く頼りない柳(ヘナギ状態)を、
くじょみこが「あ、この野草食べれるよ」と、介助する方向性で立場逆転して、
ちょっとカッコつけてた柳のプライドが完全崩壊するとか。どうでしょう?
頼りなく普通に女の子らしく怯えちゃうくじょみこも見たいですけどね!
まあ、どんな展開になっても、ニヤニヤの花が咲き乱れるでしょう。



さて、今話でサイドストーリーながら、最大の衝撃は藤本さんの彼氏が判明したことです。
そういえば、読み切り時代に、その存在は言及されていましたが、
すっかり忘れてました。たぶん別の大学サッカー部のキャプテンとか、
そんな感じのアレなんじゃないかと想像していたのですが…。

なんとお相手は、天文オタク(ミーハー女子達にキモがられてた)のメガネくんでした!
工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工
なんてこった!アンノメガネテメエコノヤロウ!!!
しかもなんですか?スプレーを「ウチに置き忘れた」だと……?
つまり二人は既に「自宅を行き来している仲」だというのか………?



     / ̄⌒⌒ヽ
      | / ̄ ̄ ̄ヽ
      | |   /  \|
    .| |    ´ ` |
     (6    つ /   ちくしょう・・・
    .|   / /⌒⌒ヽ
      |    \  ̄ ノ
     |     / ̄

  __,冖__ ,、  __冖__   / //      ,. - ―- 、
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /   _/        ヽ
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    / /      ,.フ^''''ー- j
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ     /      \
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//     /     _/^  、`、
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
   n     「 |      /.      |     -'''" =-{_ヽ{
   ll     || .,ヘ   /   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
   ll     ヽ二ノ__  {  / ハ `l/   i' i    _   `ヽ
   l|         _| ゙っ  ̄フ.rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   |l        (,・_,゙>  / { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /
   ll     __,冖__ ,、  >  >-'     ;: |  !    i {
   l|     `,-. -、'ヽ'  \ l   l     ;. l |     | !
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     __,冖__ ,、 |\/    l    ; l i   i  | l
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l     l   ;: l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n        l  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!         l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l      :.         |
           /   ヽ      :




何だか分かりませんが、殺意にも似た無性な悔しさが沸き上がってきました
普通ならば架空のキャラに恋人ができても特に何とも思わないというか、
そこはキッチリ割り切って物語に向き合えるはずなのですが、
どうやらラストゲームへの感情移入度は普通ではない模様です。
ましてや、ヒロインのくじょみこじゃなくて、サブキャラの藤本さんなのに…。
分析するに、メガネの宮部がこっち側のキャラだと思っていただけに、
勝手に裏切られた気持ちになったのかもしれません。我ながらちっさい男だな!

でもエピソードを聞くと、このメガネ野郎はただの天文オタクでないことが分かります。
思い返せば柳や翔馬にも優しいし。恐るべしメガネの宮部。
ポジティブに考えれば、世の非モテ達を代表して、
男は容姿と趣味じゃないんだ!ってことをアピールしてくれた。
と一瞬思いましたけど、きっとメガネを外したらそれなりに男前なんだろうし、
天文学なんて、実は女子への求心力の高い趣味である気もするので、
残念ながら彼は少女漫画における非モテの星にはなりません。
貴様はあっち側の人間だ!(おまえは誰でどの立場なんだよ)


しかし、これで天文部内のヒエラルキーが面白い構図になりましたね。
冴えないモブキャラ連中と思われていた男子3人の内、
最も冴えなさそうなメガネくんは、名前が判明するわ、藤本さんが彼女だわで、
今話にして実は天文部内一の勝ち組に成りあがったのです。
精神的・内面的には柳よりも遥かに勝ち組と思われるので、一番と言っていいでしょう。

他のモブキャラの内、先輩の短髪くんは文化祭で良い感じになっていた、
柳とくじょみこの雰囲気をぶち壊したり、柳含む後輩グループとの格差を感じ、
最終的にはメガネの宮部に気を使われたりして、ずっと冴えない感じではありますが、
一応それなりの出番はあります。巻頭カラーにも描かれてるし。

