月の騎士の戯言

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zoom RSS ヴァンパイア騎士 原作編【第25回:悲劇とコメディと純血種7家系】

<<   作成日時 : 2010/05/22 08:56   >>

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今回は久しぶりの原作編です。(ただし、記事には第六十夜までの内容が含まれてます)


せっかくなので、ツイッターでつぶやいたヴァン騎士(140文字)まとめを最初に掲載します。
(原文まま)


ヴァン騎士(140文字まとめ):天然のん気姫を争い、
黒き変態魔王と白き哀愁騎士が織り成す、血と愛と悲しみの物語。
それは誰かにとっての幸福であり、誰かにとっての不幸。
戦いの果てに、温い結末はありえない!
でも、面白ヴァンパイア達とツンデレハンター達のハチャメチャ劇もあるぞ♪



如何でしょう?無い知恵絞って、どうにか140文字以内にまとめてみたのですが。
どっちかと言えば、ダラダラと書いてしまって簡潔に表現することは苦手なので、
これはなかなか良い訓練になりますね。機会があれば、別の対象でもやってみたいです。

では、以下より3つの視点でヴァン騎士を考えていきます。



悲劇として視るヴァンパイア騎士


今更釈明する話でもありませんが、当ブログはヴァンパイア騎士を、
おもしろおかしく弄ったりツッコミを入れる方向性で楽しんでいます

たまに突然物語の先行きなどを考えたり、真面目な展開になってるのに、「変態」とか「ツンデレ」とか
書いてることに、後ろめたさや恥ずかしさを抱くこともありますが、基本姿勢は変わりません。

しかし、一歩引いた目線で見てみると、ヴァンパイア騎士は救いのようのない、
深い哀しみに包まれた物語であることが明らかになる
のです。
そういう目線で見るのが本来の楽しみ方であって、「今更!?」という感じかもしれませんが、
各キャラを悲劇的な目線で見ていくと、違った深みが味わえそうなので、書いていきましょう。


まず言わずもがなですが、ダブル主人公の一人零は、見た目はっきりと報われてません。
零の不幸物語を書き出すと収まりがつかなくなりそうですし、その件に関しては、
ヴァン騎士を読んでいる皆さんは、私なんかよりも、とっくによくご存知だと思います。

もう一人の主人公枢も、当ブログでは魔王だ変態だやりたい放題好き放題だと書いてますが、
過去を遡ったり、真面目な見方をすれば、業を背負った哀しい存在には違いないです。
彼には彼の「優姫を手放せない理由」が在り、それが異常性となって現れているのでしょう。

ヒロイン優姫も、やはり同じく悲劇的な生い立ちを運命に翻弄され、
そして、零と枢の偏狂な愛に挟まれ、悩み続けています。
性格上、不幸感は出てないので、アイドルとの天然暢気なやり取りの方が印象に残りますが。



主役3人だけでなく、脇役達もそれぞれの不幸を抱えています。
当ブログでは、ほぼ笑いのタネ的な扱いになってるアイドルこと藍堂だって、
枢にいくら尽くして慕っても、良くて駒扱い、大抵邪魔者扱いです。普通に見れば不幸でしょう。

もう一人、枢を慕ってる瑠佳は、藍堂に比べれば吹っ切れて割り切ってる感もありますが、
依然枢のお膝元に居るわけで、隣にいる架院の気持ちにも気付いてないわけで、
これが二人を主役にしたラブストーリーだったら、悲恋物語間違いなしです。


枢と唯一対等に話せていた一条は、まだ真意は分かりませんが、
枢の側を離れて、更の側にいる状態ですが、理不尽な受難を受けてることに変わりません。

支葵と莉磨は、第一部で色々なことに決着が付いたのもあって、他の人達に比べれば、
不幸度は低くなったように見えますが、一条が側にいない寂しさはあるでしょうし、
立場はあるけど枢に忠誠を誓ってないだけに、安住までには到ってません。

そして、ハンター達を中心とした人間側も、ヴァンパイア達の行動に頭を悩ませ、
それぞれの恐怖と不安によって、ピリピリした雰囲気になっていますし、
誰も暢気に安穏と暮らしてないはずです。よりちゃんだって、進藤さんだって。(委員長は?)


