月の騎士の戯言

アクセスカウンタ

zoom RSS ブクログレビュー集(2011年5月分)

<<   作成日時 : 2011/05/18 06:25   >>

驚いた ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 0

今月から毎月第3水曜日投稿枠として始めます。


ブクログとの連動枠、ブクログレビュー集です。
詳細は5月初めの日記及び、新・ブログスケジュール(改訂版)で書いてます。
だいたいの流れとしては、

ブクログにレビューを書く⇒ツイッターで自動配信⇒月1でブログにまとめて掲載

という感じになりますので、宜しくお願いします。
最低でも月5冊、リミットは一応10冊ということで5〜10冊のレビューを載せます。
基本的には、直近で読んだ本か、昔読んだ本からきまぐれにレビューを書きますが、
もし私の本棚を見て、「この本について書いて欲しい」
などのリクエストがありましたら、お気軽にお願いします。

☆の評価については、その時の直感で決めてるので、明確な基準はありません。
一応、☆3で「普通に面白かった」として、載せてる本は大体☆3以上の本です。
☆2以下の評価にした本もありますが、それなりに理由がありますので、
機会があれば☆2以下の本についてもレビューするかもしれません。



それでは今月分のレビューを以下に掲載します。
第1回ということで、今月はリミットに設定している10冊の紹介です。
直近で読んだ本、お気に入りベスト3、あとはなぜか懐かしのギャグマンガです(笑)



1巻を読んだ時、5巻ぐらいまで安定して面白かったら凄いと思っていたら、
7巻になっても相変わらず安定して面白い。
個人的な第7巻のMVPは「しげはる」(ふざけた顔と発言のギャップが最高)、
MVSは「ドキドキ!!温泉パニック!!〜ポロリもあるよ〜」
(普通ならお色気回の温泉話で、徹底的に「誰得」なシーンを連発)
読み切り漫画も、いぬるまるだしっのギャグとは一味違って面白かった。





尾高 純一
スクウェア・エニックス
発売日:2006-10-21

なんとなく、「あずまんが大王っぽいな」と思った。
あずまんが大王を読んだことないので勝手すぎる偏見妄想なのだが。
主人公が子供嫌いで、友達もいない中学校の先生という設定を活かした、毒舌の発言・ツッコミは良い。
それを取り巻く子供達のボケも可愛らしい。
そしてメイン(?)に控える大ボケの校長。
2巻以降、キャラと展開の幅が増えてれば、より面白いかも。





大学のとある授業で、表題作の「気楽に殺ろうよ」が取り上げられたことがあり、それを思い出して買った。
食や性の欲求に対する人間の考えが、普通とは逆になったら世界はどうなるのか…というテーマで、
オチも含めて面白く、また考えさせられる内容である。
その他にもオススメを3つ。
「定年退食」は日本の未来が予見されているような恐ろしい現実感がある。
「分岐点」は誰もが一度は想像する点で共感出来るが、その妄想が現実になったら…。
「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」はブラックユーモアだが、所々にゾッとする部分もある。
ドラえもんでお馴染みの絵柄なのが、作品の異色感を出していて、面白い。





私が読んだことのある乙一氏の作品では、一番面白かった本。
ジャンルを「ホラー・サスペンス」にし、実際の展開もスリリングなのだが、
結末が良く、読後は温かい気持ちにもなる。
主人公は、目が視えないことで孤独を感じる女性と、
世間から隔離されたことで孤独を感じる男性。
二人が初めて会話を交わすシーンが、
大変に感動的であり、それをベストシーンとしたい。

コテコテの喜劇や、ハッピーエンドを望む人には、
もしかしたら不満が残るかもしれないが、
少なくとも他の乙一作品に比べれば後味は悪くないので、
乙一氏の作品を読んだことがない方にもオススメ。






エラリー・クイーン
東京創元社
発売日:2009-06-25

本書は古典本格派と言える著名ミステリーであり、
解決編の前に、読者への挑戦状として、
フーダニット(犯人当て)を問うページが挿入されている。
私もそれなりにミステリーは読んできたつもりで、
一応、簡単に予想はしていたが、答えは予想外で驚いた。

しかし、明かされたエラリー(探偵)の推理は、
奇をてらった発想ではなく、物的証拠と状況証拠から、
順序を立てて合理的に考えた答えであり、
同じように思考すれば、犯人は予想外ではなく、
読者も等しく辿り着けるものだったので、二重に驚いた。
(前書き・中書きでも、辿り着けると書かれてはいるのだが、
想像以上に、論証がフェアだったので、より感嘆した)