それに比べて、先輩の長髪くんは、今回のカラーの扉絵にすら登場してません。
本編でも短髪くんと一緒にガヤ程度の扱いでは登場しますが、
キャラが全然立ってません。おにぎりで言えば「焼きたらこ」ぐらいの扱いです。
このままだと、いつしか「最初からいなかったキャラ」になったりして…。
会長はメイド様!のクロタツを匂わせるようなルックスをしてるので、
ここは一発エロキャラを確立して、くじょみこ&藤本さんのお風呂を覗こうとするとか、
何かしら見せ場をつくって、いろんな意味で頑張れ長髪くん!



そんなわけで次回以降は、くじょみこと柳の空回りっぷり、藤本さんの安定感、
メガネの宮部のリア充っぷり、翔馬の心に蠢くほとばしる嫉妬とムカつき、
そして先輩モブキャラ二人の不遇っぷり、それぞれから目が離せません。

2巻も発売して、いよいよ盛り上がってきたラストゲーム。
もしも、お近くにラストゲームを置いてない書店を見かけたら
「ちょっとちょっと!ラストゲームを入荷してないなんて、
世間(少女漫画界)の波に乗り遅れてますよ!注文してください。今すぐに!!」
と熱弁して店員に苦笑されてでも、どうにか手に入れるべきです。
ただし、羞恥心の薄れたスーパーロンリーにも、
ちょっと恥ずかしい帯が付いてますので、取り寄せた店員に
「あの人そんなに恋したかったのか…」と思われるかもしれません。
そんな勇気ない方は大人しく「密林」から取り寄せましょう(笑)




今号の図書館戦争


今号はヴァン騎士が休載の上、各掲載漫画もいつになくアマアマな展開で、
LaLaとしては珍しいぐらいにキッチリ正統派少女漫画のテイスト揃いだったのですが、
そんな中で図書館戦争が孤軍奮闘、やってくれちゃいましたね。
タイトルに含まれる「戦争」の言葉に相違ない危険で過酷な攻防戦の中で、
ヤングチャンピオンあたりで連載されてもおかしくないガチバイオレンスな描写が、
ぼやかすことなくストレートに表現されているのは驚きました。
最後の堂上が郁を抱きしめる場面がなかったら救いがないところでしたが、
凄惨な過程があってこそ、あれが安っぽくない胸に響くシーンに映るのです。

ヴァンパイア騎士の様な人間を超越した者達によるファンタジーの戦いとは違って、
現実世界でも起こりえる、生身の人間がリアルな戦争をしてる様子を描くのは、
主に中・高生が読む少女漫画雑誌で扱われるテーマのレベルを超えている
…とか、以前の私ならば思ったでしょうけど、今の認識はちょっと違います。
それは逆に今時の女子中・高生の認識や想像を甘く見過ぎてるだけであって、
むしろ、世の中の女子中・高生は、普遍的なメルヘン恋愛よりも、
このような骨太なストーリー漫画を求めているのではないか?
とも考えたりします。
とりあえず、世の一般女子中・高生がこの話を読んでどう思ったのか気になりますね。
そもそも、LaLaを読む層が「世の一般女子中・高生」に該当するかは置いといて。
私的には「SEVENTEEN」とかを読んでる女子高生よりも、断然共感しますけどね。
どうでもいいけど、「SEVENTEEN」8月号の表紙はなんぞこれ…。




今号の学園ベビーシッターズ


いや〜、とんでもない神回でしたね!!
竜一をめぐるラブコメとしても、ベビー達の可愛さとしても、
牛丸さん、いのまりちゃん、それぞれの魅力と二人の交流にしても、
おまけにエロス回としてまで機能してる(男目線)とは、恐れ入りました。
つべこべ言わず早くアニメ化してくれよ!私が関係者だったら即座に白羽の矢を立てるのに。

