月の騎士の戯言

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zoom RSS ブクログレビュー集(2011年6月分)

<<   作成日時 : 2011/06/15 09:32   >>

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小説・漫画を中心とした、ブクログレビュー集です。


今月分は最近読んだ本のレビューばかりになりました。
もしドラだけは少し前になりますが、それも今年の話ですし。
ということで、以下より8冊のレビューを掲載します。



城平京氏の新作小説。
『名探偵に薔薇を』のファンであれば、
「七瀬」というキーワードにピンと来てしまうが、
その七瀬と、この話の七瀬は全くの別人であり、
共通点や関連性もないので、その点はご注意召されよ。

登場人物や全篇のノリとしては、
『スパイラル〜推理の絆〜(小説版)』に近い。
頼りにならなそうで実は頼りになる
ワケ有りの優男を巡って、
ひと癖もふた癖もある少女と、
苦労と不幸が絶えない美人警察官の
三角関係が軸になるストーリー。
それぞれスパイラルの「あるキャラ」を思い出す。

ミステリーとSFが融合した内容だが、
(個人的にはどちらかと言えばSF色を強く感じた)
特筆すべきは、「虚構推理」という概念。
この物語は、絶対の真実を突き付けるのではなく、
虚構を重ねることで、それを人々の中で、
それぞれの真実にしてしまうことにある。

カバー裏には、「時々笑って読んでください」とある様に、
城平京氏らしい、身も蓋もない発言や、
人をくったような表現や、妙におもしろおかしい言葉遣いも健在で、
全てが終わった後の、品のなさすぎるセリフは特に笑えた。

『虚構推理U』もありえそうな落とし方であったし、
『名探偵に薔薇を』に近いシリアスな作品も読みたい。
どちらにせよ、是非また近いうちに小説を出して頂きたい。
城平京氏の作品を待ち望んでいたファンの方は是非。





SBRのセミファイナル巻。(最終巻の一つ前)
いよいよクライマックス間近ということで、
緊張感の高まるシーンが続き、大変面白かった。
特に「謎の人物」にミステリー調で迫っていく展開と、
その真相には胸が高まった。
ジョジョファンなら尚更熱くなる。

あと、ポコロコが相変わらずレースに
参加し続けてるみたいで安心した。
最終巻でどうなるのか、メインストリームの結末は当然気になるが、
個人的にポコロコの去就にも要注目。





2010年で最も売れたのも納得の幅広い層が読める本。
普段は小説などの活字を読まない人でも、入りやすい切り口と文体になっている。
また、経済書などを読んだことがなくても、『マネジメント』については、順序立てて理解できる内容。
小説ストーリーとしては王道だが、終盤のシリアスな展開には少し驚いた。
本書で語られている「マネジメント論」は、学校や趣味や仕事にも応用出来るので実用性も高い。
話題性に乗って手を出して読んでも、損はないと思う。





勝間 和代,堀江 貴文,西村 博之
青志社
発売日:2010-09-02

この本の話や提言に、賛成・反対は分かれると思うし、分かっていても、
実践するのは難しいこともあったりで、参考になる・ならないもまた分かれそうだが、
単純に3人の主張や対談の内容自体が面白い。
極論でも真理や核心を突いていて、個人的に納得できる話も多かった。

論理的にトークをしつつ、それぞれがどこか抜けていたり、適当だったり、異常な拘りがあったりと、
理屈だけではない人間味も感じられる内容。
所々、歯に着せぬ物言いになったり、意見が真っ向対立する部分もあるが、
誰かがツッコミを入れたりして、ユーモアに完結しているので、後味が悪くはならない。





本屋大賞として書店でプッシュされていたし、同作者の「館島」を読んだことがあったので購入。
推理小説としては、特に奇をてらった所はなく、トリックも至って普通。
なのにプッシュされているのは、幅広い層が気軽に楽しめる、読みやすいミステリーだからだろう。
文体や展開もポップでライトな感じで一貫しているので、
殺人事件は起こるが、物語に暗さは全くない。
勝ち気なお嬢様と、気品はあるが毒舌執事のコンビが探偵役というのも、
現代の趣向に見事マッチしている。
各事件の謎も、飛び道具を使ってないだけで、決して質が低いわけではなく、
読者がよく考えれば、十分推理して解ける範囲に設定されている。

少し残念だったのは、ホワイダニットの部分が、かなり薄味だったこと(短編なので仕方ない面はあるが)と、
短編の物語がそれぞれ独立していて、全体を通した一本のストーリーがなく完結していたこと。
これだけ売れれば続編が出る可能性も高いし、各種メディア化もありえそうだが、
読みやすい本なので、この本からミステリー小説を読むキッカケにもなって欲しい。





SBR最終巻。
結論から言えば、個人的には23巻の方が面白かったが、
結末まで含めて荒木先生らしい、ジョジョらしい終わり方だった。
「ジョニィ・ジョースターから視た再生の物語」として。

レースの結末は、冗談半分で願っていたのだが、本当にあの男が優勝してしまった。
「遺体」を巡る戦いに、全く関わることもなく、最初から最後までレースだけを全う出来たのが、
ある意味で、最も幸運が発揮されたことかもしれない。

あと、どうでもいい余談だが、スティールとルーシーが、
第1巻とは別人のようになっているのは、ちょっと笑える。
特にスティールは、いつの間にかマウンテンティム並の、
「ルックスもイケメンだ!」に。
1巻で「こわいよぉぉぉぉぉねえぇぇーー!」と、
ルーシーに泣きついていたシーンが嘘のようである。
二人がSBRの裏主人公と言ってもいいだろう。





相変わらずカイジはただの応援団で、展開の遅さには焦れてくる気持ちもあるのだが、
チャンの葛藤から、「ざわ・・・ざわ・・・」な展開が本領発揮されてきた。
カイジvs和也までの余興としか見てなかったこのゲームだが、
もしもアジア3人組が勝ち残ったら、和也はカイジと戦わずして敗北になるような気もしてきた。
次回、第7巻こそ決着はあるのか!?…たぶんまだなさそうだけど(笑)





怖い。とにかく怖い。とてつもなく怖い物語。
寝る前に読んだら、本の内容が夢に出てきて悪夢になったぐらいなので、
怖い話、グロテスクな表現が苦手な方はご注意を。

しかし、ただ怖いだけでなく、解説に書かれていた通り、
ディティールが見事なのもあって、引き込まれる面白さがある。
ミステリー好きとして、真相は読めた(もっと奇をてらったオチを想像していた)が、
そんな変化球必要ないほどに、とにかく犯人像が恐ろしく、
ホラー・サスペンスとして説得力がある。
後日談もしっかり描かれていて、後味は悪くないのだが、
恐怖を保ったままオチている。




それではまた来月、7月20日に。

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