月の騎士の戯言

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zoom RSS DREAM.15 生観戦記

<<   作成日時 : 2010/07/18 08:59   >>

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「オレ達の(MMA)ワールドカップ」最終戦を振り返ります。


行ってきました。DREAM.15!…って、もう1週間も前の話なんですけど。
今回はパンフレットを買いましたので、まずはその写真を。


画像



パンフレットを自腹で買ったのは、自分の書いた応援文が載ったDynamite!!2008以来です。
なんで買ったかといえば、笹原さんがツイッターで、「DREAM史上最高のパンフレットです」
と自信満々にツイートされてたので、そう仰るなら…と買ってみたのですが、
他の大会のパンフレットを買ってないから、比較のしようもなかったという(笑)

とりあえず青木vs川尻予想のトリ、ジャン斉藤編集長の予想だけでも価値はあったかなと。
もちろん考察文も素晴らしかったですが、他の人の予想の腰を砕く一文は笑ったし、
結果的に予想の中で一番的中してた気がします。

それでは以下より、本編の感想に。



オープニング

煽りも良かったけど、それより青木真也と川尻達也の握手には感傷的になりましたね。
何よりも、「あの」青木真也の方から握手を求めるなんて…。
ベジータがカカロットに握手を求めたぐらいの衝撃ですよ!(笑)
(王者なんだから立場的には青木真也がカカロットの方だとは思いますが)
そしてこの握手が、またメインの試合へ伏線にも繋がりました。



第1試合 ○中村和裕 vs ×カール・アモーゾ

まさに、「This is 中村カズの試合」
いや、悪い意味じゃなくて、「これだよこれ!」という気持ちも込めて、です。
戦極でもこういう試合をやってたはず(ってか見てたし)ですけど、
改めてDREAMで見ると、1R10分の部分も含めて、思い出を振り返る契機になりました。
「PRIDEはもう忘れろ!」という意味合いでは、中村カズのこういう試合も、
これが一つの節目になって、ここからは秒殺のカズと呼ばれることを期待なんですが、
おそらく中村カズの試合は、今後もこういう展開になるとは思うんですけど(笑)
アモーゾもアグレッシブで良かったので、機会があればまたチャンスをあげて欲しいです。



第2試合 ○石田光洋 vs ×DJ.taiki

DJはなんか良いなぁ。
試合は、ほとんど何も出来なかったと言っていいに等しい内容でしたが、
妙なキャラと妙な存在感があって、個人的には好きですね。
エア氷室は別に好きではないけど、生で見たら吹かずにはいられない空気でした(笑)

石田くん(年齢的にくん付けは失礼ですが、石田選手は「くん」付けがよく似合うので)は、
自分の試合をやりきったという感じですね。最初にタッチを求めにいって、
無視されて奇襲される姿にはヒヤッとしましたが、それ以外は安定してました。
次は石田vsウォーレンとか、今回流れたらしいけど石田vs小見川は見たいです。



第3試合 ○小見川道大 vs ×ジョン・ヨンサム

小見川選手はオーラが出てきて、煽りでも凄くカッコ良く映ってましたね。
「DREAMフェザー級は全員クソッタレだ!」という煽り方も見事です。
ついでに、ゲスト解説の高谷選手のキラーモードも良かったです。
他の解説では存在感なかったけど、これだけでも呼んだ意味はあったかなと。

試合は苦戦したと言っていいのか、無名の韓国人選手が頑張ったと言った方がいいのか、
まぁ、もともとの勝負論は薄かったので、勝敗自体は予定調和でしたが、
小見川選手の強さは見られました。予想では石田vsヨンサムでも良いのでは?
と書きましたが、じゃあ石田くんが一本で勝てたのか?と考えると、
なかなか難しい相手だったと思いますし。煽りで言ってたように、
タイトルマッチじゃなくて構わないならば、キャッチウェイトでのビビアーノ戦は、
次の9月であるかもしれませんね。63kgならビビアーノvs高谷の方が可能性高いでしょうが。



第4試合 ×メルヴィン・マヌーフ vs ○水野竜也

いやー、これは見事にカードとシチュエーションが嵌りましたね。
水野選手は、負けたら結局は「日本人のライトヘビー級が居ないからお呼ばれした」という
印象だけで終わったと思いますが、勝ったことで盛り上がったし、次に繋がりました。

試合内容も、序盤劣勢で「これはもうダメか…?」という状態から、
乾坤一擲のテイクダウンを奪うも、一本が取れそうで取れないもどかしさ、
またしても襲ってくるパンチの雨あられに対して、逆にパンチを当てて、
最後は今度こそ一本を取るという、力が入る見所満載の展開だったので、文句なしでした。

試合後のマイクも、優等生のお手本のようなマイクアピールでした。
「クソ高いチケット」を軟らかくした「高いお金を払って見に来て下さった皆さん」も良かったです。
マヌーフも負けたけど、本当に勝っても負けても見せ場を作る選手なので、
呼べるなら毎回呼んだ方が良い選手ですよ。それまでの試合が躓いてても、
マヌーフの試合が組まれてるだけで、確実に一つは沸くポイントになりますからね。



第5試合 ○ゲガール・ムサシ vs ×ジェイク・オブライエン

ムサシの天誅でござる!
大幅な契約体重オーバーで、谷川さんから「あのバカ」という呼称を頂戴したオブライエンが、
キング・モー戦にて、ムサシのウィークポイントとして見られたタックル耐性に付け込み、
いきなりタックルを仕掛けた所を、ムサシが切ってチョークで秒殺。

普通の試合だったら、物足りない結末にも見られる内容だったと思いますが、
オブライエンの経緯があったので、ムサシの秒殺には胸がスッとしましたね。
これでオブライエンが勝ってしまったら、色んな意味で興醒めですし。
まぁ、水野目線で見ると、次にムサシというのはあまりにも厳しいですが(笑)



休憩明け

宇野薫がフェザー級に落してDREAM参戦決定。
これでフェザー級が急激に分厚くなったと言って良いでしょう。
これだけ揃えば、65と61(60)に分けても大丈夫でしょうね。
選手にはそれぞれ悲喜こもごもが生じそうですけど、賛成の人が多いとは思います。



第6試合 ○J.Z.カルバン vs ×菊野克紀

「幻想」というワードを視点にすると、非常に勿体無い試合だったという印象です。
お互いの幻想が消えたわけではありませんが、菊野幻想は高まらず、
かといってカルバン幻想が復活したわけでもないという。

序盤の激しい交錯は緊張感があって、1R中盤は「これはカルバンをKOできるんじゃ?」
と思うぐらい菊野選手がスタンドの攻防は支配してましたし、
テイクダウンされてもすぐ立ってたので、流れは悪くありませんでしたが、
2Rは「MMA」で、カルバンにしてやられた感じですね。

一つの試合としてみれば、内容は見応え満載で面白かったし、
見事なカルバンの戦略勝ちとして讃えるべきものだったと思います。
が、いかんせん、この試合は煽りにあったような「幻想」を期待してたので、
その部分で、もどかしい気持ちが先行したのは偽ることが出来ません。。
判定に関してはkamipro座談会でも語られてましたが、1R10分、2R5分だから、
判定する側も、見る側も見識が統一できてない感じがしますね。
この試合も15分を3Rのマスト方式で見ると、菊野に入るのもおかしくはないと思いますし。

菊野選手の次はDEEPで防衛戦でしょうか。
また幻想を溜めて、DREAMとタイトルマッチ戦線に絡んできて欲しいです。
カルバンも、次はストライクフォースっぽいけど、日本にもまた来て欲しいですよ。
カルバンvsアルバレスとか(できれば日本で)見たいですし。



第7試合 ○青木真也 vs ×川尻達也 (ライト級タイトルマッチ)

煽り、入場と、試合までの雰囲気は完璧に創られた中で、
試合そのものは何の装飾もなくファーストコンタクトで決着が付きました。
一方が一方を何もさせないままタップを奪うという衝撃の決着が。
生で見た瞬間は「うわぁー!」という感じでしたね。
青木真也が勝った喜びや、川尻達也が何も出来ずに負けた虚しさでもなく、
ただ、ひたすらに「凄いもの見た」という感嘆だけでした。

試合までのプロセスや盛り上がりに対して、決着の呆気なさと残酷さという意味では、
小川vsヒョードルに近いものがありますが、それ以上の感傷はありました。
(ちなみに何度か書いてますが、私は小川vsヒョードルは思わず笑ってしまうのですが、
ヒョードルが小川の幻想を全部奪い去った試合に見えるからです)


これこそが闘技の残酷さであり、また美しさではないかと思います。
そして勝った青木さんから、まさかの結婚宣言が!
PPVで見るとこの宣言に対して、客席からツイッター上の某宣言へのツッコミ野次が、
音声に入っちゃってましたが、あれは色々と大丈夫なんでしょうか(笑)
とはいえ、勝手ながら一番そういうものから遠いイメージだった男の結婚には、
その野次を思わず送ってしまった人の気持ちも少しは分かります。

これにてPRIDE幻想だけでなく、青木真也の○○幻想(ご想像にお任せ)も終焉…。
ってそれとこれを一緒にしちゃあおしまいよって感じですが、
とにかくこの試合を決着…ではなく始まりだとするならば、
大会の前日に「耳をすませば」を見て思ったことを改めて叫びたいと思います。

これで終わり?まだ始まってもいねぇよ!!

勝った青木真也にも、負けた川尻達也にも、自分自身に向けても当てはまるかなと。
この大会後に改めてカントリーロードを聴きたくなりました。
帰りたいけど、帰れない。だから前に前に進むしかない。



総評

格闘技は時に無慈悲で残酷だけど、だからこそおもしろい!!

と、ヒョードル敗戦、秋山敗戦、そしてこの大会のメインイベントを見て思いました。
ヒョードル敗戦により、MMAの歴史上最大であった幻想が消え,
秋山敗戦により、セルフプロデュースとヒールが築き上げた異物感も消え、
青木vs川尻により、PRIDEの幻想(幻影)にも一区切りをつけた感があります。
その結果によって失った物もありますが、破壊なくして創造もなし!ということで、
何かの終わりや決着によって、新しい面白みや楽しみ方も生まれるのではないかと。

挙げた3試合、どれも敗者の視点に立ってみると、それぞれに切なさと喪失感があります。
ヒョードルの敗戦は改めて60億分の一幻想が終わってしまった敗北でしたし、
秋山敗戦に哀しさはなくても、魔王と呼ばれた男すら、アメリカの中堅選手相手に、
引き立て役になって現実の姿を曝け出してしまう姿は切なさもありましたし、
川尻の敗戦は、全てを賭けて挑んだ一戦で何も出来ずに負けたことは、
想像を絶するものがあります。どれも、格闘技の残酷さがもたらした結果でした。

世間はワールドカップで盛り上がってたみたいで、
それには全くと言っていいほどリンクしてなかったわけですが
比べ物にならないほど偏屈で小さなコミュニティの世界であれ、
「オレ達のMMAワールドカップ」で盛り上がったので、それで満足です。



以上、好き勝手な長文を読んで下さった皆さん、ありがとうございました。
次回の観戦大会、観戦記共にちょっとまだ未定ですが、
また次の機会でも宜しくお願いします。


※以下、超個人的な余談

7月15日のkamipro Ustプレゼント企画で、今年上半期のMVP、ベストバウト予想が的中し、
私が商品券を頂けることになってしまいました。ありがとうございます!
商品券を頂けること以上に、一読者として変態論客の方々の趣向と一致していたことに、
嬉しさを感じます。ベストバウトはともかく、MVPはkamipro界隈だけの支持でしょうしね。
あ、もちろん商品券も喜んで頂戴いたしますが(笑)
ということで、いずれブログ・ツイッターにて後日談を載せる…かも?

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