しかし、「恋愛には縁がない」とか「怖い、不器用、頑固」などの評価は意に介さず、
「だから何?それが悪い?」みたいに反抗する態度をとるいのまりちゃんが、
胸の大きさに関してはガチへこみする姿は真面目な意味で興味深いです。
きっと胸に関する話は、女性にとってそれだけ真剣な問題なのでしょう。
この件について、あまり突っ込んだことを書くと火傷しそうなので控えますが、
男から言えることは竜一と同じく、「興味もたれないからって気にすることはない」
ってことです。いやうん、ホントに何のフォローにもなってないんですけど。


それにしても、牛丸さんといのまりちゃんから好かれ、
少し前の回では、他の女子からもラブレターをもらってる竜一の天然タラシっぷりは、
男として嫉妬せざるをえないレベル…を残念ながら遥かに超えてます

同じ教室にいる牛丸さんに好かれたい男子が「今日の授業だりぃな〜」とか、
「牛丸の体操着エロくね?」とか、超絶にくだらない会話にうつつを抜かしてる間、
竜一はベビー達と懸命に戯れながら、牛丸さんにこんな良い説教もできるなんて、
ホント比較するのも恥ずかしい話です。私が同い年だからといって、
「なんでダルビッシュぐらいお金をもらえないんだ!」と嘆くぐらい差を理解してないのと同義です。

そんなわけで「竜一なら仕方ない」と、彼のモテっぷりは完全に割り切ってますが、
それにつけても、最近は竜一との淡い恋を巡る関係以上に、
いのまりちゃん×牛丸さんが良コンビになっていて微笑ましいです。
ラストゲームの藤本さん×くじょみこ、ヴァン騎士の優姫×よりちゃんといい、
偶然か必然か、私が気に入る少女漫画は女子間の関係もステキな甘酸っぱさに溢れてますね。




今号のリンデンホールのアリア


「リンデンホール」が漢字変換できなくて毎度書き直すのが面倒なので、
今回からはタイトルをカタカナ表記に換えます(笑)
今号は同作品では珍しいほどのふつ〜な男子、
響也が奏を明らかに意識してしまう、という、ふつ〜なラブコメでした。
そのうち響也は、絶望先生の日塔なみばりに「響也はそうでしょうね」と、
各キャラから半ば蔑んだ目で弄られるような扱い
になるかもしれません。

そんなふつ〜に奏に恋しちゃってる響也の気持ちは全く伝わらず、
オレオレ三兄弟の三男坊、「タラシの天宮静」の毒牙にかかりかける奏。
初登場時に見せた屈託のない爽やかイケメン感はどこへやら、
「いろいろムカつくこととかうざったいことがあるから、
とりあえずこの目の前いる女を抱いてやるか」とか思ってる様にさえ邪推しちゃいます。
それはまあ言い過ぎにしても、別れ際に見せた表情なんて明らかに善人のそれではないし、
もしかすると、オレ1とオレ2よりも断然危ない人なんじゃないか!?
そもそも奏に抱きついておいて、「ドキドキとかそういうのがよく分からない」とか、
あんたそれ一切恋してねーじゃん!!のツッコミ待ち
にしか思えないです。

肝心の「音楽バトル」が全然始まらず、オレ1とオレ2が初登場シーンと、
セリフのインパクトだけで、次第に形骸化していることに一抹の不安もありますが、
今はまだ舞台をおぜん立てしてる最中であって、物語の本番はここから…のはず。
まあ、いざとなったら奏とハルくんのラブコメ漫画にも出来ますしね!




ありがとう!さようなら!キスよりも早く(最終回)


今号で遂に最終回を迎えてしまいました。
これまでに何度か長期連載作品の最終回を見届けてきましたが、
個人的な想いとしては、今まで読んだLaLa作品の中で最も感慨ある最終回です。

ヴァンパイア騎士しか作品を知らない状態で読み始めたLaLaで、
少女漫画らしさが十分に出てるけど、男でも感情移入できる物語はとても読みやすく、
まーくん、ぶんちゃの時々現れるキラーでバイオレンスな一面は、
ツッコミネタシーンとして度々取り上げる題材になりました。
その結果として、2010年の月刊LaLa大賞にも選んだこともありました。
何か特別に一シーンが印象的だったというよりも、
毎号安定して読める&ネタにもできる汎用性の高さが良かったです。


私が本作を読み始めたのは、物語の中盤以降からだったので、
今号の最終回を前に、ネカフェにて読んでなかった序盤をざっくり読んできました。
初期はぶんちゃのやさぐれ度が強く、モノホンヤンキーの感じだったのが、
徐々に打ち解けていく過程と、今と変わらぬ求愛にピュアな様子は楽しめたのですが、
驚いたのは、初期は肉体関係的なアダルトなテーマをごくごく普通に押し出して、
時々「え?これ大丈夫?」と思う単語や表現もサラッと描かれてたことですね。

よくよく考えれば、ぶんちゃとまーくんは恋愛関係ではなく、
そもそもの立場が夫婦関係なのだから、テーマがアダルトになるのも至極当然です。
だから初期の頃は、そういう関係を匂わせる描写や発言が多かったのかなと。
それでいて都合12巻もの間、タイトルの意義「キスよりも早く」を忠実に守るため、
直接のキスシーンは最終回まで一切描かずに初志貫徹したことで、
初期は愛とか夫婦=肉体関係の成就みたいな空気だったのを、
二人の結びつきが強くなるに連れて、清らかな関係に昇華させてるのは凄いことです。

多くの恋愛漫画では、キスなんて物語の中盤ぐらいで一発ぐらいかましちゃってますし、
今の日本社会において、キスをしないまま結婚する夫婦なんてのは、
幻想の産物でしかないと思います。たぶんお見合い結婚とかだとしても。
なのに便宜上とはいえ、夫婦である二人がキスを頑なにしないまま愛を育むのは、
逆説的なピュアラブ表現として、聖なる少女漫画観さえ感じました

そこが時折描かれる、バイオレンスな言動とのギャップとしてまた良かったのです。



じらしまくりながら溜めきった上で描いた最終回のキスシーン演出は見事です。
元来、私はキスシーン否定派で、某洋画劇場をよく見ていた中・高時代も、
「はいはい、どうせ最後はキスしてハッピーエンドだろ」と超冷めた目線で見がちだったので、
下手な感じだったら、「キスシーン長いよ!」とか「何回もしなくていいよ!」とか、
野暮なツッコミを入れてしまいたくなったと思いますが、
このキスシーンには、何も言わせないだけの説得力がありました
「キスよりも早く」のタイトルがフリになっていた分、最後の展開が読めはしたけど、
タイトルと作品のテーマに忠実だったからこそ、感動的に映ったのです。

さすがにその先は描かれませんでしたが、キスだけでお腹いっぱいでしょう。
LaLaなら描きかねないと多少の期待心配してたのですけど。
なつかしのキャラメルBOYの様に、『花が散る』みたいな表現を使えば、
何とかして描けなくもないだろうけど(夫婦を強調するならばそこまで描いてこそ
という論調があったとしてもおかしくはなし)、タイトルと本編の内容に相応しく、
「キス」に重きを置いて完結させたことを称賛すべきだと思います。



それにしてもこの感想内で、いい大人が何回キスって文字を打ってるんですか?
なんだか恥ずかしくなってきましたよ。(変哲な感想を毎回書いといて今更か)
そして、鱚(キス)の天ぷらが食べたくなってきました
いや、そこは本来「キスしたくなった」とでも書くべきなんでしょうけど、
現実的な問題として、「キスする」よりも「キスを食べる」方が…ね?
って、一体何を書かせてるんですか!(知るか)

そんな話は本気でどうでもいいとして、田中メカ先生、お疲れ様でした。
本作品で学んだ王道少女漫画の帝王学とタイトルの意義主張、
まーくんのヤクザ邸実家殴り込みの任侠話に近い迫力やマウントパンチ、
ぶんちゃの時折見せるメンチ切りの描写などは忘れません!
11月号で最新作が掲載される様なので、そちらも期待しています!