結論として、このヴァンパイア騎士の世界では、真っ白な幸福に包まれている主要キャラは、
たぶん誰一人として存在しない
のです。だからこそ、物語全体が哀しい雰囲気に包まれ、
不幸と不幸がぶつかり合う時、波紋や衝動が広がって、軋轢が生まれてしまうのではないかと。




ラブコメディとして視るヴァンパイア騎士


…と、悲しい物語としての視点で書いた矢先に、今度は「ラブコメディ」として考えてみます。
ただし、この作品の「ラブ」はコメディ要素になったり、ならなかったりします。

例えば零から優姫へのラブは、全く持ってコメディにはなりません
ひたすらに、重く、苦しく、切ないものです。「ラブ」という言語も適切ではないかもしれません。
しかし、逆に枢のラブは、私にはコメディとしか見られません
女性の方の中には、「ステキ!カッコイイ!私もあんなこと言われたい!」とか思う方も、
いらっしゃることは分かっていますが、私にとってはツッコミネタの最大燃料です。

藍堂の枢へのラブとか、委員長の瑠佳へのラブは、完全に狙ってコメディですよね。
瑠佳の枢へのラブは、かなり微妙な所だと思います。基本的にはコメディですが、
一少女漫画として、瑠佳目線で見れば、どちらかと言えば零に近い気もします。


あと、コメディとして見てしまうのは、私が少女漫画的な世界観に慣れてないのに加えて、
(まあ、ヴァン騎士に触れる前と比べれば、免疫が付いたと思われますが)
ヴァン騎士の恋愛観は、真面目なのかネタなのか分からない曖昧故の面白さもあります。
ドラマCD等では、出演人物ほぼ全員がボケとツッコミに徹してくれているので、
あれは「ラブコメディ」という枠を超えて、「ギャグ」の域に達している気もしますが。

結論として、ヴァン騎士は「悲劇」なのか?「ラブコメディ」なのか?と問われれば、
どちらでもあると私は思いますね。どっちでも見れるから面白いのであって、
悲劇だけだったらツッコミは入れられないし、ラブコメディだけだったら物語に緊張感がありません
ということで、そんな悲劇的ラブコメディを、今後も好き勝手に楽しみたいと思います。




純血種7家系を勝手に分析


第六十夜までの時点で分かっている純血種7家の現在状況を、
独断と偏見のみで分析してみたいと思います。
(ここはこうでは?みたいな意見がありましたら、お気軽に異議を申し立て下さい)



玖蘭家

権力:★★★★★
危険度:★★★★★
魔王絶対度:★★★★★(リミット超え)

純血種の中でも君主的存在と言っていい、もはや説明不要の玖蘭家です。
権力も危険度も当然ながら最高値ですが、それを超えて魔王の絶対政権感は凄まじいです。
優姫も一応玖蘭家に属していますが、全権はほぼ魔王一人が握っていますよね。
他の純血家が束になってかかって、ようやく張り合えるかどうかという感じですね。
魔王が揺らぐとすれば、やはり優姫絡みであり、それが唯一のウィークポイントかもしれません。



緋桜家

権力:★☆☆☆☆
危険度:★☆☆☆☆
紅まり亜再登場度:★★★☆☆

第一部で閑が死亡して以降は、ほとんどの力を失った状態になってると思います。
紅まり亜が正式ではないにせよ、唯一の緋桜家の生き残り的な存在と言えるでしょうか。
第二部の登場は約束されたわけではありませんが、動くとすれば彼女が主導になるはず。
その動機が一縷の仇討ちならば、あるいはハンター側にまわる可能性も…。



白蕗家

権力:★★★★☆
危険度:★★★★☆
シルクさんの補佐苦労度:★★★★★

第一部では、その他大勢程度の存在でしかありませんでしたが、
第二部になって、白蕗更こと「女帝」が急速に存在感を増してきています。
表立っては魔王に歯向かってはいませんが、閑やゲスさんとは違った方向で、
その絶対政権を崩すそうと隠密(といっても魔王にはバレてるっぽいけど)に動いてる様子です。
最近では、優姫や零にまで牙を向き出してるし、どこまで化けるか要注目ですね。
おまけに、元魔王の側近兼友人兼癒し担当のシルクさんを拉致してるので、
シルクさんが女帝のところに居残っている真意によっても、パワーバランスは変化しますね。



