月の騎士の戯言

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zoom RSS 解凍2(2008/1/25) 『ドラえもん』

<<   作成日時 : 2008/01/30 08:41   >>

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あんなこといいな、できたらいいな♪から十数年。

十数年経っても、ほとんどのことができてもいない私が見て良いものなのだろうか。
とにかく、企画とはいえ真剣にドラえもんを見ることになった。
正確にいつ頃から、ドラえもんを見るのをやめてしまったのか定かではないが、
30分間フルで真剣に見るのは、約10年ぶりぐらいだと思う。
ドラえもんが最も身近にあった時期もはっきりとはしないが、思い出すのは、
大晦日にドラえもんの2〜3時間スペシャルを見ていたことで、あの頃が一番はまっていた。


そんなことを走馬灯のように思い出しながら、19時2分前にテレビをつけた。
いくつかのCM後、仰げば尊しがラップ調の曲になっているという、
大和龍門の替え歌以来の衝撃を受けたCMが流れた直後、ドラえもんは始まった。
約10年ぶりという感慨深さよりも、タイトルコールさえなく話が始まったので、
「あれ?もうOP曲終わってたのか?」という疑問の方が先であった。

そんな疑問を抱きつつ、画面には紛れも無い現代版のドラえもんが放送されている。
どこからどう見てもドラえもん以外の何ものでもないものを、
ドラえもんではなく犬として認識し、今更喋っただけでびびるのびたや、
裏山に飛んで行くのに、タケコプターを使わず、妙ちくりんな道具を使うことなどに対し、
決してツッコミを入れてはいけない。入れたら負けかなと思っている。
そんなツッコミをすることはドラえもんを見る資格が無いのだ。
つっこむな、つっこむな、つっこむな・・・。

そんなことを頭の中でグルグル考えている内に、突如OPが始まった。
どうやら、見逃したのではなく、こういう手法らしい。
OP曲は予想通り、私には1フレーズも口ずさめないものであった。
だが、これが今の子供達にとって、後の10年殺しの曲になる可能性は十分あるわけで、
そういう意味では、歌詞一つ取っても大事であり、妙に神妙な気持ちで聞いてしまった。


OPが終わり、タイトルコールになった。
しかし、この道具、非常に恐ろしい。
何という簡易キマイラ作成道具だろうか。
特に魚と合体した場面は気持ち悪さに、若干の寒気すら感じた。
子供はこれでも可愛いなどと思うのだろうか?
子供だからこそ、トラウマになるような怖さが植えつけられる気がするが。

あのまま元に直らず、本当に釣られてフライされて食べられたら、
19時という時間に放送してはいけない、極上のブラックエンドの完成である。
しかし、ドラえもんは、想像する程の子供向け一辺倒の作品ではなく、
どこか、ブラックユーモアも感じられる作品だったはずで、少し期待してしまった。
まあ、さすがにフライにして食べられたらユーモアですらないが。

更にラストは、3人の合成生物(のびた、ドラえもん、しずかちゃん)が生まれた。
これは笑い所なのかもしれないが、普通に合体してしまう発想や、
3人の心が共存する恐ろしさと、見た目の気持ち悪さで、普通に怖かった。
解凍一番、いきなりとんでもない話を見せられた気がする。
よりによって、10年ほどの年月を経て、たまたまみた回がこれとは、
偶然にせよ、出来すぎのビッグインパクトを与えてくれた。
ドラえもんを侮ってはいけないことを理解したが、それは後半更に思い知る事になる。


後半は、のびたが何かをやろうと計画するも、すぐに投げ出すという、
ありきたりであり、安心できるパターンから始まった。
ドラえもんが「強い石(意思)」というダジャレ以外の何ものでもない道具を出すが、
今に始まったことではないので、ここも華麗にスルーすべきである。

しかし、話は思わぬ方向に転がる。
調子に乗ったのびたが、道具を悪用することを想像していたのに、
この道具はドラえもんの手にも負えず(ポケットに入れても駄目なのは衝撃的だった)
悪いこともしていないのに、最初から酷い目に合う展開となった。
途中、しずかちゃんのお風呂シーンに遭遇するというお約束があり、
(どこでもドアが出た瞬間に察する私の洞察力も、捨てたものではないかもしれない)
ここでのびたは、不法侵入、覗き、窃盗、女装(最後は犯罪ではないが)を犯すが、
1時間走りきった努力に評して、今回ばかりは許してやりたい気持ちになった。
PTAも見逃してやって欲しい。(これぐらいは今でも許容範囲とされているのだろうか)

その後、ジャイアンの家に駆け込んだ時の、ジャイアンの反応は実に素直であった。
そして、のびたを見返りも無く助けてやろうとする姿勢は、
映画版のジャイアン並に優しく見えた。今話に限ればスネ夫の方が嫌な奴である。
ジャイアンに腰巾着をしていない時のスネ夫らしい展開ではあるが。

1時間走ったのに、のびたらしいミスで1年間走り続けるという拷問を課せられ、
前半に続き、一歩間違えれば秀逸なブラックなオチも作れる展開であったが、
そこはもちろん「ドラえもん」であるので、当然ながら解決して終わった。
不二子A先生だったら、1年間走り続け、ズタボロになっていくのびたを書くだろうか。
ラストの、のびたの悟ったような格言も侮れず、上手い事を言っている。


正直に言って、見る直前になって「なんで今更ドラえもんを見ようと思ったのだろう」と、
ジャンプを買う前以上に、高揚感皆無の沈んだ気持ちになっていたが、
見ている最中は、ジャンプを読んでいる時より真剣で、そして面白かった。
ワインでも10年熟成すれば、相当な高級品になるのだろう。(たぶん)
私が毎週見ていた頃とは、絵柄も声優も異なるドラえもんであったが、
「これはドラえもんじゃない」等とは全く思わず、むしろ、ああこれがドラえもんだったなという
懐かしさと、こちらの思惑を裏切る展開に魅せられてしまった。

さすがにこれから毎週見るのはしんどく、飽きもまた来てしまうと思うが、
また10年後に見たら、更に熟成されたドラえもんが見れるのかもしれない。
ドラえもんを見ながら死ぬのであれば、安らかに永眠できるような気もする。
ドラえもん恐るべし。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ついにみんゴルに動きがありましたね
2/7にお手合わせお願いします
アルバトロス赤木
2008/01/30 20:40
PS3のメールの方にも送って頂いたようで、
わざわざありがとうございました。
後は当日不都合がないことを願いましょうw
ではでは、こちらこそよろしくお願いします。
月の騎士
2008/01/31 08:38

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