今号のツッコミシーン



タカオだっせえ!wwwww


画像


言い方が面白かったので、「おいらんバーローwwwww」
みたいなノリで軽いネタにしてしまいましたが、本編の流れを読めば、
これがほろりとくる名シーンに早変わりするので、あしからず。

超余談ですが、最近「みをつくし料理帖」という時代小説を読んで、
花魁の世界に少し興味を持った次第です。(椿の境遇が小説のある登場人物と酷似してたり)
エロスだバイオレンスだと、下世話な方向にしか話を広げてませんでしたが、
実は花魁の最高位である「大夫」の地位に至った人物は、
格式の高さ故に、庶民には手の出せない高貴なる存在として、
一般庶民は会うことすら憚られるとか。花魁の世界は深いですね。




ファッションセンスに定評のあった純愛ラビリンスも次回で最終回


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次回で最終回ということで、ファッションセンスに定評のあった純愛ラビリンスを、
妙な方向に好き勝手弄るのも、おそらくこれが最後になると思われます。
これまでにも、この「F」スカジャンは幾度となく着てたと思われますが、
ゲームセンターCXという番組内で「F」の文字が入った服を着たADが、
有野課長に「藤子F先生のファンか?」と弄られてたのを見て、今更妙に気になりました。
ハルちゃんのスカジャンに込められた「F」の意味は一体なんなんですかね?
F、F、F、、、、、Funky?うーん、これがOなら「大沼チャン」のOに間違いないんだけど!




こんなこといいな、あったらいいな♪(旧ドラえもんの歌調で)


画像



ねーよ!!!
現実には絶対ありえないことを夢いっぱいに描く。それも漫画の醍醐味ですから、
何の文句もないのですけど、一瞬にして「ねーよ!!」と思ってしまったのでツッコミを…。
これが「僕と付き合ってください!」と話しかけた上での返しならば、
まだ可能性ありますけど、「命令して!」で「彼氏になれ!」は……ねぇ?
「じゃあ豚になれよ」と言われる方が、まだありえると考えてしまうのは歪みすぎでしょうか。

あと、この作品で気になったのは、登場人物がやたらと「は?」を使うことです。
何かしら予想外のことを言われると、返しが「え?」じゃなくて「は?」ばかりで、
数えてみたら計15回ぐらい言ってます。
これが作者さんの単なる口癖から派生したのか、今時高校生を追求した結果の
リアルな描写か分かりませんが、それにしてもこれだけ連発されると、
「は?」って返しがあまり感じ宜しくないことに気付きました。
私もたまに使ってしまってるような気がするので、ちょっと気をつけたいです。
まあ、突然こんなこと言われたら「は?」って返したくなる気持ちは分かるけど。




さて、最後にちょっと宣伝を…。
現在(7月15日まで)ブログアンケートを実施中です。
ヴァン騎士小説についても要望(ご意見)を募集中ですので、
お気軽にご協力よろしくお願いします。
アンケートについて、詳しくは7月1日の記事に書いてますので、そちらをご覧ください。

アンケートページ


次回は、7月10日発売になる青LaLa感想を7月21日に投稿予定です。
昨年の黒LaLa、白LaLaが素晴らしく良かったので、今回も期待大ですね。
樋野まつり先生の名前がないことだけは若干残念ではありますが…。
9月号の感想も、レギュラーの投稿日通りに8月下旬頃にお届けします。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
二度目ましての深雨ですw
わたしはヴァン騎士も読んでるのですが
キスも読んでますので最終回と聞いて
なんだか寂しい思いです(T-T)
最後がどうなったのかものすごい気になります(><*)ノ
コミックス派なので…
ヴァン騎士休載ということですが
某週刊少年誌の作者のようにバックレということは無いですよね?(笑)
何か退っ引きならない←事情があるのでしょうか?
深雨
2012/07/08 00:22
深雨さんコメントありがとうございます。
キスよりも早くは、一言でいえば「美しい最終回」
でした。終わってしまったのは寂しいですが、
ずっと読んでた方なら、きっと満足ゆくと思いますので、
コミックス発売を楽しみにしてください。

ヴァン騎士休載は作者取材という名のたまの
リフレッシュ休暇で、某作者のように
「ゲームしたいから1年ぐらい休む」
ってなことではないのでご安心ください(笑)
次号ではまた40Pのボリュームで帰ってきますので、
感想にも身が入ります!
月の騎士
2012/07/08 09:51
はじめまして
なんだか面白いので、いつも読ませてもらってます笑

Lalaは買ってないのですが、昔買っていたので
なんとなく話はわかります☆

(今高1で、小6から中2まで買ってました。
ホスト部とコルダが終わったので)

で、ついに悩んだあげく、
明日ラストゲーム買いに行こうと思います!!!!!

