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zoom RSS 黒執事 第10巻感想

<<   作成日時 : 2010/10/09 09:48   >>

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「月刊黒執事」、これにてひとまず終幕!


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アニメU期が放送終了し、毎月書いてきた漫画感想もこれで一段落になります。
最後を飾る記事なので、気合いを入れて書こう!…と思っていたのですが、
第10巻では、主役のセバスチャンが不在、ネタ・ツッコミの展開も特に無しということで、
ぶっちゃけ言って、感想が書きにくいことこの上無しでした(笑)

いきなり弱気な言い訳を吐いてすみませんが、ネタに逃げたい気持ちを抑えて、
ここはあえて率直な感想を書くことで、最後を飾りたいと思います!



黒執事のミステリー化批評


今回の第10巻は、第9巻以上にコテコテのミステリー展開であった。
登場人物のアリバイ、居るはずのない未知なる人物Xに、
事件を探るホームズのごとき名探偵、そして最後に明かされる犯人、トリック、動機。
どこを取っても、正統派ミステリー漫画の内容である。

しかし、その物語に意外性や、黒執事らしい特有の面白さを、少なくとも私は感じなかった。
ミステリーとして面白いかどうかを問われれば、感想は「普通」である。
犯人に関しては、もうひと捻りのどんでん返しがありそうな気もするが、
前回の記事で「犯人は誰であっても意外ではない」と書いた通り、
実は全てシエルやセバスチャンの策略でも不思議はないというか、その方がしっくり来る。


私の中で黒執事という作品をジャンルに分けするなら、“ダークファンタジー”に属する。
ファンタジーであるから、ミステリーに乗れないというわけではないが、
これまでの物語が、あまりにダークなサスペンス調だったがために、
今更、ニンゲンがニンゲンらしいトリックと動機で、悪そうな奴を1、2人殺した所で、
緊迫感がない
のである。あくまで執事と、それを仕えさす子供伯爵が主役は、
これまでの物語で、比較にならないぐらいダークで危機的な状況に遭遇しているのだし。

セバスチャンの死というのは、純粋に受けれとれば驚くべき展開なのだが、
漫画のお約束が分かっていると、先読みして伏線として取ってしまうのもあり、
謎は深まったが、それによって緊迫感が増すというものではなかった。
第10巻の時点では、この物語の真相はまだ明かされてない様子ではあるが、
どんな結末になっても、本筋ストーリーへの影響はないだろう。


推測だが、このミステリー編は、“作者が描きたかったから書いた”のだと思う。
作者が描きたいものを書いて悪いことは何もないが、その趣向に乗りきれなかったのが正直な感想だ。
改めて書くが、ミステリーとして不出来なのではない。
むしろ作者のミステリー愛は感じるし、私自身もミステリーは好きだ。
しかし、黒執事という作品に対して、一読者として望んでいる展開ではなかったのである。

逆にサーカス団編は、導入こそミステリーチックだったのだが、
後半はひたすらニンゲンの欲と哀しさにスポット当てたダークな展開に終始した。
悪魔や死神が脇役に徹し、最終的に人間の俗によって終止符が打たれるオチまで、
予想を裏切る内容であったが、個人的には「これが黒執事か」と納得出来る物語だった。
また、アニメはアニメで、ストーリーそのものはブラックだが、
キャラのネタ特性を活かして、笑えるものに仕上がっているので、
あれはあれで、ブラックかつコミカルな黒執事に仕上がっていたと思う。

以上、表題通り「批評」的な感想を書いてしまったが、
良かった点を一つ挙げるならば、探偵役のジェレミーである。
作品の雰囲気としても、このような高貴な探偵像はピッタリ合致していた。
もしも黒執事が最初からミステリーに特化した物語として始まっていたならば、
ミステリー漫画として完成されていたかもしれない
。その意味でも惜しい。



……と、批評だけで終わってしまうのもなんなので、
おまけとして、ネタ的な感想もちょこっとだけ書きます。


タナカさんの柔術


第10巻の中で、唯一ネタに出来そうなシーンが、タナカさんの柔術テクです。
俊敏な動きで、相手を即座にテイクダウンし、腕を捻り上げる様は、
まるで2009年の大晦日、廣田の腕を折った青木真也のごとし!
きっと、タナカさんの本名は、タナカ・グレイシーなんですね。
この時代にUFCがあったら、あのホイスのように大男をなぎ倒しまくった上で、
「セバスチャンは私の10倍強い」と言って、ファントムハイヴ家の使用人幻想を拡大してたかと。

失礼ながら、これまでは単なる隠居老人にしか見えなかったタナカさんですが、
今回は柔術テクを見せたり、他の使用人を奮い立たせたりと、大活躍です。
これだけ活躍する老執事は、他にちびまる子ちゃんのヒデじいしか知りません
ヒデじいの過去話は、ちびまる子ちゃんの原作でも屈指の感想エピソードであり…
って、黒執事の感想で、ヒデじいの話はこれで控えますが、
とにかくタナカさんとヒデじいはカッコ良いという事です。



以上、最終回らしいスペシャル感は出せなかったかもしれませんが、
等身大、率直な文章感想を書きました。個人的にはこれで満足です。
これまで毎月及び1回でも感想を読んで下さった皆さん、ありがとうございました。

いつか機会があれば、今回逃げよう創ろうとしていたネタ、
『黒執事黙示録シエル』をやるかもしれません。
たとえ、誰も求めていなかったとしても(笑)

それでは黒執事ファンの皆さん、またどこかでお会いしましょう!

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