黄梨家

権力:☆☆☆☆☆
危険度:☆☆☆☆☆
あっさり退場度:★★★★☆

せっかく名前が出てきたのに、あっさりと女帝に襲われて、登場した姿が砂だったという、
あまりに不憫な女帝のかませ犬扱いな登場、扱い、退場でした。
よって、現時点では権力も危険度も全くないです。残党がいれば話は変わってきますが。
しかし、厳しいことを言えば、女帝の策略に嵌って、こんなにあっさり殺られてしまうなら、
魔王が居る世界で今後生き残るのは厳しかったと思うので、ある意味仕方ないですかね。



標木家

権力:★★☆☆☆
危険度:★★★☆☆
謎に包まれ度:★★★★★

当主が長い眠りにつき、番人っぽいキャラ(名前不明)がそれを守って居るようで、
権力争いに加わる気は無いらしいですが、誰かがそれを無理やり起こそうとしている様です。
ワイルドと瑠佳を偵察に送って居るので、枢が起こそうとしてるわけではないと思われますが、
他の純血種が、権力争いを有利にするために標木の力を借りようとしているのでしょうか?
だとすれば、眠っている当主はかなりの力を持っていそうですが、今の所ほとんど謎ですね。



橙茉家

権力:★★★★☆
危険度:★★★★★
「報復」フラグ度:★★★★★

当主の名前は判明していませんが、いきなり優姫を傷つけ、魔王を「ガキ」と呼びつけるという、
普通のザコキャラだったら、1話で退場確定のとんでもない登場をしてくれました。
魔王のことを「ガキ」と呼んでますが、魔王は魔王で「餓鬼」と呼んでいるし、
どっちが年上で、どっちの権力が上なのかも、まだよく分かりません。
可能性は低いでしょうが、もしかしたら玖蘭家よりも格上の家柄だったりして…。
まあ、普通に口が悪いだけで、予想としては女帝と同階級ぐらいだと思われますが。



菖藤家

権力:★★★☆☆
危険度:★★☆☆☆
当主の落ち着き度:★★★★☆

他の純血種家は、「どうしてやる事がめちゃくちゃなんだ!」(シルクさん談)な奴ばかりですが、
今の所表面上は、菖藤家の当主イサヤさんは、わりと分別のある大人のヴァンパイアっぽい
雰囲気と態度
を示しています。久しぶりの「食事」に飢えていた辺り、純血種の定めとして、
抗えない部分もあるかもしれませんが、それでも他が他だけに、随分まともに見えますね。
今後、このまま静観を決め込むのか、玖蘭家側、反玖蘭家側に付くのか、動向に注目です。



さて、次回のヴァンパイア騎士は、6月5日に第六十一夜の感想を投稿予定です。
その前に、5月末ぐらいにツイッターの方でも、一言感想をつぶやくかもしれません。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
悲劇とラブコメ。
この組み合わせでなければ、騎士さんの目にはとまらなかったかもしれないですね。良かったです!

イサヤさんはなんかどっちにもつかない…気がします。
あえていうなら、優姫のこと思い出すかなぁ、とか。

最新号がもう書店に並んでいるようですね。
なにやら、今号は優姫が悲惨なめにあっているようです。魔王によって。かわいそうなほどらしいです。うー気になる。
ダン・トーマス
2010/05/22 11:17
ダン・トーマスさんコメントありがとうございます。
目に止まったのは、作品名に「騎士」が入ってるからという、
とてつもなく適当な理由なんですが、二つの要素があったからこそ
2年以上も作品に、飽きずに触れてこれたのかなと思います。

確かにイサヤさんは優姫のことなんて、
良くも悪くも眼中に無さそうですね(笑)
もしかしたら、魔王のこともあまり興味ないかも?
だとしたら再登場なしもありえるかもしれないですね。

最新号は今日このあと買ってきます!
悲惨なめですか…どういう方向に悲惨なのかですね。
ひよこ豆を超えるネタ的な衝撃に期待したいです(笑)

あ、そうそう。以前ダン・トーマスさんに
オススメして頂いた小説を読みましたので、
明後日の当く記事に、簡単ですが感想を書かせて頂きました。
先にご報告までにー。
月の騎士
2010/05/24 14:20

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