今まで買っては 面白くなかった…
となっていたので、コミック買うのは控えていたんですが
このブログを読んでずーと気になっていたので
ついに買う決心をしました!!

いつも凄い高評価ですよね♫

これからも楽しいブログを書き続けて下さい♥

応援しています(*´∀`*)

Rさん
2012/08/12 15:30
Rさんコメントありがとうございます。
小6から中2までLaLaを買われていたと聞いて、
男にとっての少年ジャンプを浮かべました。
大人の男でも楽しめる貴重な少女漫画雑誌ですね。
楽しめてる私が特殊なのかもですが(笑)

おお〜!ラストゲームはぜひ買ってみてください。
個人的なピンポイントの趣味にストライク
なのもあって、毎回ベタ褒めの感想になってますが、
客観的に見ても、面白い漫画だと保証できます。
もしも面白くなかった時はすみません…。
面白かった時は、よかったら感想も待っています。
ではでは今後も宜しくお願いします〜。
月の騎士
2012/08/12 19:42
こんにちは。
ラストゲーム2巻とも買いました!!
1巻はたくさん平積されてたのですが、
2巻は最後の1冊でびっくりしました。

感想なんですが、面白かったです✩
美琴ちゃん可愛いし、柳くんカッコいいじゃないですか!笑

あの1年は1話でいなくなるのかと思ったら
意外としぶとくて、なんかムカつきます笑

あと、もうちょっと柱を頑張って欲しいな〜と思ったのですが
月の騎士さんはどう思いますか??(^-^;

そういえば話変わりますが
図書館戦争は3学期にクラスの一部で流行ってるな〜
と思ってたら他の学年でもすっごい流行ってたみたいです
(私の観察によると主に中学生✩)

(どーでもいいですが
私は中高一貫の女子校に通ってます。
小牧さんのが人気のようです。)

では♫
Rさん
2012/08/14 13:56
Rさんコメントありがとうございます。
無事に買われたようで何よりです!
1巻が平積みされてるのに2巻が最後の1冊でしたか。
普通は逆のような気がしますが、
それだけ2巻が売れてた…ってことにしときましょう。

面白かったなら良かったです〜。
あれだけ絶賛していて「つまらなかった…」と
言われてしまったら、当ブログも立つ瀬なしでした(笑)
あの1年はムカつくかもしれませんが、
だんだんツッコミ役として機能してくるし、
根は悪い奴ではないと思うので、温かく見守ってあげましょう

柱とは表紙などに書いてあるコメントのことですか?
確かに、あんまりひねりは加えられてないかもですね。
特に印象に残ってない…というのが本音です。


図書館戦争は映画も公開されていて
流行ってるんですかねー。
物語的にはわりと大人向けだと思いますが、
女子中学生にも支持を得ているとはさすがです。

中高一貫の女子校ですか!
まさに少女漫画の舞台的な環境ですね。
(現実と物語はまた違うかもしれませんが…)
小牧教官が人気なのは、なんとなく分かります。
私が女子でも憧れたかもしれません(笑)
男としては、やはり堂上共感のようで
ありたいとは思いますが。
月の騎士
2012/08/15 08:49
はじめまして。

鱚の天ぷら…というのは!!
図書館戦争のアニメ映画にも
鱚の天ぷらが出て来るんです(笑)
無名さん
2013/03/15 22:16
無名さんコメントありがとうございます。
え。そうなんですか!
郁と堂上の食事シーンに出てくるんですかね。
奇妙なシンクロですね〜。
と書いてたら、また食べたくなってきました(笑)
月の騎士
2013/03/16 10:48

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