古典だろうが読むと発見があり奥深く、
真相に辿り着ければ、知的快感は高潮し、
騙されても、合理的に証明してくれるこそ面白いと感じさせてくれる、
ミステリーの面白さが詰まった作品。






これほど(ある意味で)見事な打ち切り最終回を他に知らない。
終盤はわりとシリアスなストーリー展開だっただけに、
インパクト倍増。ラストシーンも妙に美しい。
あと、「おかゆクラブ」のくだりは面白かった。






2006年にお亡くなりになった、プロレス雑誌「週刊ファイト」元編集長の井上義啓氏、通称「I編集長」の追悼本。
kamiproとこの本を読むまで、昭和プロレスのことも、週刊ファイトのことも、同氏のことも、全く存じなかったが、
妄想と思想から練り上げた提言の数々には、ぶっ飛びつつも感銘を受けた。
中でもタイトルにもなっている「殺し」は屈指の名文句で、「殺しとは何か?」の喫茶店トークは必見の内容。
井上氏のダンディズムな人柄と、言語センスが溢れる殺しのI語録も大変に面白い。
そして、最後に掲載されているI語録には、元気付けられ涙した。
プロレス・格闘技に幻想を求め、夢想する活字プロレスの面白さが詰まっている至高の一冊。





福本伸行氏の漫画の中で、カイジ、アカギに比べれば知名度は低い作品。
しかし、作品のインパクトやメッセージ性は、カイジ、アカギを凌駕するほど。
特に、第1巻に掲載されている「アジフライの話」は最高傑作。
主人公黒沢の悪循環な空回りを繰り返す行動と、
社会の勝ち組人間赤松を対比させた様相は、衝撃的な面白さを感じた。

福本漫画のお約束を逆手に使ったギャグ手法で、
哀愁漂う40過ぎのダメ男の心情・行動の哀愁を笑いに変えつつ、
社会の真に迫った言葉の数々が胸に突き刺さっていく。
そんな負け組達が最初で最後の戦に挑んだ、終盤のホームレス編は、
枯れた男ですら、いや枯れた男だからこそ泣ける話だった。

歳を取って読むごとに、感じる深みと共感が増すので、
自分が黒沢と同じ40過ぎになった時、この漫画を読んだら、
笑いながらも号泣するんじゃないかと想像する。





城平京氏の長編ミステリーデビュー作。
「スパイラル 〜推理の絆〜」というコミックから同氏を知った1人だが、
この小説を読んで、完全なファンになってしまった。
ミステリーとしての完成度云々の話ではなく、個人的な趣味にピッタリ合ったので、全てが良かった。
「メルヘン小人地獄」という架空の毒薬と、
その毒薬になぞらえたグロテスクな歌を用いた展開の奇怪性、
事件に挑む孤高の女探偵、二部構成で問われる謎、
妙に美味しそうなオムレツの描写、儚き少女との交流、
そして訪れる結末まで、どれを取っても幻想に溢れている。

第二部で問われる問題「誰が何のためにポットに毒薬を入れたのか」は、
第一部が伏線となっていて、本格派ミステリーとしてもフェアに挑める問題だが、
「何のために(ホワイダニット)」の正解には、ただひたすら驚き、感嘆した。
メジャーとはいえず、誰にでもオススメというわけではないが、
マイベストミステリーとして挙げたい1冊。





さくら ももこ
小学館
発売日:2003-04-30

ちびまる子ちゃんのサブキャラ、「永沢君」を主人公にしたスピンオフ漫画。
基本的なノリや雰囲気はちびまる子ちゃんと同じだが、
主人公が中学生男子の永沢君ということで、よりシュールでブラックなネタになってる。
藤木がテストで1点を取った話は爆笑した。
中心人物は、永沢君の周りのどうしようもない男子(藤木、小杉etc)だが、その中で容姿端麗のお嬢様なのに、
密かに永沢君のことを想う城ヶ崎さんの変態性(と転落ぶり)が、アクセントが効いていて面白い。
これを読んで、ちびまる子ちゃんの各キャラを改めて見ると、印象が変わるかも。(特に城ヶ崎さん)




こんな感じで、来月分は6月15日の投稿予定です。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
驚いた 驚いた
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ブクログレビュー集(2011年5月分) 月の騎士の戯言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる